Palmax 苦労日記

PD-1000 / PD-1100 とすごす日々の記録

[Palmax 苦労日記ダイジェスト]/[Palmax 苦労日記コンプリート]

このページにはかなり古い情報が含まれています. 古い情報を信じてお金をつかったり講釈を垂れたりすると, 損をしたり恥をかいたりします. 最近のことは「ペンな掲示板」 などで確認されるとよいでしょう.

上の方が過去,下の方が最近です.

■1998年 11月 5日

ついにゲット!

あこがれの Palmax PD-1000 を買ったのだ. 台湾製で日本ではなかなか手に入らないのだ.

T-Zone に電話して「Palmax PD-1000 あります?」と聞いたらビンゴ! T-Zone ミナミ館(のちの T-ZONE 本店) 5F 輸入 PC 売り場にて 128,000円 だという.いくつか問題があって展示はしていないが問題について了承するならば売ると言う.

さっそく仕事場を早退,秋葉原へ.

使う者を選ぶマシン

店員さんがしつこく強調することには:

まあ,なんとかなるさ.そう思った.「OK です.了承するから売ってください.」

消費税込みで 134,400円.以前持っていた カシオペア 2台 を Sofmap に売り払って得た 4 万 7千円も ちゅうちょなく投入した.

(ここで示した価格,条件などは当時のものです.T-ZONE はその後 1999年3月に PD-1000 を完売,以後,入荷していません.)

妄想モード

帰り道はうきうき.

「何をインストールしようかな.Fusion, BeOS, Linux, そうだ,B-TRON なんかもいいよな.」

はやくも当初の目的を忘れ妄想モードにはいるわたくし.違うのだ! OS のインストールで遊ぶのが目的ではないのだ! スケジュール管理やら出先でのメールの読み書きとかメモなどに使うのだ!

(OS の入れ替えについてはかなわぬ夢であることがのちに判明.ペンのデバイスドライバがないのだ. MediaGX 特有のグラフィクスドライバ,サウンドドライバも問題. Linux についてだけはノウハウが 公開されている.)

期待と失望

自宅で初運転.プリインストールされた Windows 95 (英語版)が立ち上がる.

しかし!?

ペンでさしたところとマウスポインタの場所がずれている.調整もきかない.おまけに,マウスポインタがケイレンでもしているかのようにブルブルふるえている.(のちに解決)

PHS の PC カードをさしても認識すらしない.そもそもささったような手ごたえがない.なぜ?(のちに解決)

ちょっと力を入れたらバキッと音がして,ケース(外装)の一部が外れてしまった.部品が欠けたわけではないのでもとには戻せそうだ.でもうまくいかない.ちから加減がよくわからない.(のちに解決)

一時は本当に返品しようかと思った. 業界最悪の欠陥商品と言われた 「カシオペア A-51V」を買ってしまったときに 匹敵するくらい落胆した.

この日はそこまで.あきらめて寝た.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : 027aeng
CPU : 120MHz
RAM : 32MB
Windows 95 英語版

■1998年 11月 6日

ペンが死んだ

思いあまってペンのドライバをアンインストールしてしまったらしい.

画面をタッチしてもうんともすんともいわない! こりゃしまった!

バックアップはとっていない! えらいこっちゃ!

Windows 95 はマウスがなくても使えます.

ペンが使えなくなってしまったので,とりあえず「マウスキー」で操作.

うおー!究極使いにくい! こんなんやってられるかあっ!

もう,寝る.

■1998年 11月 7日

ピンチヒッターはマウス

仕事場の DEC のマウスを引っこ抜いてポートモジュール経由で Palmax に接続.これでなんとか使えるようになった.

PC カード認識成功.

PC カードが認識されなかった理由が判明.

カードを裏返しの状態でさそうとしていたからだった! そりゃだめだわ!

ああ,はずかし.

ダイアルアップ成功

最初は,PHS カードを認識してもモデムとして動いてくれなかった.

モデムのコントロールパネルを開いているときに PHS カードをさしたら,以降問題なく使えるようになった.なぜ?
(その後,同様のことは起きていない. 普通なら,挿せば問題なく認識する.)

ちょうしにのってダイアルアップでインターネットに接続成功.

ペン復活

Palmax 社のウェブサイトにつないで,サポートページからペンのデバイスドライバをゲット.

インストールしたらふたたびペンが使えるようになった.

しかもなんだか気持ちいいくらい調子がいい!今度は調整もばっちりうまくいった.

ドラッグするときだけあいかわらずマウスポインタがブルブルふるえるが,きっとこれはこういうもんなんだろう.抵抗膜方式のタッチパネルでそんなに精度が出るわけない.

(追記.同じ抵抗膜式でも 富士通高見澤コンポーネント のタッチパネルはとても精度がよいことをあとで知った.)

ケースも復活

外れたケースは,気合いとともにはめ込んだらだいたいなおった.一部,はずれたままの部品もあるが,もう気にしない.

安眠.

■1998年 11月 8日

休息

日曜日なので一日中寝ていた.

■1998年 11月 9日

デジタルカメラのデータを取り込み

仕事場でいきなり言われた.

「デジカメでこのモノをとって,マックのフロッピーにいれてくれないか.すぐ.今日中.」

デジカメはあるけど,どうやってマックに持っていくかが問題だった.パソコン用の接続ケーブルは別売なので買っていなかったのだ.PC カードアダプタならあるからそれを使うしかない.

仕事場で PC カードアダプタがささるのは木本の Palmax だけだった.

Palmax にはネットワークカードもささっていない.シリアルケーブルもない.かわりに PHS カードがあるからそれを繋ぐしかない.

仕事場に送信するには,メールか FTP だ.どちらも Palmax には標準で入っていたらしいのだが,ないものと思い込んでいた.FTP クライアントをさがす.

ぜえ.ぜえ.もうひといき.

40 分近くかかったかな.Palmax にイーサネットの PC カードでもささっていれば苦労はなかったのだ.今度買おう.あーまた出費が.

■1998年 11月 10日

電池

サスペンド状態にして 数時間置いておいたら電池が切れてうごかなくなってしまった.

こんなにすぐ電池がなくなるとはおもわなかったよ.とほほ.

■1998年 11月 11日

ハイバネーション?

普通のサスペンドとは違って, メモリの内容をハードディスクに書き出して電源を切り, 次回の立ち上げ時にはハードディスクの内容をもとに 高速に復帰する機能があることに気付いた. 「Suspend to disk」とか「Save to disk」とかいう名前の機能で, [Fn]+[F2] を押すとその機能が働く.

これが,リブレットでいうハイバネーションとかいう機能だろうか.

これなら使っていないときは電池は消耗しないようだ.

■1998年 11月 12日

日本語でウェブを見る

Palmax にプリインストールされていたのは英語版の Windows 95 . したがってそのままでは日本語のウェブページは見ることができない. しかしマイクロソフトの Internet Explorer は, OS が日本語でなくとも日本語が表示できるオプションがあるのだ. それをダウンロードしてみた.

あっけないほど簡単に日本語が読めた. IE の中でだけ,日本語の入力もできる. しかしフォントが「MS Gothic」しかつかないのがいただけない. せめて「MS P ゴシック」にしてほしかった. いまどきだれが好き好んでプロポーショナルでないフォントなぞ使うものか.

[ 日本語表示スクリーンショット ]

[ 日本語入力スクリーンショット ]

ペンをなくした

駅から自宅までの 10 分の間に,付属のペンをおとしてしまった. 別に付属のペンでなくても,指の先でもやきとりのくしでもなんでもいいのだが, かっこわるいぞ.

懐中電灯をもって夜の道をさがしたけれど,見つからなかった. しくしく.めそめそ. そういえば,ザウルスのペンも,カシオペアのペンも 3 本くらいなくしたよなあ.Palmax ってスペアのペン売っているのかなあ.

■1998年 11月 13日

なくしたペンを発見

朝になってから駅の近くをさがしたらすぐ見つかった.ああ,よかった.でもここは昨日の晩に懐中電灯で念入りにさがしたところだったんだけどな?

Palmax のライバルを見に行くつもりで路頭に迷う

COM Japan という展示会で,富士通のペンを積んだノートパソコンが出展されているというので,見にいこうとしたのだが.幕張メッセについて「あれ?おかしいな」それもそのはず.会場は幕張メッセではなく東京ビッグサイトなのだ!

電車にのりなおして東京ビッグサイトに向かうつもりが,今度は反対方向の電車にのってしまった.

結局その日はあきらめてかえりました.われながらまぬけだ.

■1998年 11月 16日

日本語メールがよめる

マイクロソフトの Outlook Express で 日本語メールを読むことができた.

Internet Explorer 用の日本語化キットは Outlook Express にも 有効なのだ. しかしどういうわけか Subject だけは日本語で表示されない. 日本語で書かれた標題はまったく読めない.まあ,気にしない.

送信のテストはしていないが, 日本語の文書の作成はできそうだ.

[ スクリーンショット ]

(追記.サブジェクトだけ日本語で表示されなかったのは たぶん,Windows のフォント設定が英語版デフォルトのままだから. 「画面」コントロールパネルの「デザイン」で日本語フォントを指定すれば よかったのだろうと思われる.20020609)

■1998年 11月 19日

プロポーショナルフォントもあった?

Outlook Express の画面をよく見たら, プロポーショナルフォントで日本語が表示されていた. 11 月 12 日に,「プロポーショナルじゃない」うんぬんと 書いてしまったが,あれは勘違いということか.

あらためて Internet Explorer のほうでも 試してみると,ほとんどのサイトは プロポーショナルでは表示されないが, 木本が自分で作ったページはちゃんとプロポーショナルで 表示されている.なぜ?

■1998年 11月 20日

Palmax のライバルをこの目で見る

COM Japan で見損ねた,富士通の ビブロ MC を,新宿のカメラ屋の店頭でいじることができた. タッチパネルの精度は Palmax よりずっといい!

くやしいけれど値段のぶんをさしひいても Palmax よりビブロ MC のほうが よさそうだ.なんてったって,相手は日本語 Windows 98 が入っているから 買ったその日から使える.

Palmax に Windows をインストールする方法を考える

木本が買った Palmax にプリインストールされている Windows は英語版の 95 だ. 使える環境にするには,日本語版の 98 をインストールすべきだろう.

しかし,CD-ROM もフロッピードライブもない環境で, どうやってインストールすればよいのか…….

東芝リブレットのユーザーさんのページ "Libretters" を見ると,おお,参考になるぞ. 木本の環境では……Palmax からハードディスクを ひっこぬいて仕事場のデスクトップマシンに つないでインストールするのがよさそうだ.

■1998年 11月 22日

周辺機器について考える

新宿へ周辺機器の下調べに行く.

パソコン屋の商品だなを眺めながら,Palmax を 仕事場の PC, Mac , 自宅の Mac(ノート)と つなぐことを考える.

基本は RS-232C かな.ポートモジュール経由だな.

いや,やっぱりイーサネットか.PC カードだからポートモジュールを持ち運ぶ必要もない.

イーサネットカードならやはり 10/100 Base 兼用がいいよな. 欲をいえば Mac のノートでも使えるやつがいいな.

10 Base のイーサネットカードなら 7000 円くらいであったけど, 10/100 兼用だと 2万 数千円になってしまう. おまけに Mac / PC 兼用のカードはこの店には置いていなかった.

結局何も買わないで帰った.この調子ではいつまでたっても使える環境にはならんなあ.

■1998年 11月 24日

ばらし

「やっぱ,新しいモノを買ったらやらずにはいられないでしょ.」

というわけで,ドライバ片手に分解に挑戦.

ハードディスクはネジ 2 本抜くだけで簡単に 取り外すことができた. ここらへんはリブレットと同じだ.

さらにネジ 4 本抜くと,本体の裏蓋が外れて 基板があらわれる.

そのあとがきびしそう. フィルム基板がひっかかって, 基板を完全に裏返すことができない.

裏にメモリのドータボードがついているのを確認. 増設するにはこれを交換だな. しかしメモリのボードを外すには隣にあるヒートシンクを 外さなければ無理だ(のちに,ヒートシンクを外す必要はないことが判明). ヒートシンクの下には CPU 様が鎮座ましましているに違いない.

「むう.メモリの増設はスキルがいりそうだな.」

今日のところはこのへんにしといてやるか.

[写真]

再びネットワークカードについて考える

Win PC と Mac で共有できて, カードバス対応で, 10/100 Base 兼用の イーサネット PCMCIA カードと言えば, ラトックシステム REX-CB81 シリーズ (\19,800 または \23,800) しかないらしい.これで決定か?

しかし 5 千円もあれば Win PC 専用 10 Base 専用カードが 買えるのだ.こっちでもとりあえず目的は達するのだ.

結論,出ず.

CD-ROM について考える

オプションの Palmax 外付け CD-ROM ドライブは 国内では入手が難しそうだ. サードパーティーの CD-ROM ドライブを PC カード経由で 接続したほうが現実的なようなきがしてきた.

サードパーティー製のドライブは インタフェースが 2 種類ある.SCSI か,ATAPI か,だ.

(追記.このときはまだ USB とか IEEE1394 といった 選択肢はなかった.)

SCSI なら転送速度が速いし,MO などの他のデバイスも繋ぐことができる. Mac との共用もできる場合もある.

ATAPI ならローコストだ. パソコン本体の電源が入っていても 着脱できるモデルがある.

電源が入っていても着脱できる点を買って ATAPI の パイオニア PCP−PR24A に決定か?

まてよ,イーサネットカード経由で他のパソコンの CD-ROM を ネットワーク経由でアクセスできればそれで いいんじゃないか. Palmax 専用に CD-ROM を用意する必要などないのではないか.

というわけでまたネットワークカードについて考える.

結論,出ず.就寝.

(あとになってわかったこと: Palmax 社の外付け CD-ROM ドライブか ドッキングステーションならその CD からブートできるが, サードパーティーの CD-ROM ドライブではブートできない.)

■1998年 11月 28日

AC アダプタについて学習する

AC アダプタを Palmax といっしょに持ち歩くのは ばかばかしいので,もうひとつ AC アダプタを 買おうと考えた.仕事場と自宅の両方に置くのだ.

台湾に注文を出すのは大変そうだから, 秋葉原で同等品をさがすことにした.

一軒め:
店員「あーだめだ.ないね,こりゃ.特殊だから.」
ええっ.何が特殊なの
店員「18 ボルト!」

こりずに,二軒め:
店員「18 ボルト?ないね.なんに使うの?なにそれ,リブレット…じゃないよね?」
図らずも,ここで Palmax をみせびらかすことになった.
店員「指でも操作できるの,いいねえ.画面もリブレットより見やすいよ.台湾のほうがすすんでるねえ.」

三軒め:
わたくしがひとことも発する前に,わたくしが手にもつ AC アダプタを一べつして店員が叫んだ.
店員「お客さん,パソコン用の AC アダプタなら,メーカーに問い合わせてくんな.」
このときの私は,鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていたに違いない.
店員「パソコン用の AC アダプタは,充電するときの電流のコントロールをする機能があるんだよ.それは機種によって違うから,メーカの指定の AC アダプタじゃなきゃだめってことだ.」

途方にくれるわたくし.台湾まで発注しろというのか.

Palmax を手に入れる前に台湾のオンライン通信販売サイトを かたっぱしから調べたけど Palmax をあつかっているところは なかったし,どうすりゃいいのだ.

(追記: Palmax メーリングリストには こんな情報がよせられている. Palmax は動かそうと思えば 10 ボルトでも動くというのだ (この場合バッテリ充電はおこなわれない). 電圧は 12 ボルトから 18 ボルトまでなら使えるだろうといっている. 電流は 1 から 1.5 アンペアを下回らないこと. 2アンペアをこえないこと,といっているが, 供給できる電流は多ければ多いほどいいはずだとわたくしは思う. 違うのだろうか. )

(追記20010712: ノートパソコンの AC アダプタが「充電するときの電流のコントロールをする」というのは, かなり昔の話ではないか. リチウムイオンバッテリ世代のマシンでは バッテリパックに充電コントローラが内蔵されているはずだ.)

(追記20010803: 訂正.リチウムイオンバッテリパックに内蔵されているのは充電コントローラではなく, 残量監視 IC と保護回路であった. 充電コントローラは PD-1000 / PD-1100 本体に搭載されている. どちらにしろ,AC アダプタは充電管理をしていないと考えられる.)

■1998年 11月 30日

Palmax の国内販売が報道される

Palmax が日本でも手に入ることが AKIBA PC Hotline で 報道 された.

わたくしが買ったのと同じ T-ZONE ミナミ館 5F にて取材.

価格が,わたくしが買ったときより上がっている.128,000 → 148,000 円.

記事によれば,「とても一般の人には勧められない」うん,そうかもしれない. 「少なくとも、人に自慢できることだけは確かだ。」そう,それが大事なんだよ,っていいのかそれで.

あせるわたくし

報道のおかげでわたくしの他にも Palmax ユーザが増えるとなると, もたもたしていられないぞ!とあせる.

わたくしよりも先に日本語環境を整えて仕事に活用する人が でてきたら,わたくしは自慢できないじゃないか!いそがねば!

そんなことであせってどうする,って気もするが.

■1998年 12月 1日

自慢する

知り合いの会社 設立祝いに焼き肉をかつての仕事仲間で食った.

食い終わったあと,かつての仕事仲間のひとり,ウメ原くんが私にいった.

「木本さん,最近なんか面白いもの買いました?」

よくぞきいてくれたよ,ウメ原くん!

実はみせびらかしたくてうずうずしていたのだ.

新宿駅構内で男 6 人が立ったままよりそって Palmax をつつく姿はさぞかし異様だったろう.

■1998年 12月 3日

やっと Windows 98 日本語版を購入

今日こそは,と意気込んで秋葉原へ. 東京に住むようになって嬉しいのは, 秋葉原へいつでもいけることだなあ.

若松通商にて Windows 98 日本語版と, 一番安いあやしげな 10 Base のカードと, 10 Base のリバース変換ケーブル (5cm) を買った.

他のマシンとネットワーク接続して Windows 98 の CD-ROM をリモートマウントしてから インストールする,とそういう作戦だ.

家に帰ってさっそくインストールしたかというと,実は すぐ寝てしまった. 疲れたし風邪ひいているし,明日は仕事場で人にあうやくそくがあるし, ということでインストールは明日以降のお楽しみ.

■1998年 12月 4日

日本語 Windows 98をインストールするぞ

Windows 98 の CD-ROM を パワーブック G3 (マックのノートパソコン)に入れる. そのマックの上では Virtual PC で Windows 95 が動いている. Palmax にはネットワークカードをさして, 10 Base-T で Palmax とパワーブックをつなぐ.

これで Palmax からネットワークを経由して パワーブック上の Windows 98 CD-ROM に アクセスできる,てわけだ.

出ばなをくじかれる

ネットワークカードが Palmax にささらない!と思ったら,単に力が足りないだけだった.

後悔先に立たず

ネットワークカードをさしたら,「ドライバをインストールします」 というダイアログが出た.

めんどくさいのでエンターキーを 連打してしまった.これがいけなかったらしい.

(その後わかったのだが,これはこれで別によかった. メーカ名もない安物のカードなので最初は必ず 認識に失敗するのだ.あとで互換性のある別の ドライバを指定してやればいい.)

(かなり後日になってから気がついたのだが, もしこのネットワーク PC カードが 最新型だったら,ドライバのインストールに FDD か CD-ROM ドライブが必要になって にっちもさっちもいかなくなるところであった. NE2000 互換の古い製品を選んだことが 結果的に吉と出た.)

つながらない

マックの Virtual PC から「ネットワークコンピュータ」 を開いても,Palmax のマシンが出てこない.つながっていない.

設定をいろいろいじって,20 回くらいリスタートした.

カードが安物だからかという不安もよぎった.ケーブルを疑ってみたりもした.

ネットワークがつながった

デバイスマネージャ にて,カードのデバイスドライバを 「Novell/Anthem」「NE2000 Compatible」 に設定.

今度はきちんとネットワークアダプタとして認識された.

マックの Virtual PC から Palmax の共有ディレクトリを マウントして CD-ROMから win98 ディレクトリを まるごとコピー.

セットアップを立ち上げる

「setup.exe」をダブルクリック.

英語でメッセージが.「文字セットが違うので続行できません.クリーンインストールしてください.」つまりだめってこと?

[ スクリーンショット ]

やはり内蔵ハードディスクを引っこ抜いて仕事場の DEC につないでインストールするしかないのか?

もう一度セットアップを立ち上げる

まてよ.英語 Windows から立ち上げてだめなら,英語 DOS からはどうだ.

MS-DOS モードで再起動して

C:\win98> setup.exe

やった!成功.セットアップが立ち上がった.

メーカ独自デバイスの罠にはまる

契約に同意するか?ときいてくるおなじみの画面.

当然,
「◯同意する(A)」
を選択しようとするのだが!

画面をつっついても反応しない?

そりゃそうだ.タッチパネルのデバイスドライバがロードされていないから.

キーボードから「Alt」+「A」を押して解決.(Tab キーでも可)

つっこみを入れる余裕ができた

あとはまつだけ.(一時間くらい).

セットアップ中にこんなメッセージが出てきた:

「Windows 98は,2000年対応も万全です.」

だったら名前も Windows 1998 にしなさい.

(この数日後,Windows 98 にも 2000 年問題があることをマイクロソフトが発表した.)

日本語 Windows 98 起動に成功!

降臨する Windows のロゴののち, 日本語 Windows のデスクトップがあらわれた.

「やったあ.成功だ.ふっふっふ.」

早くもトラブル発生

「のわ? Suspend to disk ができない?」

ここでいう Suspend to disk というのは, リブレットでいうハイバネーション. マシンの状態をハードディスクにセーブしてから 電源を切る機能のこと.つまり次回の起動が速くなるというわけ.

再び格闘

「Suspend to disk」問題をどうにかしようと, またいろいろ設定を変えたり, Windows 98 のインストールから やり直したり,一晩中格闘した.

Suspend to disk 成功

朝になったころ,config.sys の 「EMM386.EXE」を外したら ちゃんと Suspend できるようになった.

そんなのありかあ.

(のちにわかったのだが EMM386.EXE のせいではなかった. EMM386.EXE を無効にする必要はまったくない.)

戦士の休息

サスペンドができたところで 力つきて寝た.

しかしこれで戦いが終わったわけではない. まだまだトラブルが続くことをこの時点の 木本には知る由もない.

■1998年 12月 5日

作業続行

目がさめてから,Suspend to disk からの復帰を 試した.ちゃんと復帰した.よしよし.

昨日,一度クリーンインストール (過去のウィンドウズ環境を引き継がずに 新規インストール)してしまったので いくつかのデバイスドライバをまた いれなおさなければならない.

再びネットワークがつながらない

ネットワークカードをさしても最初は認識しないのは 昨日も経験したとおり. そこからドライバの更新がなんどやってもうまく いかない.これでまた丸一日つぶした.

ネットワークアダプタのドライバを更新するには, 「デバイスマネージャ」からする方法と, 「ネットワーク」コントロールパネルからする方法と, 「ハードウェアの追加」コントロールパネルからする方法と 3 通りあって,前 2 者ではうまくいかなかったが, 「ハードウェアの追加」でやったらうまくいった. なぜ?

(この後もなんどかクリーンインストールはやったけれども同じようなことはなかった. 普通はデバイスマネージャから更新すればいい.)

■1998年 12月 6日

PC カードで落ちる

Suspend to disk から復帰したあとに PC カードを抜いたり,さしたりすると その瞬間に Windows 98 がクラッシュしてしまう ことがわかった.

元の英語 Windows 95 環境ではそんなことはあったかどうか もはや思い出せない. 元の環境はバックアップしていなかったのでもう ひきかえせない.

通算 4 度めの Windows 98 インストールを おこなったがかわらない.もうあきらめ.

敗北

今後,「Suspend to disk」から復帰したら 「PC カードは抜きさししない」ことを 肝に命じつつ使うことにした.負けだ.くやしい.

■1998年 12月 7日

だめ押し

日本語版 Windows 98 をもう一度クリーンインストールした.通算 5 度め.

昨日はインストールの途中で 2 度もクラッシュしたので ちと不安だったのでやり直すことにしたのだ. 今回は一度もクラッシュせずに終了. EMM386.EXE を外さなくても Suspend to disk できる.

でもやっぱり Suspend to disk から復帰したあとに PC カードを抜きさし するとクラッシュする.うるうる.さめざめ.

■1998年 12月 10日

95 ならどうだ?!

日本語版 Windows 98 で調子が悪いのなら, 「95」ならどうだろう,と考えた.

Virtual PC にバンドルされた日本語版 Windows 95 の CD-ROM をちょっと拝借.

人間のクズにはならないですみそう

ところで,98 のライセンスを持っていれば 95 も 使ってもいいのかなあ.だめっていわれたらどうしよう.

そうだ,Virtual PC のほうに 98 を入れて Palmax のほうに 95 を入れる,つまり入れ替えれば ライセンスの問題はクリアーだな.

(あとで知ったのだが,この場合の「入れ替え」はライセンス上,問題あり. Virtual PC に付属する Windows は 「OEM 版」であって,箱にはいって店頭で売られている「パッケージ製品」 とはライセンスの内容が違う. -> OEM版Windows製品 FAQ

95 で成功!

98 にくらべると 95 のインストールはすぐに 終わる.

Suspend to disk 問題なし.

復帰してから PC カードをぬきさししても落ちない!

98 にしてから使えなかった「一定時間アイドルだと 液晶のバックライトをオフにする」機能もちゃんと使えた!

めでたしめでたし.つまり結論としては,Windows 98 の パワーマネージメント機能は Palmax を サポートしていないということか.

おまけにメモリ使用量も 98 よりすくなくて 軽快だ.最初から 95 にすればよかったかも.

でも Palmax のウェブには Windows 98 でも使えるような ことが書いてあるんだけどな.

■1998年 12月 14日

Palmax の非力さを実感する

95 にしてからは快調だ. Adobe から ImageStyler の 30 日限定版がゲットできたので 実行してみた.

遅い…….初めて Palmax の遅さを実感した.

立ち上がると,パレットがたくさんでてきて画面を占有する. おまけに MDI だ.わたくしは MDI が嫌いだ. 初めて Palmax の画面の狭さを実感した.

ところで,使い方がよくわからん. 同じ Adobe の ImageReady とは違うソフトであることは わかったけど,そもそもなんのためのソフトなのかよくわからん.

■1998年 12月 19日

その筋のひとたち

携帯電脳」 というウェブページがありまして, そこの読者達で忘年会をしようという企画があって わたくしも参加しました.

秋葉原にて待ち合わせ.ほんの数人でしたが参加者のみなさん,いろいろなモバイル機器を 持ってきております.

「ほう,おしゃれな色のリブレットですね.」

違いますう.リブレットじゃないっすう.

「あー,台湾製のアレですね.」「ああ,アレ.」

おお,よく御存じで.

(「携帯電脳」は,のちの「Mobile News」)

いろとりどりのリブレット

忘年会は飲みにいく前に秋葉原を散策するという企画.

参加者のみなさんと最初に見学したのは 東芝 PC テクノセンター.

ここには,文字どおりいろんな色のリブレットが展示されていた.

東芝はリブレットなどのノートパソコンの カラーリングサービス(有料)をやっているのだ.

名古屋人が好きそうな「金」もある.(偏見である)

わたくしの Palmax にそっくりな青いリブレットもあった. なるほど,最初に「色を塗ったリブレット」と思われたのも 無理もない.

違いのわかる男

アイ・ツー Mobile 専科」というお店で Palmax のメモリを物色.

店員さん,これ用のメモリが欲しいんですけど.64メガ.

「64メガは在庫ないです.これ,台湾のやつですよね.」

おお! いちべつ してリブレットとも VAIO とも 間違わなかったのはあんたが初めてだよ,店員さん.

128 メガのメモリはだめだった

64メガは在庫切れと言われても,あきらめきれずに違いのわかる店員氏にくいさがるわたくし:

128 メガのメモリ,ささりますかね?メーカーは 64 メガ までしか対応を表明していないんですけど.

「わかりませんね.」

やってみて,いいですか?

「いいですよー.」

こともなげに承諾の返事がかえってくるとは思わなかった. その場でメモリを交換してくれる店員さん.たのもしいぞ.

結果は……,どういうわけか 32 メガぶんしか 認識してくれなかった.だめだこりゃ.

「たとえば BIOS が対応してないのかも知れませんね.」

むむう.残念.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : 028aeng だったと思う.
CPU : 133MHz だったかな.120MHz だったかも.
RAM : 32MB
Windows 95 日本語版

■1998年 12月 20日 から 27 日まで

懲りずに 98

あきらめきれずにまたもや Windows 98 日本語版の インストールに挑戦. マイクロソフトに接続して最新のアップデートを かけてみたりした.

しかし,あいかわらず,Suspend to disk から復帰したあとに PCカードをさすとクラッシュする.

Windows 98 で安定して使えるようになってくれないと, 本体についている USB コネクタも宝の持ち腐れだよ.

台湾 Palmax に問い合わせ

思い切って台湾にメールを出した.こんな感じの英語で書いた:

「ワタシノ Palmax PD-1000 ノコト, Windows 98 ウマクナーイ.ドウスル?」

大抵,その日のうちか,つぎの営業日には返事が来るが, やっぱりというか,英語がうまく通じていないみたいで, らちがあかない.

■1998年 12月 28日

64 メガのメモリをゲット!

秋葉原ラジオデパート1階の 神和電気にて増設メモリの購入を決心.

すんません,これ用のメモリをさがしてるんですけど.

「いらっしゃいませっ.えーと,なん…すかこれは? どこのメーカですか.」

Palmax という台湾のメーカで……,やれやれ.いちいち説明するのはめんどくさいな.

「これですね.64 メガで ×万 ×千円 .」

(おそるおそる)今この場で動作確認していいですか?

「どうぞ,こちらで.」(セルフサービスであった.)

自分の手で装着し,電源を入れる.メモリチェックの数値が 32 メガを超え,64 メガまで達した. よし! BIOS は認識したようだ.Windows はどうだ? そのとき,見なれないメッセージが.

電池が残り少ないので続行できません.

すいません,店員さん.

「はいっ.お買い上げですか.」

いやそうじゃなくて,100 ボルト電源貸してください.(かっこわるいぞ)

Windows は無事立ち上がり,64 メガぶん認識 しているのを確認できた.よっしゃあ.

144 ピン EDO DIMM 64MB
株式会社グリーンハウス,型番 GH-EX64M

64 メガでパフォーマンスは向上したか?

昨日 IE 5.0 beta を入れてしまったせいか, 画面表示がもたもたして遅い.

システムモニタを見れば, メモリを増やしたおかげで スワップが減ったのはわかるが, 今のところ「体感速度」は 速くなった気がしない. 今度 IE 5.0 beta をアンインストールして 試してみるか.

■1999年 1月 1日

うさぎの絵を描いてみる

[写真]

■1999年 1月 3日

64 メガのパフォーマンスを実感

IE 5.0 beta をアンインストールして, 素のWindows 98 に戻した. さくさく動く.グッドである.

■1999年 1月 4日

PC カードの問題回避

Windows 98 で Suspend to disk から復帰したあとに PC カードを抜き挿しするととクラッシュする問題について, 回避するための小細工を発見.

PC カードを抜き挿しする前に,デバイスマネージャで CardBus のコントローラを「使用不可」 にして,また使用可能にする. こうすればクラッシュをさけられることがわかった.

これでなんとか Windows 98 で使いつづけられそうな気がする.

■1999年 1月 5日

「ほほえみくん」の情報をキャッチ

昨年 12 月 1 日に,知り合いの ミヤ前くん から,こんな話を聞いていた:

リブレットにも,業務用ならタッチパネルがついたのが ありますよ.前に僕が勤めていた会社にもありました.

その業務用モデルの情報が載っている ページ を,今日,見つけることができた.写真もあった. 明治生命のおばちゃん専用モデルで 一般には販売していないらしい.うーん.

「ほほえみくん」という名前がついているそうだ. いい名前だねえ.「リブレット」「ダイナブック」よりも ずっと親しみやすいと思うな.東芝はこういうところに センスが足りないよね.「テクラ」「ポルテギ」なんて ださすぎるよね.

■1999年 1月 6日

メジャーデビュー

わたくしが書いた Palmax の レビュー記事 モバイル・ニュース (旧「携帯電脳」)に掲載された.

これで わたくしもテクニカルライターとしてデビューだ. じゃじゃーーん.(←いい気になっている)

■1999年 1月 14日

会議デビューしそこねる

仕事のお客さんの下請けと, データのやり取りをすることになって, その件についての会議に出席した.

相手:「画像は BMP でお願いします.」

はい.OK です.

相手:「バックは透明にしてください.」

ちょっと待って.BMP に透明はありません.

相手:「え?そうでしたっけ.」

ないっす.

相手:「いやでもたしか,Photoshop では……」

それは気のせい.

その場で実証すべく,わたくしはおもむろに Palmax をとりだした. これで相手の目の前でやってみせようというわけだ.

電源 ON! …… あれ …… 電池がない.

■1999年 1月 22日

落下テスト

地下鉄都営新宿線の車内にて, 座ったひざの上から床まで 落下させた.

プラスチックの外装の一部が外れた. 気合いでもとに戻せそうだ. 他に外見上は問題なし.

電源が入ったままだったので とりあえず Suspend to disk してみたところ 問題なく Suspend した.大丈夫そうだ.

■1999年 1月 23日

(台湾ではなく)香港事情

香港在住の山根さんという方から,香港での Palmax 事情についてのメールを いただいた.ありがとうございます.

ちょっと前までは香港でもあちこちで見ることができたとこのこと.

でも最近はすっかり「SONY の例のやつ」に駆逐されているそうだ. がんばれ Palmax.

■1999年 1月 25日

後遺症

朝,電源をいれたら,Suspend to disk から復帰しない. 進行中をあらわすプログレスバーが 5 % くらいのところから動かない. むむ?

リセットしたら普通にWindows が立ち上がった. さっきのは,きっと,気のせいだろう.

もういちど Suspend to disk してまた復帰させたら, 同じだ.プログレスバーが 5% くらいのところで止まっている. これは,本格的に壊れたか?

そういえば,22 日に落下試験をしてから,立ち上げるのはこれが初めてだな. つまり落としたせいで壊れたのか?

本体に耳をあててみる.確かにハードディスクはまわっている. リセットすると Windows は立ち上がる.

そうだ.こういうときは Scandisk だ.

Windows から Scandisk を実行すると, 最後までスキャンする前に, 「別のプロセスからハードディスクに書き込みがありました」 というようなことを言って, また最初からやり直してしまう. いつまでたっても終わらない.

DOS におりてから Scandisk を実行. うお!不良クラスタが 5 つも増えてる! 不良クラスタにのっていたのは, やはり Suspend to disk 用の保存ファイル「save2dsk.bin」. それから Windows 98 インストール用のキャビネットファイルがひとつ. どっちもなくなってもたいしたことはない.

落下試験のせいでひどいめにあった.Palmax は衝撃に弱いことがわかった.

■1999年 1月 27日

後継機登場

香港特派員,山根さんからの速報!(ありがとうございます)

Palmax PD-1000 が,よりパワーアップして再び市場にあらわれた!

その名も,「帰ってきた Palmax」だ!

というのは,もちろん嘘.本当の名前は:

Palmax PD-1000 PLUS

"PLUS" か…….日本で販売したらまた プラス から商標権侵害で訴えられかねないな.

27 日の香港の新聞広告にのっていたとのこと. 値段はすえおき(HK$7999.00, 約12万円). 主な変更点は下記の通り.

CPU MediaGX 120 → 166MHz
HDD 1.6GB → 2.1 GB
OS Windows 95 中文 → Windows 98 中文

CPU と HDD に関しては,まあ順当な改良だな. もうちっとパワーアップしてもいいんではないかという気もするが.

しかし気になるのは Windows 98 だ. ちゃんと Suspend to disk 問題は クリアしたのか? 気になる気になる気になる.

■1999年 2月 3日

後継機 PD-1000 PLUS の新聞記事

香港から新機種の広告が掲載された新聞と, ついでにパンフレットがとどいた.山根さん,ありがとうございます.

[ 写真]

全面広告,しかも 4 色印刷だよ.気合いが感じられる. (フルカラー印刷のことを印刷業界では「4 色」という.)

読めそうでもあり読めなさそうでもある中国語がクール. ハードディスクが「硬盤」, 赤外線インターフェースが「紅外線介面」, 自動車が「汽車」?

■1999年 2月 8日

新BIOS 「R001eng.bin」

Palmax のウェブから,BIOS の新しいバージョンを 手に入れた.「R001eng.bin」という名前.

これでひょっとしたら快適に Windows 98 が使えるかな? と,期待してアップデートしたが,ダメ.全然変わらず.

後継機はメタルボディ

香港の Palmax の代理店のウェブに 新モデル "PLUS" の情報が掲載されている.

本家台湾の Palmax 社のウェブには "PLUS" の 情報は全く出ていない.やる気あんのか?

で,香港のほうの情報を読むと,"PLUS" は アルミニウムボディになったという! 従来機はプラスチックだった.メタリックに輝いていたのは ただの塗装.いいなあ,"PLUS" .アップグレードサービスとかないのかな.

■1999年 2月 9日

浮気

富士通の FMV-BIBLO MC VIII 23 をしばらく借りて使ってみました. もう返しちゃったけど. いいなあ,これ.よくできてるよ.色以外は. タッチパネルも Palmax より,いいよ.

-> 試用レポート

■1999年 2月 13日

赤外線

富士通の新機種 MC IX を借りることができた. Palmax と赤外線を試した. うまく通信できた.でも,遅いぞ.

■1999年 2月 16日

PowerBook と赤外線

アップルの PowerBook G3 と 赤外線を試した. 白い布の上にのせて初めて 互いを認識できた. でもそれ以上はなにもできなかった. ファイル転送もできない.むうー.

■1999年 2月 19日

PHS 接続ケーブル紛失

PHS 接続ケーブルを紛失した. PHS データカードと PHS を 接続するのに必要なケーブル. もはやモバイルな人ではなくなってしまったよ.

■1999年 2月 22日

PHS 接続ケーブルを求めて

秋葉原にて, PHS データカード(ケーブル付き) + PHS + 新規契約で 3500 円というパック 販売があった. たぶん,ケーブルを買うよりこっちのほうが安いと思う. しかし…….いいのかそれで.モノは大事にせにゃいかんよ.

■1999年 2月 23日

ゲット!PHS 接続ケーブル

結局,新宿にあるドコモの支店まで足を運びましたよ.

都会に住んでいて便利なのは近いところにこういう サービス受け付けがあることだなあ.

問題のケーブルは 2400 円.税込みで 2520 円. かろうじてセット価格より安くあがりました.

テストの結果,問題なし.前のケーブルよりも 調子がいいような気がする.(気のせい?)

■1999年 2月 25日

お仲間

初めて他の Palmax ユーザさんからメールが届いた.うれしい.

藤田さんとおっしゃるこの方は, わたくしのレポートを読んで購入を決心されたとのこと. うれしい反面,責任を感じてしまう.

■1999年 3月 1日

また浮気

IBM の PDA, WorkPad を新宿にて購入してしまいましたよ.

Palmax でスケジュール管理するつもりでいたけど, やっぱ,これからは WorkPad だねっ.

というわけで,今日からこのページは「WorkPad 日記」になります.

あ,もちろん嘘です.

■1999年 3月 4日

WorkPad と赤外線の失敗

Palmax と WorkPad との間で 赤外線でシンクロナイズしようとして, やりかたがわからなかった.

WorkPad についてきた CD-ROM の中のテキストファイルの一つを 見たら,赤外線でシンクロナイズするためには, その前に一度ケーブルでつなぎなさい,と書いてある.

うわ,あほくさ.やってられん.

ふてくされて,寝る.

■1999年 3月 5日

コレクションに追加

香港の山根さんから 新機種 PD-1000 PLUS のパンフレットが 届いた.ありがとうございます.

内容は…あんまり変わっていない.

旧 PD-1000 のパンフレットではキーボードの写真が ただの US 配列だったけど,PLUS のパンフレットでは 中文キーボードになっていたのが興味深い. キートップに「手」「田」「水」などが刻印されている. たぶん部首変換に使うのかな.

■1999年 3月 8日

WorkPad と Palmax を接続

WorkPad には標準ではゲームがついていない,と不満に思っていたが, 付属の CD-ROM の中に収録されていることに気付いた.

パワーブックに CD-ROM を入れて,イーサネットで Palmax に転送.Palmax から WorkPad にケーブルで転送だ. ああ,めんどくせ.

Palmax にポートモジュールをつけてケーブル接続の 段まできたけれど,ポートモジュールのシリアルポートが 認識されなくて困った. Palmax では赤外線インターフェースを使っているとポートモジュールの シリアルポートが無効になるらしいことがわかるまで 1時間近くかかった.

BIOS で赤外線を無効にして,ケーブル接続 OK.

だめだこりゃ

メールをシンクロナイズしようとすると, Windows がわのシクロナイズマネージャが 必ずクラッシュする.だめじゃん.

メールをシンクロナイズしない設定にしたが, その設定が保存されなかった. よく見たら保存する場合はオンにしろという チェックボックスがあった.さいてー.

いきなりメモリ不足

CD-ROM に収録されているソフトウェアを 全部 WorkPad に入れようとしたら,

「WorkPad のメモリが足りません」
そんなばかな!

英和/和英辞書に標準サイズとスモールサイズが あって,それぞれ,どちらか片方を入れれば よいのに全部入れようとしたからメモリが 足りなくなったのだ.標準サイズをインストール.

この辞書は秀逸だ.いままで使ってきた どの電子辞書よりも使い勝手がよい.二重丸.

WorkPad と赤外線

赤外線のソフトウェアを WorkPad にインストールしたのち, Palmax の BIOS で赤外線の設定を再び元に戻すことで シンクロナイズをケーブルなしで できるようになった.やれやれ.

「ゲームのない OS は OS ではない」(誰がいったか忘れた)

かんじんのゲームもインストールできた.

でも,1回やって,飽きた.

ちきしょー.無駄骨だったぜ.

ふとんにくるまって考えた. この WorkPad,いくらで売れるかな.

■1999年 3月 14日

3人め(自分を含めて)のお仲間

昨日 T-Zone で PD-1000 を買ったばかりの速水さんという方から メールをいただいた.

www.palmax.net から ゲットしたペンのデバイスドライバがインストールできないという.

なぬ? palmax.net ?

そういうドメインがあることは知っていたが, ついこのあいだまで中身はなんにもなかった. 改めていってみたら,Palmax の公式の英語サイトに なっていた.

たしかに palmax.net にあるペンのデバイスドライバは 壊れていた. 速水さんには,かわりに palmax.com.tw と palmax.com の URL を教えてあげた.

(その後,www.palmax.net のドライバも ちゃんとしたものに置き換えられた.)

(その後 www.palmax.net は www.palmaxtech.com に引っ越した.)

FAQ

palmax.net には FAQ が掲載されていた. どれどれ.

PD-1000 から「ぽーーーー」という音が 出るときは,ハウリングを起こしています. ボリュームコントロールでマイクをミュート(消音)にしなさい.

そうだったのか! 今まで,ハードディスクが 鳴っているのかと勘違いしていた.

PD-1000 と Windows 98 で,スタンバイにしても すぐに復帰してしまうのは, USB のデバイスを定期的にチェックする 機能が働いているからです. BIOS の設定で USB を無効にしなさい.

なるほど.しかし USB を無効にするのも もったいないなあ.

他にもいくつも有益な情報が書いてあったが, わたくしが知りたかった, Windows 98 で Save to disk から復帰したあとに PC カードを抜き挿しするとクラッシュする 問題についてはまったくふれられていなかった.

新BIOS と 166MHz

palmax.net には新しいバージョンの BIOS も置いてあった. 「166MHzモデル用」だったらしいが, かまわず自分の120/133MHzモデルに 入れてしまった.

再起動すると,CPU のクロックが 166MHz で あると,画面に表示された.本当かよ,おい.

■1999年 3月 15日

幻の 166MHz

Bryce 3Dにてレンダリングさせて 時間を計ってみた。

どうみても 166MHz のスピードではない。 やっぱり BIOS が適切でなかったから そう表示されただけだったのね。

WorkPad と PowerBook で赤外線

WorkPad と PowerBook との間で 赤外線通信を試した。 難なくシンクロナイズできた。

これで Palmax の仕事が ひとつなくなってしまった。 (WorkPad のバックアップという仕事)

■1999年 3月 20日

赤外線が 4MBps?

Windows 98 をまたクリーンインストール. いつまでたっても環境整備がすすまないよ.

そしたら,赤外線の再高速度が「4Mbps」と表示されるようになった. 今までは「115kbps」が最高だった. きっとBIOSをアップデートしたことが影響したんだと 思うけど,本当に4Mbpsになったのかな?

■1999年 3月 21日

重量増加

www.palmax.net の PD-1000 のページを,あらためてよーく見ると, 重量が 909 グラムから 1045 グラムに増加していた.

166MHzモデルでは重くなったということらしい. ひょっとしてアルミニウムボディを採用したからだろうか.

■1999年 3月 29日

完売御礼?

わたくしがPalmaxを購入した T-ZONE ミナミ館(のちの T-ZONE 本店) へひさしぶりにいってみたら, Palmax PD-1000 は,もう,展示されていなかった. わたくしが買ったとき店員さんは 10台入荷したといっていたけど, それが全部,はけたってことか.

なにげなく フレッシュアイで検索したら わかったのだが, 3月のあたまから 98,000円 で お買得状態だったらしい.

■1999年 4月 7日

PLUS 香港事情

香港の山根さんからまたいろいろ報告をいただいた.

166MHz の PLUS が出たせいか,また 香港で以前よりお店で見かけるようになったそうだ.

香港ではどういうわけか PLUS は「黒」しか みかけないのだそうで,表面がつるつるしている ところがアルミニウムっぽい気がするとのこと.

■1999年 4月 8日〜15日

MemTurbo 試用

MemTurbo という,メモリ管理ユーティリティーの 7日間限定デモ版をダウンロードして試した. 結果は,全然効果なし.

あとで気付いた. CD-R のライティングやゲームなどの, リアルタイム性が要求されるアプリケーションを 立ち上げる直前に MemTurbo を実行すると 効果を発揮するらしい. でも木本の Palmax では そういう用途では使われないので洋梨.

■1999年 4月 15日

MagnaRAM 98 購入

新宿にて, MagnaRAM 98 という メモリユーティリティーを購入.

Libretto などのメモリの増設量に上限があるマシンでの 使用にとっても有効である,と, あちこちのウェブで紹介されていたのでこれを選んだ.

またもや,インストールせずに就寝.

■1999年 4月 17日

MagnaRAM 98 インストールとコンフリクト

MagnaRAM 98 をインストール.

立ち上げたら,早速,赤外線と Palm のシンクロナイズマネージャで 「Error」が出た.

赤外線モニタとシンクロナイズマネージャを MagnaRAM 98 で「最適化除外」にしたら エラーが出ないようになった

ほんとに使えんのか? MagnaRAM 98 ぃ.

■1999年 4月 19日

もうひとつの台湾ペンノート MNB-6000

香港の山根さんよりまた情報をいただいた.

ペンとキーボードを兼ね備えたマシンが店頭でデモられていたとのこと. 台湾 GIGATECH COMPUTER 社の MNB-6000 シリーズ

むむ.この型番には見覚えがある.

日本では Axzam ブランドででている あれではないですか. そうか,あれも台湾製だったのか.

新しい台湾ペンノート MNB-5000

GIGATECH 社のウェブを見たら 「coming soon」 として MNB-5000 シリーズ の情報が掲載されていた. 5000 はペンとすりすりパッドが両方ついて, Pentium II で,1.3kg.なかなかよさそうではないですか. バッテリがもうすこし持てばなあ.

■1999年 4月 25日

ドッキングステーション

Palmax のウェブに「NEW!」として PD-1000 の ドッキングステーションの画像 が掲載された.

今までもカタログには掲載されていたけれど 写真はみたことがなかった.今「NEW!」ってことは 最近やっとモノができたということだろうか.

むう.欲しいかも.

■1999年 4月 26日

MagnaRAM 98 をアンインストール

最近,いよいよ Palmax PD-1000 の遅さに がまんできなくなってきた.
「いらいらいらいら」
買った当初は全然気にならなかったのに.

MagnaRAM 98 はスピードについては 全然貢献してなさそうだ. というよりも何が変わったのかさっぱりわからない. ストップウォッチを持って計測すれば 違いがわかるのかもしれないけれど, 「いらいら」感が減るわけでもない. MagnaRAM 98 はアンインストールしてしまった.

もっと強力なヤクが必要か.

(後日わかったのだが,MagnaRAM 98 は Windows 98 ではほとんど効果がないのだそうだ. Windows 95 でも,メモリを 64MB 以上つんでいれば ヘビーなことをしないかぎり あんまり効果がないらしい.)

■1999年 4月 27日

ブラウザのりかえ

いままでは Netscape を使っていたけど, Palmax においては Internet Explorer に乗り換える決心をした.

オフラインでのブラウジングには IE のほうが向いている ように思えたからだ.あと,スクロールもスムーズなのがいい.

IE ではページをロードしている最中は新しいウィンドウを 開くことができない点だけが不満だ. がまんできなくなったら また Netscape に逆戻りするかもしれない.

(追記.ロードしている最中は新しいウィンドウを 開くことができないというのは気のせいだったみたい.)

メールのりかえができない

ブラウザの乗り換えはどうってことはないけど, メールはどうするか.

メールだけは今までどおり Netscape を 使うという手もあるけど,メールの中の リンクをクリックするとブラウザは Netscape に なってしまう.

PostPet はPalmax の狭い画面ではみづらい.

Outlook エクスプレスは最近のバージョンは よくできているけど,検索機能が Netscape Messenger にかなわない.

そうだ.噂にきく Becky! を試そう. Windows 上で圧倒的な支持を得ているときいたので期待していたのだが. むうん,これのいったい,どこがいいの? ださいアイコン,難しい用語, 整理されていないメニュー,ぶっきらぼうなヘルプ. なにより,ウィンドウの扱いがわたくしの好みとは違うのでござる.

むむうーん.じゃあ,何がいいのか. Netscape Messenger でリンクをクリックしたら Internet Explorer が立ち上がってくれれば問題ないんだけどな. どうしたものかな.

■1999年 5月 4日

香港でサポートフォーラムがオープン

(台湾でなく)香港のほうの Palmax の 代理店のサイトでは サポートフォーラム がオープンしていた.

やるじゃん,香港.どうした,台湾.

この話題でもちきり

しかしサポートフォーラムのユーザ様の 御意見は,ほとんどがこんなかんじだ.

自分が買った店とは 別の店ではもっと安く売っていた. または直後に値下がりした. 損した.どうしてくれる.

……なんだかなあ…….

オーバークロックは無理らしい

「PD-1000 はオーバークロックできないか?」 というありがちな相談に対して Support Officer が 回答 していた.そいつはわたくしも興味がある.

無理です.PD-1000 と PD-1000 PLUS とでは,回路の設計と 冷却機構が違います.

はあ,そうなんですか. ってえことは,きっと,わたくしの Windows 98 と PC カードの問題も 回路の設計の都合で直らないのかも しれないような気がするなあ(←根拠なし).

PD-1000 から PD-1000 PLUS へのアップグレードサービスを 提供できます.お電話にて御相談ください.

はあ,そうですか.って,え? なに? 本当かよ? そんなサービスがあったでやんすか!(いつになく興奮)

でも日本からそのサービスを利用するのはきっと コスト的に見合わないだろうな.(早くも興奮さめる)

■1999年 5月 5日

香港で通信販売開始

(台湾でなく)香港のサイトで, 通販がはじまったらしい.グレート.

じゃあ,そうだな.ここはいっぱつ, ペンの替えでも買ってみるか.(ちょっと弱気)

「Stylus Pen」一本,HK$35 也.

ええと,支払い方法は……

○ Visa (HK Only)
○ MasterCard (HK Only)
○ Money Order/Cheque
○ Telegraphic Transfer

クレジットカードが「HK Only」って,ひょっとして, 「香港だけ」って意味か?そりゃないぜ. 他の送金手段だと手数料のほうが ペンの値段より高くなりかねないよ.

ふしゅるるるう〜(気合いが抜けることを意味する擬音). もはや,やる気なし.ペンを買うのはやめた.

■1999年 5月 6日

ちょっとあせった

日本が連休の間に海の向こうでは Cyrix が CPU を作るのをやめるとかいう 報道があったらしい.えらいこっちゃ! Palmax の CPU も Cyrix の MediaGX だよ.

報道をよく読んだら,MediaGX に関しては 前向きに継続するとのこと.ひと安心.

(「Cyrix」ブランドと MII プロセッサが 台湾 VIA 社に売却されたのだが, Cyrix の技術者はみんな辞めてしまって National Semiconductor にも VIA にも残らなかったらしい. National Semiconductor に残された MediaGX 改め Geode は 開発が止まって不具合の修正もドライバの改善もまったくなされていない. それでも Geode は「インターネット家電」向けに製造出荷は続いていて, National Semiconductor 社の「稼ぎ頭」だという. 一方の台湾 VIA 社は 2000年には MII アーキテクチャを捨て,2001年には Cyrix ブランドを 捨ててしまった.20010404記.)

■1999年 5月 7日

PD-1100 登場

新機種登場!「PD-1100

1000 じゃなくて, 100 増えて, 1100.

CPU が 233MHz になった以外は 変わってなさそうですが.

香港の新聞にちいさく記事が出ていたそうです. 山根さんいつもありがとうございます.

いやあ.びっくり.やるじゃん.Palmax.

[ 写真]

PLUS へのアップグレード

5月 4日に話題にした PLUS へのアップグレードサービスについて, 香港の山根さんが現地の人に頼んで電話で問い合わせてくださった.

実際に存在するサービスであるそうだ. HK$2000(約3万円)くらい.高いとみるべきか安いと見るべきか.

まてよ,もうすぐ 1100 への アップグレードもはじまるのだろうか…….

■1999年 5月 9日

PD-1100展示会デビュー予告

香港のウェブに PD-1100 と PD-1000 PLUS 仕様の詳細 が載っていた.

香港で開催される 「國際電脳展覧会」 という催しに出展されるようだ.

■1999年 5月 11日

香港,謎のペンノート Ministar

またまた山根さんからのレポート.WanChaiの電脳街で、 別のペンノートを発見とのこと.

機種名:Ministar(ってだけです)
MMX266/430TX/32MB SDRAM
512K CACHE/3.2GB HDD/8.4inch TouchScreen/TFT
V90 56.6K SoftwareModem/16bit-stereoFM (Yamaha)
1USB/1 IrDA (1.1)/1 PCMCIA2.1 (Cardbus&ZV)
1 DB9 RS232C Serial
259mm X 170mm X 31mm/1.3KG
電池寿命1.5-2hr
FD/CD-ROM (24x) 外付け
Price HK$1180.00 (約18万円)

[ 写真]

これだったら富士通のビブロMCのほうがよさそうだなあ. というのが木本の素直な感想. でもペンのノートが増えるのはうれしいというか,心強いと言うか.

■1999年 5月 12日

銀の Palmax

本家台湾 Palmax 社の 英語サポートウェブがリニューアル. 寝ていたわけじゃなかったのね.

なんか,見なれない色の Palmax の 写真 が. 白いぞ.黒,紫に続く新色か! しかもスピーカー部のあたりが丸く へこんでいるところが違うぞ.マイナーチェンジか. (木本はこのとき PD-1000 のマイナーチェンジ版かと 思ったが,これが PD-1100 の写真であった.)

台湾で開催される COMPUTEXという展示会で 出展されるらしい. そういえば,PD-1000 がデビューしたのが 去年の COMPUTEX TAIPEI だったわけだからちょうど 1 年たつんだなあ.

近日開店

ウェブをよく見ると,おお!「 Buy Online 」の文字が! さっそくクリックする指に思わず力が入る.

もうすぐはじまるからもうちょっと待ってね

ぷしゅうう〜(肩から力がぬけることを意味する擬音).

(その後,何か月たってもオンライン販売が開始される気配もない.)

(後日 Palmax 社にこのことを問いただしたところ, ネット通販はやらないときっぱり言っていた. 理由のひとつは,ネット通販はセキュリティに問題があると考えていること. もうひとつの理由は,台湾 Palmax 社の仕事は代理店に卸したり OEM 供給が主体であり,直接消費者への販売はするつもりがないこと. 直接消費者に販売するとサポート負荷の問題もある. サポートは代理店にまかせたい考え. 1999年12月)

■1999年 5月 13日

QuickTime 4 beta が動かない

おくればせながら,Star Wars Episode 1 の予告 ムービーを見ようと思って,QuickTime 4 beta を インストール.

再生しようとすると必ずフリーズ.がっでえええむ.(←あ,下品だ)

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

(後日正式にリリースされた QuickTime 4.0 も同様にフリーズした. ビデオコーデックが Cinepak ならフリーズしないが, Soreson Video ではフリーズ.)

(PD-1100 と QuickTime 4.1 以降ではフリーズしない.)

■1999年 5月 14日

QuickTime 3 は動いた

beta じゃない QuickTime, すなわち QuickTime 3 を インストール.

Episode 1 のテレビコマーシャルのムービーをゲット.

横 480 ドットのムービーは音しか出てくれなかった. (QuickTime コントロールパネルで Direct Draw Acceleration を オフにすると映像も出る.ただし,紙芝居状態.)

横 240 ドットのムービーはたまにコマ落ちするけれど, じゅうぶん楽しめた.

(追記.「たまに」ではなく「はげしく」コマ落ちすると表現すべきであったかもしれない.)

Windows 98 を起動した直後は比較的ムービーがスムーズだけれど, しばらく使ってからだとコマ落ちがよく起きる. こういうときに MemTurbo が有効だったのかな. やっぱり,CPU のスピードはいくらあっても足りませんね.

Suspend to disk から復帰したあとにムービーを 実行すると,ムービーの色がめちゃくちゃ (あえて言葉で表現すればサイケデリックな色)に なってしまう.なんてこったい.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

(のちにわかったのだが, Direct Draw Acceleration が使われる場合だけ 色がめちゃくちゃになるらしい. ビデオコーデックが Cinepak なら大丈夫. Soreson Video は Suspend to disk のあとに色が化ける.)

(追記.Direct Draw Acceleration をオフにすることで Suspend to disk の後にムービーの 色がめちゃくちゃになる問題を解消することができる.手順は次のとおり.
スタートメニューから「ファイル名を指定して実行...」を選び
dxdiag
とタイプして「OK」を押す.
DirectX 診断ツールのウィンドウが出たら「ディスプレイ」タブをクリック,
DirectDraw アクセラレータの「無効」ボタンを押し,「OK」.
以上.)

■1999年 5月 15日

PD-1100がそのベールを脱ぐ

香港の山根さんからいつになくテンションの高いメールが届いた. そうだ,きょうは「第十五回國際電脳展示会」の日. PD-1100 がその姿をあらわす日だ!

山根さんのメールをそのまま HTML にしてしまいました.
[香港展覧会PD1100!DockingStation!!]

PD-1100,デザインが少し変わりましたね. アルミニウムの感触も触って確かめたいな.

233 MHz ならムービーもばりばり動くかなあ.

■1999年 5月 19日

しつこく Star Wars

海の向こうでは今日が公開の日だというのに, いまだに予告ムービーの再生にもがいている.

いくつか拾ってきたムービーのうち, ひとつだけ PD-1000 でもスムーズに再生できるものがあった.

最初に作られた予告ムービーの,横 320 ドット版だ. まったくコマ落ちがない.音もとぎれない.

ビデオ圧縮のコーデックが昔からある Cinepak で 音声がモノラル無圧縮なのが非力なマシンにはよろしいらしい.

スムーズに動く予告ムービーをみていると ますます本編を見たくなる.しかしよく考えたら, わたくしは過去の 3 作品もまともに最初から最後まで 見たことがないのだった. もし,過去の3作品も含めて Star Wars が DVD 化されれば DVD-ROM ドライブをすぐさま買うんだがなあ.

(追記.Palmax の PC カードは ZoomedVideo 対応では ないので,DVD-ROM ドライブの映画を Palmax の画面で見ることはまず無理だそうだ.)

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

進化するライバル

富士通のペンノートパソコン ビブロ MC が新しくなった.

モバイル Celeron 300MHz に,6 GB のハードディスク.

そんなに強力にならなくてもいいから安くしてくれよう.

■1999年 5月 20日

また台湾からのペンノート

モバイル・ニュースの報道によると, 東京のビジネスシヨウにて, 「オプショナルでタッチスクリーン」 がつくノートパソコンが展示されていたそうだ.写真もあり.

これも台湾製.台湾の人って,ペンが好きなのかな.

(あとで知ったのだが, 中国語のキーボード入力は習得が難しいため, ペンによる手書き文字認識が期待されているらしい. 1999年12月)

■1999年 5月 21日

香港からの便り

またまたチラシやら新聞記事やら,展示会の 追加の画像やらを 物理メールで送っていただいた.感謝.充実しつつある My コレクション.

■1999年 5月 22日

サードパーティー製専用ポーチ

PD-1000 専用ポーチ を作って通信販売している サイトを見つけた. きっちりサイズを計ってあつらえてあるのでぴったりフィットするそうだ.

でも,わたくしは,いらないなあ. 素のままデイパックに放り込んで持ち運ぶ人だから. とうぜん,キズだらけ.もちろん,気にしない.

そういうえば香港からきた写真に Palmax ロゴ入りバッグ もあった.あっちのほうが見た目かっこいいかも.

■1999年 5月 23日

HD 革命 PowerPack だめだこりゃ

HD 革命 PowerPack を購入.

Windows の起動が速くなるというふれこみを信じて インストールしたのだが!

かえって遅くなってるぞ,おい!

これはいったいどーいうことだ,おい!

Windows の起動が速くなるほかにもいくつかお得な (というふれこみの)機能が あるのだが,それらを確かめることもせずに アンインストール.

(後日わかったのだが,HD 革命 PowerPack も Windows 98 ではほとんど効果がないらしい)

(さらに後日検証したのだが, Windows 95 でも HD革命PowerPack を インストールしたら起動がかえっておそくなった. HD革命PowerPack を入れて起動が速くなった という経験があるかたがいたらお目にかかりたいのでメールください.)

(もっとさらに後日知ったのだが, この手の「ディスクを速くする」というふれ込みのソフトは, CPUのパワーとメモリがありあまっている場合に 効果を発揮するそうだ. つまり,PD-1000 無印のような非力なマシンでは だめということらしい.1999年12月)

(HD 革命 PowerPack はすぐに販売をやめてしまったので 現在は売られていない.2000 年の 9 月末にはサポートも停止. その後,同じ販売元から「HD 革命 Backup」という似た名前の ユーティリティーが発売されているが,まったく別物.)

■1999年 5月 26日

ゲームをやる

Gungan Frontier というゲームのデモ版を試してみた.

Pentium 160MHz 以上が条件で,なおかつラップトップでは 動作保証しかねると書いてあったが,プレイできた.

そもそもアクションゲームではないし,3D でもないから 遅い CPU でも平気のように思えた.

このゲームの「Bubble Help」の機能がタッチパネルでは使えない. マックの「Balloon Help」と似た機能だけれど, クリックせずにボタンの上にカーソルを持っていかないと 説明がでない.しかもクリックしてしまうと自動的に 「Bubble Help」の機能がオフになってしまう.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

スピードくらべ

Powerbook G3 (Power PC G3 300MHz)で Gungan Frontier のデモ版をやってみた.

「うおお,速い!速すぎる!」

Palmax とは比べ物にならないくらい速い. しかも,シミュレーションの速度が速すぎて, 初心者向けの音声ガイドが喋り終わると, もう,デモミッションの「人口 2000人」を 達成してゲームオーバーになってしまう. 全然ゲームそのものを体験できない. なんじゃこりゃ.

■1999年 5月 29日

MP3 で音楽を試す

世間では海賊データで逮捕者まででている MP3 による音楽再生を, いまさらながら,わたくしも試してみた.

エンコーダは MPecker Encoder. プレーヤは Microsoft Media Player.

曲は「い・け・な・い ルージュマジック」. 忌野清志郎 坂本龍一

そういえば, 坂本教授は昨今の海賊データのまん延に そうとう怒り心頭らしい. わたくしのデータはちゃんと買った CD だよ.

ステレオで,ビットレートをいくつか変えてやってみた.

320kbps まったくだめ.音がこま切れ.
128kbps ぶつぶつ音が切れる.
96kbps 音は切れないが,数秒に一度,泡のようなノイズ.
64kbps 泡のようなノイズの嵐.

むー.だめだこりゃ.ステレオにこだわっていたら PD-1000 では MP3 の再生は無理なのか?

鏡の国へようこそ

PD-1000 の本体のスピーカーはモノラル. イヤホン端子はステレオ. My ヘッドホン をつないで聞いてみた.

確かにステレオで再生されるのだが, なんなんだこの違和感は.むむ,ひょっとして, まさか,いやまちがいない.

右と左が逆だ!

右チャネルと左チャネルが入れ代わっているのである. 情けない.ちゃんと作れよ Palmax.

楽しめるレベルに到達

プレーヤが悪いのかな,と考えて WinAmp をゲット. おお,128kbps のノイズのないデータが 途切れずに再生される! グレート.

でも,フォルダを開いたりスタートメニューを出したりすると 途切れる.まあ,しかたない.

それにしてもこの歌.「い・け・な・い ルージュマジック」. なんでこんな歌が流行ったのだろう. 自分で金を出して買っておきながら, 首をかしげるわたくし.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

(その後,何度もためしたが,WinAmp でも,音が途切れることがよくあった. 設定で Visualization を off にすると音切れがかなり減る.)

■1999年 5月 30日

香港の通信販売

香港在住の山根さんが,Palmax の香港のウェブでの 通信販売(5月 5日の記事参照)に挑戦してくださった.

たまたま手に入った「あぶく銭」HK$35 にて, Palmax 専用 スタイラスペンを発注.

「電話かFAX で直接連絡」とか
「現金で」とか
「そういえば色はどっちだ」とか
「現金を持ってくればその場で」とか,
本当に通信販売か?というかんじの やり取りのすえ,3 日めに宅配で スタイラスペン,到着.

あんまりオンライン販売らしくないけど, いちおう,ちゃんと商売やってるんですね. もし日本から発注するとまためんどうなやりとりになりそうですな. できないことでもないんだろうけど.

ところで,山根さんは PD-1000 持っていないのに ペンなんて買ってどうするんだろう,あれは ただのプラスチックのかたまりだよ,と思ったら, どうせあぶく銭でゲットしたものだから木本にくれるという. しかももう発送したという. うひー.ありがとうございますー.恐縮でございますうー.

■1999年 6月 2日

Palmax キラー? キティちゃん

サンリオから キティちゃんのノートパソコンが 発表された.

もちろんタッチパネルでペンオペレーションが できてキーボードも使える. それもそのはず.富士通の ビブロ MC にキティちゃんの絵柄を ペイントしたものだからだ.

うぉおお.欲しい.欲しすぎ.欲しくて死ぬゼ〜.(どっかで聞いたようなセリフ.)

「Palmax キラー」になるかとも思ったが,よく考えたら値段が 倍以上違うね.これでは同じ土俵で勝負はできないね. 30万円は高いよ.通信販売のみだから値引きもなさそうだし.

■1999年 6月 5日

COMPUTEX TAIPEI 1999

台湾の展示会「COMPUTEX」が終わってしまった. たぶん本家 Palmax 社が新機種 PD-1100 を 出展したのだろうと思われるのだが, 日本のメディアは報道してくれなかった.

そりゃそうだろうなあ. PD-1100 にただならぬ興味を持っている日本人なんて そういないよなあ.

(後日,日経エレクトロニクスによる 報道を発見.)

■1999年 6月 10日

いったいどこからきてるの?

この一か月のアクセス数を調べてみた.

「Palmax とわたくし」 が 416 カウント.

「Palmax 苦労日記」 が 192 カウント.

木本が作っているほかのページは月に 20 とか 40 とかがせいぜいなので Palmax ページの 3 桁は木本にとっては驚異的な数字だ. いったい誰がどこからやってくるのだろう. ここにリンクをはってくれているところでメジャーなところといえば, Mobile Newsかな.

■1999年 6月 22日

台湾でバッテリが『没有!』見つからない

Palmax ユーザの 速水さんからメールがきた.情報ありがとうございます.

台湾に出張した人に PD-1000 用大容量バッテリを 買ってくるよう頼んだけど,結構店を回ってもなかったのこと.

それは残念でございました. 日本の販売店で日本の機種の場合でも 「オプションはお取り寄せ」な場合が 多いから,無理もないなって気もします.

■1999年 6月 23日

もっと小さい紫色

パソコン屋で,何気なく Jornada 680 を触ってみた.

うぉおおお.キーボードが打ちやすい!

Palmax より小さいキーボードなのに, 機関銃のように打てるぞ.だだだだだっだだだ.

まるで指がキーボードに吸い寄せられるようだあ.

でもなあ.

Windows CE だしなあ.(よくクラッシュする)

しかも CPU が SH だしなあ.(よく再起不能になる)

■1999年 6月 24日

PD-1100 は CPU が変わっただけじゃなかった

PD-1100 と PD-1000 PLUS との違い が香港のウェブにのっていた.

モデルPD-1100PD-1000 PLUS
プロセッサMedia GXM 266 MHzMedia GXi 166 MHz
メモリ32MB SD RAM, 最大 64MB32MB EDO DRAM, 最大 64MB
BIOSPhoenix BIOSAward BIOS
IrDA 転送レート4Mbps115.2Kbps
かっこいいデザインYes No
PC カードのいれ方普通裏返し
スピーカステレオ本体はモノラル,外部出力のみステレオ
エコーキャンセレーションYesNo

設計段階からかなり違っていそうだね. 写真をよく見ると LED インジケータも 3 個から 4 個に増えているし, 基板だけの変更でもなさそうだね.

1999年 5月 7日 の新聞記事では CPU が 233 MHz と なっていたけど,他の資料は 266 MHzと なっている.どっちが正しいのやら. (追記.周波数を BIOS 設定で変更できるのでどちらも間違いではない.)

PD1000 Plus 可否升級為 Pd1100

香港の サポートフォーラム に,旧機種から PD-1100 へのアップグレードは なさそうなことが書いてあった.

たぶん,PD-1000 から PLUS へは 基板交換でよかったのだろう(推測)けれど PD-1100 ではまるごと変わったから そうはいかないってことかな.(推測)

■1999年 6月 28日

長もちバッテリ入手難

山根さんによれば,香港でも バッテリーはお店にはないそうです.

日本からわざわざ買いにいっても,本体以外は その場では買えなさそうですね.

ENAX 社の パワーバッテリーって,Palmax で使えるのかな. わたくしの勘では,やめたほうがよさそうな気もしますが.

(後日,パワーバッテリーを試したみたら使えた,という報告をいただいた. なお,長期間使った場合の影響についての報告は, まだない.1999年12月)

幻のマシン

新機種 PD-1100 は香港でもまだ市場に現れていないそうです.

旧機種の在庫処分が先なのか,それとも量産体制に入っていないのか?

台湾 Palmax の兄弟会社 Alpha Top 社は 今,「iMac のノートパソコン」を製造していると うわさされています.彼らに工場の ラインを奪われてしまってはいないだろうか, と,わたくしは勝手に心配している.(根拠のない推測)

■1999年 6月 29日

MPEG の再生を試す

MPEG ムービーの再生を試してみた. Alias が作った デモムービー .Windows Media Player にて再生.

「ほぼ」スムーズといっていいくらいで,問題なし. フルスクリーン再生もおおむね OK.

でも,階調部分のブロックノイズが 他のマシンで再生したときにくらべて あきらかに顕著だ.なぜ?

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

■1999年 6月 30日

再び,COMPUTEX TAIPEI

篠田笛太郎さんという方からメールをいただいた.

日経エレクトロニクス 6月28日号「COMPUTEX TAIPEI 99」の記事に Palmax のことがのっていたそうだ! 情報ありがとうございます.

[写真]

ウェブ上にもその 記事が掲載されていた! 写真も有り.白い PD-1100 が白いポートモジュールに座っている.残念ながら新しい情報は特になし.

しかしいつのまに……?会期中はわたくしも日経エレクトロニクスの ページはチェックしていたつもりだったのだが……まあ,いいや. きっと見のがしていたのだろう.

篠田さんは近々香港に旅されるとのこと. 今のところ Palmax を買って帰ってくるつもりではないそうですが, 「万一」ということもあるし,気が変わったときのために 山根さんのページ を訪れておくとよいと思います.

■1999年 7月 1日

偉い人

トーマス・A・エジソン とかいう会社がタッチパネルとキーボードを兼ね備えた ミニノートパソコン 「Mini IdeaBook」 を出したという 報道 があった.スペックはビブロ MC に近いが, バッテリのもち時間は書いていなかった. Linux が使えると書いてあるけど, X でペンが使えるってことだろうか?まさかね.

エジソンって,あの,発明王のエジソン?

(その後,この会社は名前を変えた. goedison, InternetCommerce.com

■1999年 7月 5日

嘘だと思う

噂によればカシオが 8 月に ペンの FIVA を出すんだってさあ. 噂だけどね.

でもそれって,キーボードついてんのかな. ついてなさそうなきがするけどな(根拠なし). もしついていないとすればそれは別に 新しい情報でもなんでもないな.

■1999年 7月 12日

嘘じゃなかった

カシオのサイトにいったら,しっかり 「ペンコンピュータ8月発売予定」 って書いてあったよ. 噂どころじゃなくて公式な情報だったんだね. (ちと恥ずかしい.)

確認したら,やっぱり,すでに 5 月に発表された キーボードのないタイプだ.はあ. なぜペンをつけるとキーボードをとってしまうかな〜.

MediaGX ドライバ

FIVA のサポートウェブには MediaGX のドライバの 新しいバージョンがおいてあるようだ. あとで Palmax に入れて試してみよう.

■1999年 7月 13日

お帰りなさいまし

香港から帰国した篠田さんからメール.ありがとうございます.

1000 はわずかに在庫があったのですが(それも黒い筐体のものばかり)、 めざす 1100 は、やはりどこにも置いてなかったのです。
入荷の予定はあるといわれたですが、 実物は遂に目にすることができませんでした

PD-1100 って,ひょっとして Vaporware?

■1999年 7月 14日

なにも変わらず

FIVA のページからとってきたディスプレイと サウンドのドライバは Palmax に問題なく インストールすることができた.

でも,どこが変わったのかぜんぜんわからない.

Suspend to Disk から復帰したあとに Direct Draw Acceleration を使うムービー (MPEG1 とか,QuickTime の Sorenson Video Codec とか) を再生すると色がぐちゃぐちゃになるところなども まったくかわらず.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R109eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

■1999年 7月 16日

地球の裏からこんにちわ

英国にも Palmax を扱う 代理店が できたようで,オンラインで注文を受け付けているのを 発見.しかもクレジットカードが使える! PD-1100 がアクセサリも含めてオーダーができるらしい!

早速オーダーじゃあ!うりゃ!

「英国以外の地域へは発送しません.」

ひゅるるるるう〜〜かーん(欽ちゃんの仮装大賞)

Palmax メーリングリスト発足

英国の代理店のページには 「Palmax メーリングリスト」 へのおさそいのページがあった.

とりあえず申し込む.

ちゃんとした? BIOS 「R009eng.bin」

最近はウェブで手に入る Palmax の BIOS は 166 MHz モデル ("PLUS") 用であり, 120/133MHz モデル用の最新 BIOS はどこからも手に入らなかった のだが,今日ようやく手に入れた.「R009eng.bin」

info@ の palmax.net にいままで 4 度も 「120/133MHz モデル用の BIOS くれー」 とメールを書いて,ようやく今日,返事がきた. 仕事してんのか?

早速いれてみた.うひ! バスのスピードが変えられなくなってる! 33.3 MHz で固定になっていて CPU のスピードが 120MHz と表示されている. へんだな.バスが 30MHz のときに CPU が 120 MHz で バスが 33.3MHz のときに CPU が 133MHz のはずだが.

他は……違いを見つけられなかった.

速水さんの PC カードトラブル

PD-1000 ユーザの 速水さんからのメール.

速水さんのマシンは,以前から 「システム起動前かサスペンド中に PC カードを挿入しないと PC カードを認識しない」という奇妙なトラブルがある.

最近,別のハードディスクで OS を入れ替えてみたり したけどやっぱり解決しなかったそうだ.

わたくしのマシンでは同じ問題は発生しない. どなたか原因や解決方法にこころあたりのあるかたはメールください.

移動式女子大生

同じく,速水さんからのメール

先日、新宿で桃井はる子 にPD1000を見せた所、よだれを垂らして(^^;; 欲しがってました。

桃井…はるこ……?誰?

(女子大生タレント、月刊アスキーに桃井 はるこ新聞を連載中)

む.思い出した. ついこのあいだ廃刊になった 月刊モバイルプレスに連載してた人だ. (モバイルプレスは季刊として 復刊.)

彼女、つい最近台北に行ってきた所なので、 『買ってくればよかったーーー』と騒いでました。
ユーザーが増えるかもしれません(笑)

おお.そいつはぜひともユーザになっていただかなくては.

ところで,その桃井さんのページ「 桃井はるこの『モモイズム宣言!』」 ,えーと,なんつーか,その,ついてけないっすぅ….

浮気の虫

NTT ドコモがポケットボードの後継 「ブラウザボード」を発表.欲しい.

タッチパネルとキーボードがついて,携帯電話と PHS インタフェース内蔵で, メールとウェブが読めて,PIM も内蔵していて, 電池で長時間つかえて,電源オンですぐ使える.

そーなんだよ,わたくしが求めていたのはこれだったんだよー. と,まさにそういう気分.

7月26日発売予定.たぶん,買う.そんな気がする.

■1999年 7月 18日

地球の裏側に PD-1100

Palmax メーリングリストからはじめて メールがきた. リスト主催者の英国の代理店から.

「たったいま PD-1100 の最初の1台がとどきました.なかなかいいよ.」

いままで1台もなかったんかいっ!

■1999年 7月 18日から 22日

PC カードのトラブルが直るかと思ったのだが

木本にはじめてメールをくれた Palmax PD-1000 ユーザである 藤田さんから,ひさしぶりにメールがきた.ありがとうございます.

マシンを増強したとのこと.メモリ64M,HDD 4.3ギガバイト, Windows 98 にアップグレード.

Windows 98 にしたことで木本と同じ PC カードの 抜き差しの障害発生. (これは 7月 16日に書いた速水さんの障害とは別の障害.)

藤田さんはPCカードのデバイスドライバを Palmax 社のウェブからとってきたものに 入れ替えることで直ったそうだ:

カードドライバーについて
私の場合98のドライバーで不具合
したがって
Webのものに変更しようとして
Webからダウンロードしたディレクトリーを選択
「そいつは今のより古いぞ」と聞かれるがそそまま実行
そしたら途中で「そこにはファイルがない」と言われたので
途中から98のディレクトリーに変更しました。
そしたら不具合解消です。
あまり参考になりませんが・・・・・。

わたくしも早速やってみました!

でも,わたくしのマシンでは不具合は解消しませんでした.

な〜ぜ〜だ〜?

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R009eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版

液晶保護シート

同じく藤田さんからの情報.ありがとうございます.

Libretto 用に売られている液晶保護フィルム(ただのシート) が PD-1000 にジャストフィットだそうだ. チチブデンキで3枚入り980円とのこと.

でもなあ.わたくしは液晶保護フィルムについては かなり否定的な考えを持つ人なのだなあ.

■1999年 7月 23日

ドッキングステーションが香港市場にあらわる

香港特派員情報.山根さん,ありがとうございます:

さてさて、篠田さんのレポート(7/13)を読みましたが、ちょっと補足を。
・紫のPalmax
チェーン電器店(豊沢)などは、逆に黒がなくて紫ばかりです。 なにか流通の裏があるのか??
・PD-1100
某店で聞いたところ、「来月」って言ってました。本当か?
・ドッキングステーション
某店でついに実物が売っていました。触って見ましたが、なかなか よい作りです。お値段はHK$1800と、palmax.comのオンラインと 同じ値段ですね。現在、2つのお店でのみ(しかも黒)現物確認しました。

とうとう,やっと,ドッキングステーションが 市場にあらわれましたか.つぎは PD-1100 が来月? ほんと?

■1999年 7月 26日

Libretto とツーショット

Palmax の英国の代理店 のウェブに Palmax PD-1100 と Libretto 60 を並べて撮った写真が掲載された.

-> Palmax picture gallery

Libretto とよく似ていること, でも全然違うことが,よくわかりますね.

ブラウザボードを触る

本日発売のドコモのブラウザボードを新宿で触ってみた. わたくし個人的にもっとも理想に近いモバイルマシンであろうと期待をもちつつ.

うおお!安い!軽い!

キーボードは,小さいが,この程度なら タッチタイプできるな,と思った.のだが.

日本語を打ってみると,あまりにフィードバックがなさすぎる. わたくしは実は真のタッチタイピストではなくて, キーボードの音と画面に表示される文字がないと 打てない,偽のタッチタイピストなのだ. そういうわたくしには,ちょっと,ブラウザボードの フィードバックは情報がなさすぎる. ブラウザボードでたとえば「か」と入力しようとしたら, 「ka」と2文字打ってはじめて画面に文字があらわれる. 「k」と打った時点では画面にはなんの変化もあらわれない. 一方,ふつうのローマ字入力システムでは,「k」を打てば 画面に「k」があらわれ,つぎに「a」を打ったところで 「k」が消えて「か」があらわれる.そういうフィードバックが 欲しいのだ.わたくしには必要なのだ.

漢字変換は,一応,連文節変換もするらしい?が, あまりにお粗末だ. WorkPad (30J) の漢字変換もそうとう馬鹿だが,それよりもさらにお馬鹿. 10年前の ATOK 6 のほうが ずっと少ないメモリ容量でもっと賢かったぞ! ほんとに「書院」のシャープが作った端末なのか? がうおおおおお (吠).

買わないで帰った.

でも,遅かれ早かれ買ってしまいそうな気がする.だって安いしぃ.

■1999年 7月 27日

しびれがきれそう

なかなか市場にでてこない新機種 PD-1100. 香港の代理店のウェブショップでは 注文を受け付けているけど,はたして,在庫あるのかな?

香港の山根さん(の仕事場の広東語を喋るスタッフ)が香港の代理店に 電話で問い合わせてくださった.ありがとうございます:

-うちのスタッフ-
「こんにちは、PD-1100のことが知りたいんですけど、 いつごろ買えますか?実はうちの会社の日本人が、 どうしても買いたいんだけど、お店に売っていない、と 言うんです」

-代理店-
「実は我々もわからないのです!台湾から、いつ入荷なのか、 何の連絡もないんです!困っているんですよー。 ごめんなさい、もうちょっと待ってほしいと伝えてください」

とのことでした

そーですかー,やっぱり.がっかり. ところで「うちの会社の日本人がどうしても買いたい」って いうのは山根さん,とうとう Palmax を買う気になったのかな.

いや、実は、「そうですか、オンラインですぐ買えますから すぐに連絡して下さい。明日にでも配達でお届けします」なんて 言われたらどうしようかと、ちょっとドキドキしていたのです。

わはは.そうなってしまったらわたくしに声をかけてください. 買い取らせていただくかも.

■1999年 7月 28日

Palmax で Linux

なんとまあ,Palmax PD-1000 (166MHz モデル) で Linux を 動かした人がいるのだそうだ.やっぱりいるんだね,そういう人って.

-> Linux on the PD1000

Debian のインストール自体は簡単だったと言っている. でも,やっぱりタッチパネルは使えなかったそうだ. デバイスドライバがないから.

(のちにタッチパネルのドライバも有志により作成された.)

■1999年 7月 29日

新 BIOS のデフォルト設定

7 月 16日に BIOS を「R009eng」に更新したけれど, そういえば「Load Setup Defaults」を していなかったなあ,と思って,実行した.

んが! バスのスピードが 30MHz に戻ってしまった! いままでは 33.3MHz にオーバークロックして使っていたけど, 遅くなってしまった(ようなきがする). おまけに新 BIOS ではこの設定が変更できない.

うげ! Suspend to Disk (または Save to Disk) ができなくなった! (追記.これは勘違いであった.)

おお! Suspend to Disk から復帰後の PC カードの抜き差しで クラッシュするトラブルがなくなった! なぜならそもそも Suspend to Disk ができないからだ!あたりまえだ! いいのかそれで!

台湾でも PD-1100 はまあだだよ

Libretto 30からPalmax PD-1100への乗り換えをもくろむ 豊島功さんという方からメールをいただいた. 情報ありがとうございます.

今度台湾に出かけるのでそのまえにメールで PD-1100 は台湾で買えるのか?と問い合わせたとのこと.

なるほど.わからないことは直接,きく,という基本を忘れてましたよわたくし.

…まだ台湾ではオフィシャルリリースされていないということです。そりゃ香港で も出ない訳ですわ。しかしなんですね、PD-1000なら市場にヤマほどあるから欲し かったらディーラーを紹介するよーん、となかなかにノー天気なお返事が帰ってきま したよ。

うむーう,やっぱり,そーなのかー.まだかああ.

■1999年 7月 30日

Suspend to Disk 復活

7月 29日に Suspend to Disk ができなくなったのは BIOS の「Setup Default」をロードしたせいだと 書いたけれど,それは間違いでした.

デフォルトをロードしたあと,BIOS の設定をいじくって, そのときに「Onboard FDC Controller」を無効に してしまったのが原因でございました. (これを無効にすると Suspend to Disk が できなくなるのがなぜなのか,わからない.)

有効に戻すことで Suspend to Disk 機能,復活.

同時に,Windows 98 で「Suspend to Disk」から復帰すると PC カードのぬきさしでクラッシュする不具合も復活. おまえは復活しなくていいんじゃあああ.

USB が使えたよ

仕事場でマックの USB マウスが一個あまったので Palmax につないでみることにした.iMac の丸いマウスと同じやつである.

BIOS で USB を有効にして Windows 98 を起動.USB ドライバが組み込まれる.

マウスを USB コネクタに接続すると 正しく認識し,マウスドライバが組み込まれて きちんとマウスとして使えるようになった.

ふむ.なかなか快適である. Palmax のタッチパネルを指でつっつくより正確に ポイントできる.しばらくタッチパネルを使わず ずっとマウスを使ってしまった.

PS/2 マウスと違って,ポートモジュールを 経由しなくてもつなぐことができる. ただし,USB マウスは Safe モードでは使えない.

一度だけ,どういうわけかマウスポインタ(矢印カーソル) が上下にしか動かないという奇妙な現象が起きたが, USB コネクタを抜いて挿したら直った.

(追記.一度どころか,しょっちゅう,ひんぱんに, 上下にしかうごかなくなる. PD-1000 側の問題なのか,マウス側の問題なのか,わからない.)

(さらに追記.これは Apple USB Mouse の不良品であったらしい. -> Apple の技術情報

マックのマウスはボタンが一個しかない. だから右クリックは依然としてできない. このさい,2 ボタンの USB マウスを買ってみるかな. いやいや,マイクロソフトの Intelli Mouse Explorer が 出るまでまとう.あれなら,安定した平面がなくても, 電車の中で立ったままでも使えるらしいから.

USB のトラブル

PD-1000 では USB を有効にすると Windows 98 でトラブルがある. サスペンドしてもすぐに復帰してしまうのだ. これはちときびしいなあ.

3月 14日の記事参照)

■1999年 7月 31日

15回め

よそのメーカのサポートページで, BIOS を更新しても Windows のインストールを しなおさないと更新が反映されないことがあるという のを読んだ.めったにないことらしいけど.

もしやと思い,Palmax に 15 回めの Windows 98 の クリーンインストールをしてみた.

結果は,何もかわらず.徒労に終わった.

■1999年 8月 1日

メモリでとんかつを食う

昨年末に Palmax のメモリを 64 MB に増やしたときに, 取り外した 32MB のメモリモジュールが余っていた. 持っていてもしょうがないので, 中古パーツ屋に買い取ってもらった.

買い取り価格は,その日の昼食と同じ値段であった.

PD-1100 不在の展示会

香港の山根さんから, 「デジタルワールド99香港」 という展示会のレポートをいただいた. ありがとうございます.

[Digital World99 Hong Kong report]

PD-1000 Plus は出展されたけれども PD-1100 は出展されず. いつ出荷できるかわからない PD-1100 を 積極的に売り込むわけにもいかなかった,のかな.

■1999年 8月 2日

Windows 98 Service Pack 1

まちにまった Windows 98 Service Pack 1 が出た. マイクロソフトのウェブからインストール.

Save to Disk から復帰した後に PC カードを抜き挿しするとクラッシュするのが 直ることを期待して,というか祈っていたのだが, やっぱりクラッシュする.はあー(ためいき).

USB を有効にしているとスリープから すぐに復帰してしまうのも,直らず. はあーー(ためいき).

■1999年 8月 4日

iBook にタッチパネル

つい先日発表された iBook. タッチパネルがつかなかったので わたくしはがっくり肩を落としたのでございます. めそめそ.

その iBook のための タッチパネルをつけるキット が販売されるらしい. このキットを装着済みの iBook も買えるらしい!

まだ iBook そのものが発売になっていないけど, こいつは期待できそう?

■1999年 8月 5日

七七三拍子を奏でるハードディスク

ハードディスクの音に耳を傾ける.

カリ♪カリ♪カリ♪カリ♪カリ♪カリ♪カリ♪

リズミカルに当間隔で聞こえるこの音, 今まであまり気にしなかったが,今日その原因に気が付いた.

中途半端に不良なクラスタがいるのだ! 1回のアクセスでは正しく読み込みできないから 何度もリトライするのでリズミカルなアクセス音がするのだ. リトライの間 CPU は止まったも同然. この事実を知ってしまった以上,もう,気になってしょうがない.

(追記.「CPU は止まったも同然」と書いたのは正しくなかった. 一応,並列処理で CPU は動いている.)

しかもこいつは Scandisk では「不良クラスタ」とは 認識してくれない. ほんの数回のリトライで正しくアクセスできる クラスタは見のがしてしまうのだ. こういうのはきっちり不良クラスタとして 死んでくれた方が,わたくしとしては助かるのだがなあ.

死にかかったクラスタを完全に殺す方法を 知っているかたはメールください.

■1999年 8月 6日

そういえば PD-1000 って 6 ギガ対応してるのかな

昨日の中途半端に不良なクラスタのおかでで ふんぎりがついた.

ハードディスクをのせかえるぞ!

現金をにぎりしめて秋葉原へゴー!

おう,2.5 型のハードディスクで高さが 8.45mm で 6 ギガバイト以上のハードディスクをくれい.

「ありません」
「在庫してません」
「切らしております」
「入荷待ち」
「…」

「はい,在庫ございますよ.」

くれ! あ,そうだ.Windows 98 Second Edition の OEM 版を つけるといくらになります?
(この時期はまだパッケージ版は売られておらず, OEM 版しか手に入らなかった.OEM 版はハードディスクか マザーボードとセットでないと売ってはいけないことになっている.)

うちではそれは扱ってございませんね.」

う〜あ〜う〜(優柔不断).また来ます(今日は買いません).

Win98 SP1 の USB は遅い

8月 2日に Windows 98 に Service Pack 1 を入れてから,どうも遅い. 以前はスムーズに再生できた MP3 ファイルの音がブツ切れ.

SP1 では USB を有効にしているとそれだけで CPU パワーがかなり とられるらしい.USB を無効にすると先の MP3 ファイルも スムーズに再生できた.

Service Pack 1 を外すと, USB の有効/無効にかかわらずスムーズな再生.

そう…いう…もんなの…か?

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R009eng
CPU : 120MHz
RAM : 64MB
Windows 98 日本語版 (+ Service Pack 1)

■1999年 8月 7日

ヤブ医者ノートンのお出まし

Norton Utilities の 30日限定トライアル版を インストール. こいつにハードディスクを診てもらおうと思ったのだ.

わたくしはマッキントッシュも使う人なので Norton の名に対する 不信感は骨の髄までしみ込んでいるのだが, 他に選択肢を知らないのだ. 頼むから悪さをしないでくれよ.

Disk Doctor を立ち上げて ディスクの表面検査. Scandisk と同じく 中途半端に不良なクラスタは見のがしてしまう. うー,やっぱり,ヤブ医者ノートンもそうみますか.

Speed Disk は起動すらしない.

(訂正. 初出時に「ノートン先生」と表記しましたが,後日,「ヤブ医者ノートン」に書き改めました. )

■1999年 8月 8日

香港特派員の台湾取材レポート

香港から海を渡って台湾へ. 香港特派員,山根さんが, 台湾への出張報告をくださいました.ありがとうございます. 本ページで初めての台湾情報です. (いや……2 回めかな?)

[台湾出張報告]

お膝元であるはずなのに Palmax は意外と台湾では見かけないという. Palmax を買うなら台湾より香港?

[ パンフレットの写真]

「X-puter」って,なんじゃそりゃ. ひょっとして「トランスピュータ」? そんなばかな.

■1999年 8月 9日

133MHz リターンズ

7月 29日 に 120MHz にデチューンしてしまったが, 再び 133MHz に戻すことができた.

一度,古い BIOS に戻し, バスのスピードを 30MHz から 33.3 MHz に変更, そして最新の BIOS に更新.電源を一度切って,入れ直す.

■1999年 8月 10日

Windows 98 の USB 問題を回避

Windows 98 で USB を有効にしていると サスペンドからすぐに復帰してしまう トラブルの回避方法らしきものをみつけた.

BIOS でセカンダリ IDE を無効にするといいようだ.

原因や理屈はわからない.ひょっとするとセカンダリ IDE 自体に 問題があるわけではなくてそれを無効にすると USB の IRQ が 15 に なるのが効いたのかもしれない.(根拠のない推測)

セカンダリ IDE を無効にすると 別売 CD-ROM やドッキングステーションの CD-ROM ドライブが使えなくなるのだろうけど, わたくしはどちらも持っていないので関係ない.

3月 14日の記事参照)

■1999年 8月 11日

6ギガのハードディスクにのせかえるぞ

どおりゃあ!(平八の声で)

若松通商にて 6ギガバイトのハードディスクをゲットぉ!

Palmax PD-1000 におさまるのは高さ(厚み)が 8.45mm までの 2.5 型ハードディスク. この大きさでは現時点で 8 ギガバイトがあるらしいのだが 市場に出ているのはなぜか 6 ギガバイトまで. (その後,9月には 8 ギガバイトの MK8113MATが出回るようになった. )

東芝 MK6412MAT

いっしょに Windows 98 Second Edition (OEM版) と, IDE (ATA) の普通のケーブルから 2.5 型ハードディスクへの 変換コネクタを購入.

変換コネクタは,仕事場のデスクトップマシンに このディスクを接続するために使うのだ. リブレットなど,CD-ROM を搭載していない マシンのディスクをのせかえたり OS をインストールする時などにこの変換コネクタが よく使われるらしい.

[変換コネクタの写真]

しまった! 値切るのを忘れた!

ディスクに取っ手をつける

うおりゃあ!(ポールの声で)

チチブデンキにて ハードディスクの「イジェクト金具」 (リブレット用)をゲット.

[写真]

Palmax PD-1000 は,リブレットと同様, ネジ 2 本外すだけでハードディスクを交換できる. 挿すのは簡単だけれども,挿す前にハードディスクに 取っ手をつけておかないと 取り出す時に苦労するのだ. そういうところもリブレットと同様なのだ. その取っ手は針金でもガムテープでもいいのだが, 今回はリブレット用の補修パーツとして 売られているイジェクト金具を流用.

リブレット専用なので金具のかたちが 違うが,Palmax PD-1000 でも使えそうだと 判断して購入.

でもなあ.コストのことを考えるとガムテープでもよかったような気がするなあ.

(追記.Palmax 専用金具でないと,ふたを閉めた状態でも ディスクと基盤をつなぐコネクタが外れることがある. Palmax の場合,この金具は抜くときの「取っ手」だけでなく, 抜けないように「抑え」の役割もしていることがわかった.)

インストール

お昼御飯を食べてから仕事場に出勤.「いいご身分ですなあ.」 「いやあ,それほどでも.」

仕事場のデスクトップマシン(の CD-ROM ドライブ) を使って,買ったばかりのディスクに Windows をインストールだ.

デスクトップマシンにもとからついていたハードディスクを外して, かわりに買ってきたディスクを変換コネクタ経由で接続.

CD-ROM ドライブに Windows 98 Second Edition の CD を入れて,起動.そのまま OS のインストール.

ハードディスクに CD の win98 ディレクトリ (インストールに必要なファイルが全部入っているディレクトリ) をまるごとコピー.

ディスクを Palmax に移して起動.もういっぺん OS のインストール.

実際には途中で何度かつまずいてやり直したりしたけれど, 意外とかんたんだな,と思った. コマンドラインから「FDISK」とか 「FORMAT」とか打ち込むこともなかったし. (これらを使えばもっとスピーディーにできたはずではあるのだけど.)

作業にはリブレットの情報サイト Libretters の記事がたいへん参考になった. 感謝.

6ギガバイトの使い心地

いやー,6ギガって,ひろいなー. なにしろ今までは 1.6ギガだったもんなー. なに入れようかなー. でも,あと 2 年もすると6ギガってせまいなーとかいうんだろうなー.

ディスクアクセスが速くなったのがうれしい. だいたい 2,3割り増しくらいだろうか? Windows の起動が速くなったほか, 全体的にきびきび動くようになって,グッドである.

手に入る最大容量のディスクをわたくしが 買ったのは,容量の大きいディスクが欲しかったからではない. 速いディスクが欲しかったのである.

円盤の回転速度が同じなら記録密度が 高い方が単位時間当たりのデータ量が多いはずだ → 容量が大きいほうが速いはずだ, という理屈.(検証していないので鵜呑みにしないでください.)

Scandisk などに時間がかかるようになったのは,ごあいきょう.

Win 98 の不具合は Second Edition でもなおらず

ついでに買った Second Edition の Windows 98.

かすかに期待をもって, Suspend to disk から復帰のあとに PC カードを挿してみた.

「……おまえもか…….」

やっぱりフリーズした.だめじゃん! (ムンクの叫びのポーズ)

それが問題だ.

さて,ここでわたくしは選択をしなければいけない.

選択肢その1 : Windows 95 にする.
○:PCカードの抜き挿しほかのトラブルがない.
×:98 にあるいくつかの便利な機能がない.
選択肢その2 : Windows 98 を使い続ける.
○:便利な機能がある.
×:PCカードの抜き挿しほかのトラブルがある.

むうー……,ぬぬ……,うー……,ぐうぐう.

わたくしは優柔不断な人なので結論が出ない.寝る.

■1999年 8月 12日

もうかりまっか?

豊島さんからのメール.「台湾から返事が来ました.」 (7月 29日の記事参照) 情報ありがとうございます.

 台湾Palmaxに、ディーラーを紹介したってやー、と問い合わせたところ、速攻で返 事が来ました。恐らく山根さんのレポートにあったのと同じ場所と思われますが台北 駅の近くということで Nova Computer Center (Tel : (02)2351-3922) に問い合わせし て見てくれ、とのことです。

 それと、X-puterはPD-1000と同じなので安心してちょ、とのことです。それにして も、どうせ教えてくれるなら台湾全土のディーラーリストでも添付するってのが商売 上手ってもんでしょうに、教えてくれたのは一件だけ。なんなんでしょうねぇ。

香港の山根さんも言っていたけど,台湾 Palmax 社って, 商売が下手なんじゃないかという思いがますます 強くなる今日この頃.

■1999年 8月 14日

コレクションのおすそわけ

香港から物理郵便.山根さんからだ.ありがとうございます.

内容は, Digital World99 Hong Kong 台湾出張 の戦利品. パンフレット各種.

おや?これは…….

情けないと評判のパンフレットが 3 部ある.

これは……読者プレゼントに提供しろと言うことかな?

というわけでこのうち 2 部をこのページの 読者にプレゼントしたいと思います. (追記.2週間,募集したが,応募はゼロ.しくしく.)

MediaGX ドライバの入手先

AVT Industrial Ltd に MediaGX ドライバの今一番新しいバージョンが あることを知った.ゲット.

ドライバの開発元 Eggplant Systems Corp. からも入手できるが,こちらはなぜか AVT の ものよりもバージョンが古い.

情報源は CASSIOPEIA FIVA 非公認 サポートセンター.感謝.

■1999年 8月 15日

香港でもみかけなくなりつつある?

香港の山根さんからメール.いつもありがとうございます.

各電脳街を あらためてまわってみたらば, Palmax PD-1000 はどこも 在庫がとても少なくなっていたとのこと.

もうすぐ PD-1100 が出るということだろうか.ならいいんだけど.

■1999年 8月 16日

ゾンビクラスタ

古い 1.6 GB のハードディスクを フォーマットしなおしたら, 不良クラスタの数が減ってしまった. 死んだクラスタを format.com が 復活させてしまったらしい.

復活したと言っても,どうせ,中途半端に不良で 何度もリトライするに違いない. よけいなことしおって!

(追記.たぶん,一度 FAT16 にしてもう一度 FAT32 に してしまったのがいけなかったのだと思う. もともと FAT32 だったからそのまま使えば format.com を使っても死んだクラスタが 復活することはなかったのだろう.)

Win 95 の日本語版をもういちど

古い 1.6GB のディスクをなんに使うかといえば, これに Windows 95 の日本語版を入れるのだ. そんでもって,6GB のディスクに入れた Windows 98 としばしば入れ替えながら 使い心地を比較するという算段だ. ハードディスクのイジェクト金具を買ったのは このためである.

それにしても,Windows 95 のインストールは 難しいのお〜.Sun OS 4.0.x のほうがよっぽど簡単だったよ.

PD-1100 公式情報公開

www.palmax.net に,ようやく,新機種 PD-1100 の情報が掲載された.

まちわびたよ!

■1999年 8月 17日

PD-1100 の仕様を見てコメントしてみる

メモリが最大で 128MB まで OK. 今までは 64MB までが限界だった. 今のところ 64MB あればなんとかなるけれど, 将来のことを考えると不安があった. 128MB あればひと安心である. EDO ではなく SDRAM になったから たぶん旧機種とメモリモジュールの 互換性はない.

大きさは旧機種と 1mm たりとも違わない.本当かな? ドッキングステーションとかの互換性のために 大きさを変えたくなかったのだろう.

重さは……「2.2 ポンド (約 998 グラム)」「2 ポンド (約 907 グラム)」「909 グラム」…… どれが本当だ? 旧機種の後期モデル「PD-1000 PLUS」では 1kg を超えていたようだけど……?

CPU は,「CyrixGXM 233/266 MHz MMX」とのこと. 233/266 というのは,2 モデル? それともベースクロックを変えられるのかな? 旧機種は MMX ではなかったが,今度のは対応だ. これで MP3 や MPEG4 もばっちり?かな?

ステレオスピーカー内蔵って, ひょっとして,このサイズでは唯一?

内蔵ハードディスクは高さ(厚み)が 9.5mm とある.本当かな? 旧機種は 8.45 mm の東芝製. 本当に 9.5 mm になったのなら IBM 製のディスクに入れ替えられられるかな? IBM 製は専用の低消費電力ユーティリティーがあってバッテリにやさしい. おまけに大容量で衝撃に強くて音が静かと評判である.

(追記.IBM をべた褒めしてしまったが,東芝もがんばっている. いちがいに IBM のほうが大容量で衝撃に強くて 音が静かとは,いえない.モデルや時期による.1999年12月)

それにしても気になるのはスペックにあらわれない部分だなあ. PD-1000 にあった Windows 98 での不具合は 解消されているのだろうか. PD-1000 では動かなかった QuickTime 4 は動くのだろうか.

■1999年 8月 18日

もうひとつのタッチパネルドライバ

香港の代理店の サポートフォーラムに,こんな 投稿があった.

「タッチパネルでつっついたときに, つついた場所ではなくて,そのとき マウスポインタがあった場所が クリックされてしまうことが たまにあって困っています.」

そうそう,そうなんだよな. そういえばこの日記でもいままで それについて一度も触れなかったけれども そういう問題があるのですよ,Palmax には.

別のユーザからそれに対する お返事があった.

「それはソフトウェアの問題だよ. タッチパネルのデバイスドライバが 2 つ あるでしょう,そのもう片方のを使ってみなさい.」

なぬ? もう片方って……そんなのあったか?

むむ…… これのことかな?

たしかに今まで (Fine Art 社製) とは別の ドライバ (Pen Power 社製) がインストールされた. ついでに,手書き文字認識ソフトウェアも インストールされて,これがなんと, 日本語対応.こんなのがあったのか.グレート. でも,キーボードがあるからいらないや.

たしかに,Fine Art 社製にあった問題はなくなったようだけど, Pen Power 社製には別の問題があることがわかった. もともと PD-1000 のタッチパネルは精度が わるくて常に±3ドットくらいの範囲でぶるぶる ふるえるような誤差があるのだ. Pen Power 社製のドライバはそれをダイレクトに拾うので クリックするとぶるぶる震えてしまう. ただクリックしたいだけなのにドラッグしたことに なってしまうのだ.

以前から木本が使っていた方のドライバ (Fine Art 社製) は クリックした直後はちょっとくらいの誤差は 無視してしまう(ふるえない)補正機能があるのでそういう 問題はない(ただし,ドラッグする時はぶるぶるふるえる).

Fine Art 社製
○:クリック時の誤差補正機能
×:つついたところではなく別のところをクリックしてしまうことがたまにある
Pen Power 社製
○:つついたところに確実にいく
×:クリックしようとしてドラッグになってしまうことがよくある

一長一短だね.

PD-1100 香港にて展示即売の予定

あらかじめことわっておきますが, わたくしが「クレージー」といったらそれは ほめ言葉です.

豊島さんからメール.ありがとうございます.

豊島さんは Libretto 30 から Palmax PD-1100 への乗り換えを もくろみ,台湾へ旅行にいったお土産に買って帰ろうと 計画までした人である. 7月29日の記事参照. もちろん発売されていなかったので手ぶらで帰国したのだが, それで引き下がるひとではなかった:

 実は、いよいよ対Palmax物欲モード(^^;)が高まって参りまして、マイルもアホみ たいに貯まったこともあるし、9月11日から18日の予定で香港へ突撃することに致し ました。

Palmax のためだけに香港へ飛ぶか? そいつはクレージーだぜブラザー!

「マイルがアホみたいに貯まる」というのは 飛行機にのらない わたくしには想像を絶する ライフスタイルだなあ.ブラザー.

 んで、事前に買えるかどうかチェックを、と思い立ち、ついてはデリバリーが心配 だが大丈夫か?と香港にメールを出したところ、先方のセールスマネージャー氏から 懇切丁寧とゆーか、売る気マンマンのメールを頂きました。さすが香港、注文のやり 方から支払方法までそりゃあもう語る語る。台湾とはエラいやる気が違いますね。念 のために教えた二つ目のメールアドレスにまできちんと返事を出すところはなかなか 感動モノでもあります。

わたくしは香港人も台湾人も同じ中国人だと いう偏見を持っていたけど, 香港人のほうが商売上手なんですかねえ.ブラザー.

 さて、ここで耳寄りなニュースをば。来る9月15日から18日まで、香港コンベン ション&エキシビションセンターの7階(と、そこまで指定してくるところがまた Cool!(^^))で開催されるIT Expo 99なるイベントで香港の代理店がPD-1100の展示即 売会を開くそうであります。はい、私はきっとその場で購入することでありましょ う。何せ早くも駆け引きに負けております(^^;)

なんですとおー!「展示即売」 そいつはベリー耳寄りだぜブラザー!

Palmax の欲しい奴ぁ,香港へ飛べ!

■1999年 8月 19日

わたくしは海の向こうといえば佐渡島しか

わたくしのぶんも買ってきてくれないかなあとは 言えない内気なわたくし.

山根さん:「うーん、木本さんもご来港、は無理、ですよね(笑)。」

え?

豊島さん:「宜しければ一緒にIT 99 Expoを見に行きませんか?」

わたくしに言ってんすか?

■1999年 8月 20日

クレージーで行こう!香港へ飛べ!

そういうわけで,わたくしも香港にいくことになりました.

「第1回香港 Palmax ミーティング(仮称)」開催決定!

現在の参加予定者は 3人.豊島さん,山根さん,木本.

オール自費,現地集合,現地解散.

え? なぜ,わたくし も行くことにしたかって,? えーと,それはですね……

(思考停止)

は? なんの話でしたっけ.ええ,香港に行くことは決定です. そう,決めたんです.

急げ!

豊島さんと山根さんに パスポートの取り方や 航空券の予約の仕方などを おしえていただく.感謝.

ちょうど敬老の日にちかいので 早めに予約した方がいいとのこと. なるほど.

香港版の PD-1100 はちょっと違うらしい

豊島さんから情報.ありがとうございます:

 香港のセールスマネージャー氏の言によると、台湾のWebの情報とは違い、香港で 売るモデルはHDDが1.6GB、RAMは32MBであるそうです。

ふうむ?香港モデルはすこし違うのか.

山根さんからの御意見.ありがとうございます:

HDDの件は、香港人の考えそうなこととしては、
・安く仕入れるため、小容量にした
・お客が大容量HDDを望めば、HDDを売ることもできる
というのが臭いな、と思います。

安くないと売れない,ということですか.

これが日本だと,「安く売ると利益が出ないから 安く売らない」というかんじですよね. カシオの FIVA (キーボードモデル)もとうとう生産終了だそうです. 138,000 円では利益が出ないのでしょう.(根拠のない推測)

(その後すぐ,FIVA 新機種の 発表 があった.)

■1999年 8月 22日

Windows 95 と USB

Windows 95 で,USB を試してみた.

幸いにして,USB ドライバを入れるだけで フリーズとかそういうことはなく,ちゃんと動いているようだ.

でも,Apple USB Mouse は「不明なデバイス」としか認識してくれなかった. Windows 95 では Apple USB Mouse は使えない.

Windows 95 に対応した USB デバイスはほとんど全くといっていいくらい,ない. マウスくらいは…と思ったのだが考えが甘かったようだ.

■1999年 8月 23日

サンワサプライの USB マウスドライバ

サンワサプライ の USB マウスの一部は Windows 95 に対応していることがわかった. 同社のウェブから デバイスドライバをゲット. Apple USB Mouse で使うことができるようになった. (いいのかなこんなことして.)

これでまたひとつ Windows 98 を使う理由がなくなってしまった.

Power Toys の Tweak UI

マイクロソフトの Power Toys に含まれる Tweak UI というコントロールパネルを使うと, ダブルクリック判定やドラッグ判定を甘くしたり厳しくしたり できることがわかった. タッチパネルではダブルクリックやドラッグのミスがけっこうあるので これで調整すれば便利かもしれない.

[スクリーンショット]

Tweak UI は Windows 98 の CD の中にも入っている. (追記. Windows 98 Second Edition 以降の CD には TweakUI は入っていない.20020607)

-> マイクロソフトのサイトから Tweak UI をゲット

■1999年 8月 25日

P…… とわたくし

そういえば,香港の山根さんから最近もらったメールにこんな一文があった.

PS:「ブラウザボードとわたくし」にホームページタイトルが 変更されないことを祈っています(笑)。

ごあんしんください. ブラウザボードとわたくし にはなりません. そのかわり,ぱんぱかぱーん.今日から 「Psion とわたくし」になります! ふわはははは.

うそですうっ.ごめんなさい.ゆるしてくださいいいぃ.

わたくしと Psion

Psion を買ったのは本当です.

もうすぐ PD-1100 を買いに香港に行くというのに なぜ,今,Psion なのか?

実は,ふた月前にオーダーした Psion が今日やっと届いたのです. 新製品は品薄でなかなか入荷しなかったらしい.

機種は Series 5mx. ふたを開けるとキーボードが前にせりだすところがかっこいい.さぷらいじんぐ. 5 回もやれば飽きるぞ.

もっと感心したのがスタイラス(ペン). ほれぼれするデザイン.まーべらす. わたくしの仕事場は治安が悪くて, ペンのたぐいは すぐに行方不明になるから 気をつけなくては.

Psion と Palmax

Psion の問題は日本語. 英語版(米国版)なのでそのままでは日本語が扱えない.

日本語入力キット(フォント付き)が市販されているが 値段のわりに出来はいまいちらしい. でも他にいい選択肢もないしな.おそかれはやかれ買わざるをえまい.

日本語入力キットは Windows が動く PC がないとインストールできない. Palmax に働いてもらうとしよう.

(追記.この時点では市販の日本語入力キットは 5mx には未対応.)

■1999年 8月 26日

Psion と 香港特派員

香港の山根さんからメール.ありがとうございます.

「悔しいので、昨日のりんご新聞のPSIONの記事を送ります。」

[ 新聞記事]

おお!お……? HK$5,000 って,高いよ.

(のちに実売価格はもっと安いことが判明.)

■1999年 8月 29日

香港特派員の逆襲

山根さんから香港の Psion 情報をいただいた. ありがとうございます.

新聞には HK$5000 と出ていた Psion Series 5mx は, 実売価格で HK$4180 だとのこと. これならリーズナブルである.

Ericsson 社の MC 218 という,5mx 互換機? OEM かな? わたくしはその存在をしらなかったのですが そういうのも香港で手に入るそうです. 5mx とはロゴが違うほかに本体の色や アイコンデザインが違うとのこと. Ericsson 社の携帯電話の電話帳を 編集することができるらしい. たぶん日本の Ericsson の携帯電話 (ER207) とは つながらないんだろうけど, 色が違うというだけでも買う日本人がいそうな気がする.

香港へいった時は PCカードモデムアダプタでも 買って帰るかな.日本で買うよりはたぶん安いだろうと期待.

(翌日,山根さんにいただいた情報によればつぎのとおり.香港のほうが安い.)

<PCカードモデムアダプタ>
日本(イケショップ)19800円+消費税=20790円
香港(豊沢電器)HK$1200=約17000円

(情報ありがとうございます.)

■1999年 8月 30日

Palmax で Windows NT

Palmax の英国の代理店のウェブに PD-1100 で Windows NT を動かすための 情報ページ ができた.

-> Installing Windows NT4 on the Palmax PD-1000 / Palmax PD-1100

ディスプレイとサウンドのデバイスドライバは ウェブをかけずりまわって見つけたそうだ. NT 4 には少なくとも Service Pack 3 があたっている必要があるらしい.

Palmax が提供している(Fine Art 社製の) タッチパネルドライバは, Windows NT をサポートしているかのように インストーラには表示されるが, それを入れても動かなかったとのこと.

Palmax で Linux,続報

英国の代理店のウェブには Linux を動かすための 情報ページもあった.

-> Installing Linux/UNIX on the Palmax PD-1000 / Palmax PD-1100

「問題はデバイスドライバだ」ってそんなことはわかってるんだよお.

おや? 「タッチスクリーンの仕組みについての情報を手に入れた.」それは重要だ!

-> タッチパネルのインタフェース仕様書らしきもの

ひょっとしてこの技術文書があれば Linux 用のタッチパネルドライバも できるということか.

だれかやって!

(Linux については 7月28日 の記事参照.)

タッチパネル付き Let's note

松下が「企業向け」として タッチパネルを搭載したノートパソコンを 発表.どういうわけか Windows 95 のみサポート.

(その後,Windows 98 モデルも出た.)

松下がアメリカで売っている Toughbook 33 の日本版かと思ったが, 大きさが全然違う.

映り込みしない「Anti-Reflection」処理が タッチパネルに施してあるそうだ. Pen Computing 誌 のレビューによると ビブロ MC と Toughbook 33 の 画面を比べると Toughbook 33 の ほうがずっと見やすいそうだ. Toughbook 33 に施された Anti-Reflection が かなり効いているらしい.

今回の発表では「企業向け」となっているけど, 個人で入手するのは難しく無さそうだ(ほほえみくんにくらべらば). 故障した時はどこに持っていけばいいのかな.

■1999年 8月 31日

Palmax で Linux,完全版

Palmax と Linux のページ の作者の Andy さんに仕様書が公開されていることを メールしたらば,「もう作った人がいる」とお返事がかえってきた. しかも一人ではない. 作りたいと言い出したひとも何人もいるそうだ.

これで Palmax で Linux を動かすのに 問題はなくなった.

さて,じゃあ,わたくしは Linux をインストールするかというと, たぶん,しない. もう,コマンドラインはこりごりだよう. 暗闇を手探りで出口をさがすような UI はもういやだよう.

わたくしが最後に UNIX と X を使ったのは, もう 10 年くらい前になるかなあ,と ゆびおり数えたら 3 年か 4 年前だ. 当時は……

「IP Masquerade という新技術があって,ソースが公開されてますよ」
「アイピーマス…なんだって? どれどれ英語か.」
(今なら説明不要なのだが.)
「Linux カーネルに組み込むそうです」
「Linux って,System V 系だろ.俺は BSD のほうが好みなんだが」
「僕もです.」
(当時はまだそんな誤解がはびこっていた.)
「よし,今度ひまなときにやってみよう.」
「おう,いえーい.」
(結局かけ声だけで何もしなかった.)

おそるべきは Linux コミュニティだなあ. 資料もなしにタッチパネルドライバも作ってしまうとは. 同じ オープンソースでも Darwin なんかは絶対成功しないね. コミュニティがないから.

タッチパネル vs. Touch Screen

海の向こうでは「タッチパネル」ではなく touch screen というのが普通らしい.

■1999年 9月 2日

香港に PD-1100 の壁面広告出現

香港の山根さんからの報告.ありがとうございます.

今日は会社帰りに旺角へ買い物に行きました。
もちろん旺角電脳中心へも寄りました。ちょっと久しぶりです。
エスカレーターで3階へあがり、一回りして2階へ降りてきたら、
なんと目の前に、見慣れたマッシーンの写真があるじゃないですか。
PD-1100の電光広告板です。壁一面の高さがあります。
たしか半月前は無かったと思うのですが(単に気づかなかった?)。

いずれにせよ、ここまでするっつーことは、もう準備OK!ってことかな?

[広告の写真]

わたくし,一時は本気で PD-1100 はこのまま販売されないんじゃないかと 危惧したものですが,この看板の画像を見ると, こんどこそ,と元気が出てくるような気がします.

■1999年 9月 3日

NT でタッチパネル

英国の代理店のページに Windows NT で動く PD-1000 のタッチパネルドライバが掲載された.

-> http://www.amherst.co.uk/palmax_windows_nt.htm

■1999年 9月 5日

「バッテリが半死体です」

わたくしよりもヘビーな PD-1000 ユーザである 速水さん からメール.ありがとうございます.

どうも最近、バッテリだけで使うとやたらと早く電源が落ちてしまうので
計測してみたら、500秒で電源が落ちていることが判明しました(笑)
10分持たない(^^;;

うひい.それは……バッテリの寿命ってやつでしょうか. ノートパソコンの消耗部品といえば 第一にバッテリ,第二に液晶のバックライトですよね. さいわいにして,わたくしの PD-1000 はまだ元気でございます.

8.45mm で 8 ギガバイト

もうひとつ,速水さんからの情報によれば, 東芝の 8.45mm で 8 ギガバイトの HDD が 市場に出るようだとのこと.ありがとうございます.

東芝 MK8113MAT

ウェブをさがしたら, アイ・ツー ツートップ が値段をつけてますね.入荷はまだみたいですけど.

■1999年 9月 7日

香港特派員の台湾レポート,第2弾

[台湾出張報告2]

先月に引き続き香港の山根さんが2度目の台湾出張. 残念ながら大きな進展はなし.新機種 PD-1100 も見つからず.

■1999年 9月 9日

PD-1100 のマニュアル

www.palmax.net に「PD-1100 のマニュアル」 がおいてあった.早速ゲット.

ふむふむ.やはり PD-1000 とはだいぶ違うらしい.

PD-1000 Plus が国内で販売予告

LIBRER 友の会」という掲示板からの情報. パソコン工房というお店で PD-1000 Plus が販売されるっていうから,そいつはおどろき.

パソコン工房のページによれば 9月下旬 発売.ってことは,わたくしが香港で PD-1100 を買って帰ってきたあとだな. (実際には,もっと早く販売開始された.)

キーボードが日本語だって? 嘘だろ.(嘘ではなかった.)

■1999年 9月 10日

WORLD PC EXPO 99

昨年,日本で Palmax PD-1000 がデビューした PC EXPO. 今年は Palmax の出展はなし.

タッチパネルとキーボードを兼ね備えた ノートパソコンは, 去年に引き続き J-Corp の AXZAM MNB-6500, もうおなじみの 富士通 ビブロ MC, それに松下の「企業向け」 Let's note CF-02 の 3 機種のみ.

Let's note のタッチパネルは映り込みがまったく,いや,ほとんどなくて とってもグッドだ.残念なのは Windows 95 のみのサポートであること. 「トラックボールがあるので個人で購入したいという問い合わせが多い」 のだそうで,普通の販売店でも注文すれば入手できるように したいと言っていた.わたくしにいわせればトラックボールなんかどうでもいい.タッチパネルだよ,大事なのは.

各社のブースで去年とまったく同じ行動をとる進歩のないわたくし. なにをしたかって? 説明員をつかまえて 「ペンとキーボードのついたノートパソコンを作れ」 と文句をたれるのだ.エキスポ会場のはしからはしまで.

説明員たちは一様にとまどいの表情をみせる. 彼らの顔には,こう,書いてある.「やっかいなやつにからまれちゃったよ.」

唯一の例外は東芝のリブレット担当の お兄ちゃんであった. わたくしの主張に快く賛同してくれたばかりか, 「右クリックは」というつっこみもいれる あたり,本気で興味を持ってくれたらしい. 最後には「ありがとうございました.」とまで いってくれた.さすがは光る光る東芝である. (わたくしは子供の頃から東芝びいきである. 今は東芝製品はひとつも持っていないけど.)

タッチパネル付き iMac

PC EXPO 99 会場の至る所にタッチパネル付きの iMac があった. 今後, タッチパネル装着済みの iMac が 販売される予定もあるそうだ.たのしみ.

■1999年 9月 12日

PD-1000 PLUS の国内販売が開始

AKIBA PC Hotline! の報道によれば パソコン工房秋葉原1号店と3号店にて PD-1000 PLUS が販売されているらしい. 日本語版 Windows 98 プリインストール. しかもリーズナブルなお値段.

わたくしも早速秋葉原へいって見てきました. 1号店では,手にとってみせてもらえました.

銀色. OADGベースの和文キーボード.「かな」つき!.

「スポット商品」.在庫を売り切ったらそれでおしまい. 他の色を入荷する予定はなし。 上位機種 PD-1100 を入荷する予定もなし. バッテリを入荷する予定もなし. (その後,紫モデル,バッテリを入荷した.)

CD-ROM ドライブと FDD だけは入荷を検討している,というので 期待していいのか?とたずねたら「もちろんです!」と答えおった.

BIOS は「R109JAP」という番号.

Suspend to Disk から復帰したあとに PC カードを挿してもクラッシュしなかった. でも,抜いたらクラッシュした.

[写真] [写真] [写真]

■1999年 9月 13日

ボディのみ?

香港の Genki となのる PD-1000 ユーザのかたから英語でメールが来ました.

「日本では銀の Palmax が手に入るのか? もし,銀のボディー(だけ)が手に入るのなら送ってくれないか?」

ボディーだけって,それは無理だよう.

■1999年 9月 14日

FOSAのペンノート(香港)

香港の山根さんからの情報.ありがとうございます.

香港には以前から Ministar という謎な ペンノートがあったのだが,それによくにたマシンが FOSA というブランドで出回り始めたそうだ.

FOSAのCivilNote、とあります。FOSAは、アメリカのノートPCメーカー。 香港では、よく見かけます。
スペックは、
MMX233、8.4SVGA/DSTN(安っぽいなあ)、HDD4.3/3.2、RAM64/32 (2モデル)。あとモデム内蔵、FDD/CD-ROMは外付け(付属かどうかは?)。 それぞれたぶんHKD8999、7999(と思う)。(約12万5千円/11万5千円)。 見るからにMinistarにそっくり、いや、私の記憶がたしかなら、筐体は 同じだ。OEM(どっちが?)でしょう。

www.fosa.comには情報なし。AP-M280は別機種です(カーブのデザインが 持ちやすそう、結構お気に入りです。でもペンは使えない)。 Ministarなんかより全然安い。そりゃそうだ、あれはTFTだった。 いまさらDSTNっつーのもなあ。ペンでつついたら、にじみそう(根拠無し)。

[写真]

いや,TFT でもタッチパネルでないものはペンでつつけば にじみますよ.STN でもそれは同じだから,ペン対応になっている 以上,にじまないように工夫されていると思う.

TFT と STN って具体的に何割の価格差があるのだろう. ノートパソコンの価格のうち具体的に何割が液晶なのだろう. STN の Jornada 680 より TFT の PD-1000 PLUS のほうが安い という事実がわたくし,ふに落ちないんですけど.

■1999年 9月 15日

日本語版 PD-1000 PLUS 購入者

PD-1000 ユーザでもある速水さんが, パソコン工房秋葉原店で販売されている 日本語版 PD-1000 PLUS を購入されたとのこと.いいなあ.

買ってきたよん(^_^)v
あと5台ほど在庫あるみたい。

FDDやCDROMやバッテリも、時期は未定だけど入れるそうです。

顔文字「(^_^)v」がとってもうれしそうに見えるのは, わたくしが心の底でうらやましがっているからでしょーか.

あと5台ほど,ですか. わたくしが思っていたより少ないなあ. バッテリをいれてくれるというのはうれしいですね. 消耗品ですからね.

いつも情報ありがとうございます.

続報・日本語版 PD-1000 PLUS

速水さんからの続報.

気付いた事、分かった事。

とりあえずWin98Jを入れてみますわ。。。

実際に購入したからこそ得られた情報,ありがとうございます.

■1999年 9月 16日

香港へ PD-1100 を買いにいくぞ

かねてよりの計画をついに実行する日が来た. PD-1100 を買うために香港へ飛ぶのだ.

情報では PD-1100 がまだ入荷していないらしいとか, 香港に台風が近付いているとかいう話もあるが, まあ,とにかく,行く.

「計画に変更はありえない.」(思考停止)

木本は香港にたどりつけませんでした

成田空港の電光掲示板を見てがくぜん.

UA801便は天候のためキャンセルになりました.

わたくしの乗るはずだった飛行機は飛ばないという. 香港に台風 "York" 直撃,空港封鎖だという.

こんなときは「振り替え便」を期待する, というのがふつうらしいのだが, いわゆる格安航空券の場合はあんまり期待できないらしい.

香港行きのとりやめを決意させられるわたくし. 相手が台風ではしょうがない.

「これは退却ではない.転進だ.」(意味不明)

[天気図]

本日の教訓

「成田空港の構内を, よそ見をしながら歩いてはいけません. 荷物運搬カートの車輪に 足を踏まれます.」

■1999年 9月 17日

香港では PD-1100 は未入荷

日本で寝ている木本に香港からメールが届いた. 香港で豊島さんと山根さん,合流できたそうだ.

IT EXPO 99 の SCHOT (Palmax の香港の代理店)のブースにいくと やっぱり PD-1100 はなくて, それでも 1週間か 2週間後には入荷しそうだ(ほんとうかな?) というので何やら交渉をはじめたらしい.

木本のぶんもよろしくおねがいしますう〜〜.

■1999年 9月 18日

PD-1100 で Linux

以前話題にした Andy さん とは別のユーザの方が Linux のページを 立ち上げた.

Alan Cox さんの Linux on Palmax 1100 というページ.

(あとで気付いた.Alan Cox さんって, Linux の安定版カーネルのメンテナンスをしている 超有名な人ではないですか.Alan さんによる MediaGX のための 修正が Linux カーネル 2.2.13 以降に正式に組み込まれている. USB を使いたければカーネル 2.3.19 以降.)

あれ,1000 ではなくて 1100,ですか. 英国の代理店から PD-1100 を購入したとのこと. ……ちょっと待てよ.

納得いかんぞ!

台湾,香港で手に入らない PD-1100 が どうして地球の反対側で手に入るんだよう.

PD-1100 の欲しい奴ぁ,ロンドンへ飛べ!

IT Expo99 & 第1回香港Palmaxミーティング

わたくし木本は台風にはばまれあえなく脱落しましたが, 無事香港に到着した豊島さんと香港特派員の山根さんが IT Expo 99 を訪問. そして記念すべき、第1回香港Palmaxミーティングも 開催されました。 山根さんによるレポートをお楽しみください.

[IT Expo99 & 第1回香港Palmaxミーティング]

いいなあ.特に北京ダック. うらやましいなあ.特に北京ダック. わたくしも泳いででもいけばよかったなあ.特に北京ダック.

■1999年 9月 20日

米国で PD-1100

Palmax メーリングリストからの情報. 米国ケンタッキー州在住の方が カリフォルニア州の代理店 (Jager Micro) から PD-1100 を購入したそうだ.

「オーダーしてからひと月ちかく待たされたけど先週届いたよ.」

PD-1100 の欲しい奴ぁ,太平洋を渡れ!

PD-1100 の問題?

で,その人がいうには,PD-1100 には問題が二つあるという.

そういえば PD-1100 の内蔵マイクって, どこについているんだろう. PD-1000 でマイクがあった場所には, PD-1100 では左スピーカがおさまっている.

ムービーの再生がうまく行かない場合があるのは 木本の PD-1000 でも同じ.でも起きる条件はその人がいうのと ちょっと違うようなきがする.

メーリングリストでは別の方からのフォローあり.

「マイクの音量がミュート(消音)になっていないか?」
「別のビデオドライバをインストールしてみろ」

(追記.PD-1100 に内蔵マイクはないことがわかった.)

FosaのノートTFT版

以前,話題にした FOSA のペンノートの続報. 香港の山根さんより.

Ministarの置いてあった店へ 行くと、再びMinistarがありました。で、その3台横を見ると、Fosaの CivilNote置いてあります。比べてみると。。。

まるっきり同じやん!
このCivilNoteはしかもTFTタイプ。バリエーションありますね。 なのにWebに情報無いとは、これはMinistarのOEM版だから、でしょうか。 価格はHK$9800だったかな、どっちも。Palmaxの十分なライバルに 成り得ますねえ。

前回の情報では FOSA ブランドの方は DSTN 液晶だったけれども, TFT モデルもあったんですね. 情報ありがとうございます.

(翌日いただいた追加情報:)

P266/4.3GB/SVGA/64MB
FDD,CD-ROM(24X)付属
HK$9800

[写真]

(ありがとうございます.)

■1999年 9月 21日

台湾中部にて大地震

え? 地震? トルコの? 違う?

台湾で大地震!? そいつはたいへんだ! だいじょうぶか Palmax!

■1999年 9月 23日

CivilNoteの全貌判明

FOSA の CivilNote (= Ministar) について,豊島さんより情報.ありがとうございます.

 意外なところにドメインがありました。なんと、フィリピンです。

http://www.starnet.net.ph/civilnote/index.html

 重量こそ1.3キロですが、スペックはPalmaxより遥かに上を行っています。なん たって本体内にVGAポートやシリアルポートを持っているのは凄い。プレゼンを良く やる私にはこいつがクラクラっと来ます。

 全体の印象は、三菱のAMITYノートに似ていますね。しかも、しかもですよ。Webの 情報によれば、日本語キーボード対応だっつーじゃないすか。いやあ、これ、欲し いっす。

 うーむ、PD-1100、入手前に乗り換えされるか?(^^;)でも重さはやっぱし1キロは 切ってほしいな。これ持論。

んむー.わたくし木本だったら, CivilNote よりは富士通のビブロ MC を選ぶと思うなあ. ビブロ MC だってコネクタボックスを装着しても大きさ重さ的に ほとんどかわらないし.電池も長もち. (あとでよく考えたら, CivilNote と ビブロ MC では値段にかなり差がある. CivilNote のほうがずっとずっと安い. これではわたくしもビブロ MC のほうがいいとは言い切れない.)

おや,さらに豊島さんからもう一通.

 その後、台湾のドメインも判明しました。

http://www.bcom.com.tw/index.htm

 ページの作りは「ダッセェー!」の一言ですが、Palmaxよりは遥かに情報の密度が 濃いですね。

わたくし木本は,台湾が本当の製造元であろうと思う.(根拠無し)

CivilNoteの大統一理論

おや?これは,よーく見ると,別のどこかで見た覚えがあるぞ.

7月1日に話題にした, 発明王エジソンの名をなのる会社の Mini IdeaBook とそっくりじゃあないですか.

Ministar と,CivilNote と,Mini IdeaBook は 同じマシンだ!

Palmax は震災をまぬがれたらしい

同じく豊島さんからの情報.ありがとうございます.

豊島さんが台湾 Palmax 社に メールを出したら 返事が帰ってきて, それによると Palmax 社は震災をまぬがれたとのこと.

ふひゅう〜.

■1999年 9月 24日

PD-1000 PLUS の通信販売

パソコン工房が PD-1000 PLUS の通信販売もはじめたそうだ. これで秋葉原にいけないひとでも買えるね.

■1999年 9月 26日

香港で PLUS 値下げ

香港の山根さんからの情報.ありがとうございます.

豊澤電器の数店で、PLUSがHK$1000値下げされて HK$4999で売っています。他の電脳街は未調査なのですが (なぜなら今日は、台風が来てシグナル8でお店は休み)、 この値段を見たとき、脳裏を一つの記憶が走りました。

実は豊澤では過去に、1000PLUS発売の前になって、 1000(無印)がHK$4999に値下げされた経緯があるのですよ。

これって、これって、もしかして、ってことでしょうか??? 1100だけに、10/1発売とか?(意味ありません)。 これからしばらくは、電脳街&豊澤電器通いが日課になりそう。

(※後日,山根さんから訂正が入った. HK$4999 ではなくて HK$4990 であり, 豊澤電器の全店でこの値段らしい.)

過去の経緯から推測すれば PD-1100 登場が近い???

それはそうと,PD-1100 が出たら, PD-1000 PLUS は市場から消えるのだろうか. 両者の間にはかなり 価格差があるから, 「最も安いマシン」としての PD-1000 PLUS に対する需要というのは あるような気がするけどな. (後日いただいた山根さんの御意見では 古いものは「急速になくなっちゃうと思います」とのこと.)

■1999年 9月 27日

パソコン工房は 300 台入荷 ?

パソコン工房の 法人営業のページを見たら, 「限定販売 300台限り」と書いてあった.

そんなに?

T-ZONE でさえ 10 台売るのに苦労して 最後には投げ売りしたってのに. 300 台もさばけるのかな.

「64MB タイプ」は「32MB」タイプより 1万円高い値段がつけられている. まあ,そんなもんかな.

それから,「各店鋪で発売中」とも書いてあった. これはつまり,「全国 42 店鋪」で発売中ということなのだろうか.

広島県福山市でも販売

広島県福山市の ピクトシステムというお店でも PD-1000 PLUS を販売する(した?)らしい.

こちらも和文キーボードと日本語版 Windows がつく.

やるな,広島.というより福山.

ピクトシステムの 値段表をよくみたら, 「SILVER」と「PURPLE」が 選べるらしい.値段は同じ. パソコン工房では銀だけだった.

しかも,しかも,大容量バッテリの 値段まで,出てる.

■1999年 9月 28日

Palmax でマッキントッシュ

通信販売で購入した Gemulator SoftMac をインストール.

Gemulator SoftMac は Windows で動くマッキントッシュのエミュレータだ. Palmax でこれを動かせば,実在する 本物のマッキントッシュのどのモデルよりも小さい 偽マッキントッシュができあがり,なおかつタッチパネルが使える.

似たソフトでは Fusion が有名だが, Fusion は DOS 上で動くので Palmax のタッチパネルが効かないのだ. Gemulator SoftMac は Windows 上で動くので Palmax のタッチパネルが 使えるのだ.

こういうソフトでは Basilisk II というフリーでソースが公開されているものも あるのだが,木本はその存在を知らずに Gemulator をオーダーしてしまった. そういえば,Gemulator SoftMac にも無料で使える「デモ版」が あるのだが木本はその存在を知らずに製品版をオーダーしてしまった.

Gemulator SoftMac を使用して

さて,動作させてみると,システムが立ち上がって たしかにマッキントッシュである. 画面の描画が非常に遅いが,一応,使える. しかし,システム以外にアプリケーションが 入っていないのでなにもできない.

「マックが動いたよ」「だからどうした」

ネットワークは?マックの CD-ROM へのアクセスは? Windows とのファイルのやりとりは? どうしたらいいのか見当もつかない.研究が必要か.

しかたがない.ジグソーパズルでもやるか. マッキントッシュの「システム 7.5」には標準で ジグソーパズルがついている.(一回やればあきる.)

「Start New Puzzle ,と…….あれ?あれ?」

さっそくフリーズ.しかも Windows を巻き添えにして固まった.

「くはっ」(←ガッデームと叫ぼうとしたのだが,あきれて声がでない.)

■1999年 10月 1日

Libretto 30 のフロッピードライブ

石田勝彦さんという方からメールをいただいた.ありがとうございます.

先月の9月15日にPD-1000PLUSをパソコン工房1号店で購入し たとのこと.速水さんが買ったのと同じ日ですね. 「大きな問題も無く、すこぶる快調」とのことで,何よりです.

石田さんは Palmax 専用フロッピーディスクドライブ (ドライブユニット + ケーブル)も購入したとこのことで,これがですね, ドライブユニット部分を Libretto 30 のフロッピーディスクドライブ に交換して Palmax につないだら動いたそうです. えー,つまり,Libretto 30 のディスクドライブを持っている人は ケーブルさえなんとかして調達すれば Palmax PD-1000 と接続できる, ということになり……ます……けど……,ほんとーですかあ? (うたがってどうする)

なお,Libretto 30 のフロッピーディスクドライブは 「PC カード経由で」 Libretto に接続するように できていますが,同じように Palmax に PC カード経由で つないでも,どうしても A ドライブにはならなかったそうです. まあ,それはそうでしょう.Libretto の場合は BIOS が 専用に作りこまれているからうまくいくわけで.

ペンホルダー?

液晶パネル横のペンホルダーに穴が開いていないのは 開け忘れか?という石田さんからの御質問.

お答えします.あれはですね,ペンホルダーではないみたいです. 木本の PD-1000 も,あそこはペンホルダーとしては 機能していません. Palmax のカタログなどで,あそこを「Pen Holder」 としているものも確かにありますし,そこに ペンがささった写真もあります. でも,それはかなり初期の PD-1000 か,もしくは プロトタイプなんじゃないかと思います.

■1999年 10月 9日

香港にて PD-1100 ついに発売

[写真]

香港特派員よりの速報!:

いやー、待った待った、待たされたよー。 ついに、待ち望んでいた日がやってきたのです!

会社帰りにモンコック電脳街へ。期待せずに、さっそく Wize Computerへ寄ると、いつものようにPalmax発見。

あれ、でも、筐体がちょっと違う。値段も高い。あれ?
お、おお、おおー!こ、これって!?
値札に「PD-1100+」だなんて表示しているからてっきり 1000+と勘違いしました(+の表示は、間違いのようです)。 そうです!1100だったのだぁー!!!

なお、確認したのは「黒モデル」のみ。

スペックと価格は、

HDDは4.8GB、RAM32MB
本体のみ:HK$7600(約10万5千円)
CD,FDD付属:HK$8600(約12万円)
中文Win98付属

Wizeにあるなら、もう一つの雄、Future Shopはどうだ?ということで、 Wanchai電脳街へあわてて行きました。なおここのWizeにも、1100有り。 そしてFutureShop。ここにはパンフレットのコピーもある。 スペックは同じ。やはり変更されたのだろう。ここでも、黒モデルのみ。

ただしFutureShopでの価格は:HK$8900(約12万ちょい)と高め。 でもこのお店は定価販売なので、これがPD-1100の定価なんでしょう。 店員さんに聞いたところ、「今日入荷しました!」。そう、昨日は置いて なかったですから。

しかし、WizeComputerの値段が安すぎるような気もします。 まさか値段表が間違っているとか。買うなら、今のうちか?? 「在庫はこれだけですか」と聞くと「まだあるよん」とのこと。 ちゃんと売っているようです(笑)。

豊澤電器、百老匯電器はまだ置いてありませんが、まもなくでしょう。 とにかくとにかく、よかった!

山根さん,報告ありがとうございます. はじめて PD-1100 の名前を聞いてから,はや5 か月ですか. ああ,待ち遠しかった.市場に出てしまえばどうにかなる.

PD-1100 と北京ダックが欲しいやつぁ, 香港へ飛べ!

■1999年 10月 20日

8ギガバイトのハードディスク

Teruyuki Sawano さんという方からメールをいただいた.ありがとうございます.

パソコン工房で PD-1000 PLUS とドッキングステーションを購入され, メモリを64MBにして、ハードディスクを8GBになさったのこと.

東芝 MK8113MAT

ドッキングステーションで Windows 98 CD-ROM の ブートができたそうだ(インストールが楽). ってことは,きっと, ポートモジュール経由の専用 CD-ROM ドライブでもブート できるとみてよさそうだな.(わたくし木本はどちらも持っていない.)

■1999年 10月 23日

今は黒だけ

香港では PD-1100 が好評 (?) 発売中 ということで,電脳街のひとつ, 旺角(MongKok) 電脳中心では なにやらプロモーション?がおこなわれていたそうで, いつものように香港特派員の山根さんによるレポートです:

本日、旺角(MongKok)電脳中心へ行ってきました。 ここの店頭は、いつもどこかのメーカーがプロモーションを やっています。さらに入り口両脇に露店の本屋、そして 道路には香港のISPの勧誘員たちがうろうろしているので、 写真の通りいつも込み合っています。
[写真]

さて、いつもの通り人をかきわけ中に進むと、お、見なれた ポスターが。そうです、本日はSCHOTが展示をしていました。 もちろんPD-1100がメイン。気になる色は黒のみ。 お値段はHK$8999(約12万5千円)で、さらに56kモデム、 CD-ROM、FDDも付くそうです(さらにSCHOT-NET3ヶ月無料)。

なかなかお得なお値段ではないでしょうか。 ポスターには「家族新成員」なんてキャッチコピー。ちょっと笑える。 店頭ですから、かなりの人が手にとっては質問をしていました。 評判は良いかも。

さて私も手に取り、黒色ボディーの再評価を試みました。 外で見てみると、つやありの黒も以外にかっこいい。 ちょっと手の汗というか脂が気になっちゃいますが。 思い切って「黒しかないの?」と聞いたら、「今は黒だけ」と 含みのある答え。でもこれ以上は聞いてもわかりそうになかったので 質問しませんでした。
[写真]

[写真]

色については好みが分かれるので、実際に見られることをお勧め しますが、香港まで来ないとなー(笑)。

それではまた。

山根さん,レポートありがとうございます. 「今は黒だけ」……紫を買おうと思ったら また待たなければいけないってことですね. くうっ.

■1999年 10月 29日

PD-1000 で 133MHz はやめたほうがよさそう?

8 月のあたまに台湾 Palmax あてに出した メールの返事がいまごろ来た. 出したことさえ忘れていたよ.

木本: PD-1000 用の最近の BIOS でバスのスピードが変えられなくなっているのは?
台湾 Palmax: それで正常.133MHz にすると何か問題がでるのでしないでください.

「何か」,って,何だ…….

133MHz ではギリギリで MP3 の再生ができたりできなかったりするけど, 120MHz では絶望的なんだよなあ. でも何か問題が起こるっていうなら,120 に落としておくかなあ.

PD-1100 は「11月の終わり」?

もうひとつ,かなり「いまさら」な質問とお答え.

木本: PD-1100 は,いつ出るの?(この質問をしたのは 8月 5日)
台湾 Palmax: 11月の終わり.(この回答は 10月 29日)

はて,「11月の終わり」? すでに香港でも USA でも UK でも 発売されているのに,なぜ,「11月の終わり」?

■1999年 11月 1日

香港 PD-1100 「まだ正式発売されていない」

香港の山根さんから情報.ありがとうございます.

10月26日の蘋果新聞電脳ページにPD-1100の小さな記事が 出ていました。読んでみると、「まだ正式発売されていない」と あります。もしや各電脳ショップに並んでいるのは並行輸入品? うーむ、どうなっているんでしょう? 紫が到着してから、ようやく正式発売になるんでしょうか?

[写真]

ますます謎だ…….あやしいぞ.Palmax.

■1999年 11月 6日

台湾出張報告3

香港の山根さんから3回目の台湾情報.ありがとうございます.

地震の影響が気になる台湾へ行ってきました(3回目、11/5-6)。 PD-1100の黒モデルはすでに香港で発売中、Palmax(台湾)の ホームページには銀モデルも掲載されるなど、本家台湾では 1100の新発売で盛り上がっているに違いない!と期待を込めて 電脳街めぐりへ。ところが.....

いったいどうしちゃったの?「1100なんて知りませんよ」とでも 言いたいのか?現代生活広場の2店には、前回よりレイアウトが 縮小されてPLUSが置かれているだけ。T-ZONEは展示が無くなり、 NOVAは前回までと同様、Palmaxそのものが置いてありません。 うーむ、これはいったいどーゆーことなんだ!? Palmax社、やる気無いのか?

いや、そうではなく、もしかして、こーゆーことではないだろうか。 「ミニノートは、日本でしか売れない!」。 今までの状況、そして私の香港滞在1年の経験(ちょっと偉そう)から、 悲しいけれど、この答えしか出てきません。

ということでPalmax社は、国内向けではなく輸出向けに力を入れて いるのではないでしょうか?(webも英語版がメインになっていますし)。

残りの2色(紫・銀)はいつ出てくるんでしょう? そして香港での「正式」発売は、いったいいつに??

「輸出向けに力を入れているのでは」,というところ, 木本も同じように考えていたところです. 地球の反対側から先に出荷しているあたり, まさしくそのとおりなんではないかと.

■1999年 11月 7日

紫の和文キーボード付き PLUS

AKIBA PC Hotline の お買得価格情報に Palmax PD-1000 PLUS が登場. パソコン工房秋葉原3号店.「あー.紫だー.」

お買得といえば,今,あちこちで Libretto M3 が放出されていて, Palmax よりずっと安い値段で買えるそうです. 問題は,「どこそこのお店でいくらだった」という情報が流れるとすぐに売り切れになってしまうこと.

(Libretto M3 の安値放出騒ぎはその後ひと月くらいでおちついてしまいました.)

■1999年 11月 8日

香港の広告2連発

香港の山根さんから.「ネタ不足の場合に使ってください。」ありがとうございます.

10月26日に引き続き、11月4日の蘋果新聞(電脳特集別紙)に PD-1100の記事が出ました。こちらの記事では、発売に関しては 何も記述がなく、「手書き認識できる(中英、諸外国語--日本語など)」 なんて説明が増えています。 しかし2週連続で掲載するとは、SCHOTも気合入れてる? それとも新聞掲載することで台湾Palmaxへ圧力かけてるのかな?

[写真]

■1999年 11月 10日

「買い損ねました」

以前にも 情報をいただいた篠田さんからひさしぶりにメールがきた.

篠田さんは US 配列キーボードがついていて Linux が動く安いマシンをお望みなのだそうで, 過去にも香港にでかけて PD-1100 を買えずに(発売前) 帰国している.

木本さん、お久しぶりです。
上海蟹と蛇がおいしい季節となり、香港へ行ってまいりました。
ちょうど、迪尼樂園(ディズニランド)誘致決定の日でした。
最近、観光客激減で酒店(ホテル)価格が暴落して喜んでいたのに、
これでまた高騰しそうです。
ちなみに今回は上環という下町にある酒店でしたが、
なんと一泊3500円。まるでゲストハウス並みの価格でした。
さて、めざす上海蟹と蛇ですが・・・ではなくPalmax PD-1100、
灣仔電脳城と銅鑼灣電脳商場でそれぞれ一店舗で扱っていただけでした。
山根さんがご紹介してくださっていた旺角電脳へは行けませんでした。
で結果は、購入を見合わせました(またかい!)。
理由は、どちらも中文のキーボードのものしかなかったためです。
たしか、1000の時には英文がメインだったと記憶していたので、
尋ねると「今はない」との答え。
「今は、ということはそのうち出るのか」と聞くと
いきなり画面を触って(ペンを使わず指先で)デモンストレーション。
そして「有問題ア〜?」だって。やれやれ・・・
価格は特派員報告通り灣仔でHK$8900、銅鑼灣でHK$8600。色は黒のみ。
やはり正式発売(?)はもう少し先、ということかも知れませんね。
12月末、再港する予定なのでそのときに英文タイプがあれば購入します。
そんなこんなです。毎度、未購入情報ばかりですみません。
余談ですが、香港の電脳市場は一時の勢いがなくなってきたように感じます。
人集りがしていたのはVCDやDVD等、ソフト系の店舗ばかりでした。

中文キーボードと US キーボードモデルと, 紫と銀がそろってはじめて「正式発売」 になるのでしょう,か,ね(根拠のない推測).

中文キーボードって, 漢字入力用の刻印(というか,シルクスクリーン印刷) がついている以外は US キーボードといっしょみたいだから 問題なさそうと木本は思っているのですが…….

それにしても上海蟹.(蛇ってうまいんですか?)

■1999年 11月 22日

紫のPD-1100は出ません!

豊島さんからの情報.ありがとうございます.

豊島さんが台湾 Palmax 社に問い合わせたところ, 「紫の PD-1100 は作らない」という返事が来たという!

そんな!

わたくしがメールを出すと 2 か月以上返事をよこさなかったくせに, 豊島さんのメールには即座に答えるのはえこひいきか? 台湾 Palmax.

いや,そういう話じゃなくて.

紫が出ない! そりゃないぜ Palmax! たとえ VAIO のまねといわれようとも, わたくしは紫がいいのだ! というよりも,月並みな黒や銀では自慢できないのだ! 逆にいえば黒や銀やグレーでなければなんでもいいのだが!

わたくしは紫が出るのをずーーと,待っていたけれど, こりゃ,とっとと黒を買った方がよさそうです.

あ,それから,銀については,とうぶん先とのこと.

[ 幻となった紫 PD-1100 の写真] Photo by 香港の山根さん

■1999年 11月 23日

FIVA と共通の問題か

カシオ FIVA ユーザのページ「FIVA 非公認サポートセンター」 のサイトマスターさんからメールをいただいた.ありがとうございます.

 私どものほうのFIVAでも同じような問題が多く、Win95でのPCカード不具合 や、スタンバイ時に勝手に復帰してしまう問題は前々から認識されていまし た。FIVAとPD-1x00シリーズは、CPUやBIOSがほとんど違わないようなので、 もしかしたら原因が同じなのかも知れませんね。

 7月頃の日記 にあるカシオ提供のMediaGXドライバですが、ディスプレイド ライバはたぶん他のものとほとんど変わらないと思います。今までのものに 何か問題があって提供されたというわけではありませんので...
 オーディオドライバは「スタンバイから復帰すると、ボリュームコントロー ルのミュート設定が外れる」という問題に対処したもので、このドライバは オリジナルの ESC のものに、カシオが手を加えています。たぶんコレは、FIVA のBIOS固有の問題だと思います。

なるほど.内部が似たマシンだから 同じような原因で同じような問題があるのではないか,-- もっともな推理です.

新機種では改善されているといいですね.Palmax も,FIVA も.

■1999年 11月 27日

日本 Palmax ミーティング

東京にて記念すべき第 1 回 Japan Palmax Meeting が開催されました. いや,ただの飲み会なんですけど.

[第1回日本 Palmax ミーティング報告]

豊島さん,幹事おつかれさまでした.

■1999年 12月 3日

パソコンフェスタ'99 in 関西

パソコンフェスタ'99 in 関西 にて,パソコン工房が PD-1000 PLUS を 出展

会場:大阪ドーム 1Fアリーナ他 にて
会期:12月3日(金)4日(土)5日(日)

誰か行った人,いますか?

日本語キーボードの PD-1100 は手に入りません

質問のメールをいただいた.

Q. 「Palmax PD-1100 で日本語キーボードで Windows 98 日本語版がインストールされているものは, どこで入手できるのでしょうか?」

返事を書くわたくし.

A. 「手に入りません.」

われながら,冷たい返事である.でも,事実だもんなあ.

こういう質問がくるようになったということは, 情報を整理する必要があるということだなあ.

■1999年 12月 7日

分解写真

PD-1000 の分解写真が掲載されたページを発見. 銀のドイツ語キーボードモデル.おそれいりました.

-> Palmax PD1000 Inside

■1999年 12月 11日

Windows 2000 RC2

本屋にて,Windows 2000 RC2 (プレリリース版)を購入. 付録になにやら紙の雑誌がついてきたが,こんなものはいらない. ゴミ箱にぽい.

PD-1000 にインストール. Windows 2000 自体が立ち上がるようになるまでは簡単. 問題はタッチパネルドライバ,ディスプレイドライバ,サウンドドライバ, それにサスペンドや Save to Disk ができるかどうかだ.

タッチパネルは全く動作しない.

ディスプレイのドライバは AVT Industrial Ltd から NT4 用のバージョン「1018」を使用. 16bit カラーモードではアイコンの色が変だったり, システムがクラッシュ(ブルースクリーン)したり したので,ハードウェアアクセラレーションを 全部切った.

サウンドドライバは Windows 2000 についてきた 「SoundBlaster16 or AWE32 or compatible」 を流用.ときどき音がとぎれる.

サスペンドから復帰するとフリーズする. Save to Disk はできない.

ドライバの問題以前に,Windows 2000 自体が 不安定である.システム自体にバグがないと出ないような エラーがよく出る.おまけに,ヘルプやメッセージが 日本語化されていないところが多い. これで本当にリリースキャンディデートか? しかも "2"? 大丈夫かマイクロソフト.

(あとで知ったのだが, 製品としてリリースするまで日本語版ヘルプが提供されないのは 最初からそういう予定であったそうだ.)

Windows 2000 はノートパソコン向けにかなり改良されているとか, Windows 98 よりロバストだという前評判を聞いていただけに, かなり,がっかり.

ちなみに,作業の参考にしたのは FIVA 非公認 SC の「Windows 2000 on FIVA」の ページと Palmax の英国の代理店の Windows NT4 インストール情報のページ.先達に感謝.

このときの環境:
PD-1000
BIOS : R009eng
CPU : 133MHz
RAM : 64MB
Windows 2000 RC2 (プレリリース版)

■1999年 12月 14日

PD-1100 ,ゲットぉ!

[ 写真(大)] / [ 写真(小)] (左:PD-1000, 右:PD-1100)

待つこと半年.今,PD-1100 を手中にしたぜ! うぉおおお.

PD-1100 の入手方法

どうやって手に入れたかについて説明. 簡単にいうと,香港の Palmax の代理店, SCHOT 社に 電子メール(英語)でオーダーして,日本まで 国際宅配便で送ってもらいました. 料金は日本の銀行から送金.

実際の手続きや交渉などは,実はわたくし木本が自分でやったのではなくて, 豊島さんのオーダーに便乗してやってもらってしまいました. 「一度に 2 台オーダーするから安くしてね」という作戦. 豊島さん,ありがとうございました.

どうせ個人輸入するなら香港でなく 本家の台湾 Palmax 社にオーダーをいれるべきかと 思われるかもしれませんが,どうも, 今のところ,台湾本社は個人を相手に PD-1100 を売る気はなさそうなのです. OEM 供給でもうけようということらしい? ま,でも,同じことをやろうというかたが いらっしゃったら,まず台湾本社に メールをいれてみてもいいんじゃないですか.

ご対面

Palmax が入った段ボール箱を一目見てわたくし,ひとこと.

「小さくなってるう」(箱が)

PD-1000 無印の箱の,3ぶんの1 くらいの大きさだろうか. 中身はほとんどいっしょなんだけど.

紫はないってことなので,黒い匡体を買った.

「おお.黒い!」(あたりまえだ.)

黒い匡体は手の跡が目立つという話を 聞いていたのでとりあえず本体に手をべたっとのせて,はなしてみた. 手の跡が「くっきり」.ほうっておくとだんだん消えていく. 完全には消えずに,てかりが少々,残る. 最初の跡は手からでた水分によるものだね.だから蒸発すると消える. 最後まで残るてかりは脂だね.これが酸化すると手垢になるのでしょう. あんまり気にするほどでもないと思う.たまに磨いてやる程度でよいんじゃないかと.

お,デバイスドライバや BIOS ユーティリティなどが収録された CD-ROM がちゃんとついている.PD-1000 にはついていなくて困ったんだよな.

PC カードがちゃんと「表を上にして」挿さる! PD-1000 では「裏を上にして」だったので 使いづらいところがあったんだよ.

期待通りのボケ

US キーボードでオーダーしたはずなのに, 中文キーボードになっている. 香港 SCHOT 社,期待通りのボケをかましてくれる. キートップに印刷されている中文入力のための記号を 無視すれば US キーボードとかわらないので問題はない.

(あとで SCHOT 社に確認したら,そもそも中文キーボードしかなかったそうだ.)

AC アダプタのプラグ(電源コンセント)は 日本式ではなくて香港式の3穴タイプ用. まあ,そりゃそうだよな.香港から買ったんだから. AC アダプタとコンセントとの間のケーブルが 交換可能にできているので,このケーブルを日本式のものに とりかえてやればいい.秋葉原で 500 円前後. 都会にすんでいない人は入手しにくいかもしれない.

(追記.AC 側のケーブルはプレイステーションなどで使われているものと同じ. 田舎でも手に入れやすい.)

[写真(大)] [写真(小)] (香港式電源プラグ)

[写真(大)] [写真(小)] (下が香港用のケーブル.上の日本用ケーブルに交換すればよい.)

マニュアルも中文……これはさすがに期待していなかったボケだ.読めねえ! 英語版マニュアル (MS Word ドキュメント)が www.palmax.net から ゲットできるので問題ない.ただし,紙の大きさが特殊なので プリンタへの印刷がちょっとうまくいかないみたいだ.

-> Word Viewer 97

火入れ

電源を入れる.ぽちっとな〜.

「おっ.BIOS が違う.」

PD-1000 では Award のものだったが,PD-1100 では Phoenix になった.

英語版の Windows 98 が立ち上がるが, プロダクトキーの入力を求められて,先にすすめない.

「OS なし,でオーダーしたからだ.そりゃそうだよな.」

どうせ日本語版の Windows を自分でインストールするから, と思って,「OS なし」でオーダーしたのだ.だからまあ当然といえば当然. それはいいんだけどさ.

いかにして日本語 Windows をインストールするか

「英語版の Windows が使えないってことは,PC カードもネットワークも使えないってことだよな.こりゃ困った.」

PC カード経由の CD-ROM ドライブで日本語 Windows を インストールするつもりでいた豊島さん,おおいに悩む.

わたくし木本の場合は PD-1000 に挿さっていたハードディスクを PD-1100 に挿すだけだ.あー,簡単.

豊島さんは真剣に困っている. 豊島さんの日本語 Windows 95 の CD がブータブルでないということも 問題を複雑にしているようだ. えーと 2.5 inch のHDD を外付けにするキットを買ってきて, とか,ハードディスクを Libretto 30 に差し換えて,とか いろいろ策をねる.たいへんだね.

我々と同じように PD-1100 を入手しようと思っている人は, ドッキングステーションもいっしょにオーダーした方が いいかもしれない.そのほうが日本語 Windows のインストールが 楽でしょう.

日本語 Windows を立ち上げる

わたくし木本の場合はハードディスクを挿しかえるだけ.

おや,PD-1100 についてきたハードディスクは IBM の Travelstar だ.高さが 9.5mm のやつだ. こいつは万が一のために大事にとっておく. 速水さんの にならい, 神棚にまつる.

PD-1000 で使っていた東芝の 8.45mm の ディスクを PD-1100 に挿して,電源を入れる. プラグ & プレイですべてのデバイスが認識され直され, インストールされる.

ひとつだけ,どういうわけか,「PCI Bridge」という デバイスのドライバがインストールされなかった. このせいで,PCMCIA メモリカードを挿すと クラッシュしてしまった.これじゃデジタルカメラのデータを移せない. んー.よくわからんが,もう一度 Windows のインストールから やり直せばなおるんじゃないかなあ.どうにかなるだろう.とりえあず楽観.

(PCI Bridge については,Cyrix のデバイスドライバが インストールされていないのが原因であった. デバイスドライバは PD-1100 付属 CD に収録されている)

[ 写真(大)] [ 写真(小)]
(左:IBM 製,Palmax 用イジェクト金具装着. 右:東芝製,Libretto 用イジェクト金具装着.)

PD-1100 のスピード

フォルダを開いたりしてみると実感できる.

「速い!」

CPU の周波数が 2 倍になったからそれだけ速くなったわけだ.

PD-1000 無印では,Windows 98 は何をするにも もたついて,95 のほうが明らかに快適であった. PD-1100 では 98 でなんの不満もなく使えそうだ.

PD-1100 の安定性

PD-1000 無印と Windows 98 との組み合わせで 生じていた数々の不具合は PD-1100 では, 今のところ,発生していない.

やっぱり,畳とノートパソコンは新しい方がいいってことだね.

残る問題は「PCI Bridge」のデバイスだな.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 32MB
Windows 98 SE 日本語版

■1999年 12月 15日

体重測定

PD-1000 は本当に 909 グラムか? と前から気になっていた. PD-1100 も手に入ったことだし,両方を キッチンの量りにのせてみた.

[写真(大)] [写真(小)] (PD-1000 無印)

[写真(大)] [写真(小)] (PD-1100)

新たな疑問,発生. この量りは信用していいのか? この量りは 20 年以上前のやつだ. もともとチープなやつだけに 狂っていても不思議でない.

とりあえず,PD-1100 は PD-1000 無印より重い, ということだけは間違いなさそう.

だれか信用できる量りを持っている方,かしてください.

■1999年 12月 16日

「科学の力を思い知れ」(アロハ男爵)

前回は大自然の脅威の前に屈服させられましたが 今回は無事,日本を脱出できました.

ついに台湾・香港を訪問するのだ!

今回は豊島さんに同行をお願いし, 香港の山根さんに出迎えていただいた. と,いうより,豊島さんと山根さんに 全部おぜんだてしてもらった. ありがとうございました.

台湾訪問

豊島さんと二人で 台湾Palmax社の工場をおとずれ,インタビュー. ついでに,テクニカルサポートも受けてきました.

[台湾 Palmax 社と意見交換]

Palmax社でドッキングステーションを かしてもらった豊島さん,ようやく 日本語 Windows 95 の起動に成功する. まだいくつか正しく認識されないデバイスがあるようだ.

わたくしの日本語 Windows 98 で「PCI Bridge」の問題については, 「本体付属のCDに入っているデバイスドライバを インストールしろ」というアドバイスをうける.

この日の夕飯は豊島さんと二人で 夜市の屋台をはしごして食う. ちゃんとした中国料理店では あまり出てきそうにないものを選んで 食ってみたが,ひとつもハズレなし. さすがだ.

■1999年 12月 17日

台北電脳街

台湾にきた以上,電脳街にもよっていくぞ.

[台北電脳街探訪]

第2回香港 Palmax ミーティング

飛行機で台湾から香港へ.

山根さんと合流.3人で北京ダックをいただく. ようやくありついた.

[第2回香港 Palmax ミーティング]

PCI Bridge 認識成功

山根さんのメビウス(シャープのノートパソコン)を お借りして,Palmax 付属 CD にアクセス. Cyrix のドライバのインストーラを 走らせることでわたくしの Windows 98 の PCI Bridge デバイスが正しく認識された. PD-1100 で新しく採用された Cx5530 というチップ用のデバイスドライバが インストールされたということらしい.

豊島さんのほうは残念ながらPCカードがうまくいかない. PD-1100 で採用された PCI-1211 というチップ用のデバイスドライバが Windows 95 の CD にも PD-1100 付属の CD にも 含まれていないようだ. Windows 98 なら簡単だったのにね.

■1999年 12月 18日

香港電脳街

香港では電脳街をかたっぱしからめぐりましたよ. 山根さん,豊島さん,わたくし木本の3人.

[香港電脳街めぐり]

でも,肝心の PD-1100 はどこにも在庫がない. 記念写真もとれないよ.

接待を受ける

香港の Palmax 代理店,SCHOT 社のゲーリーさんと ディナーをいただいた. ゲーリーさん,山根さん,豊島さん,わたくしの4人.

[香港 SCHOT 社との会食]

街でPD-1100を見かけなかった理由もおしえてもらえた.

■1999年 12月 19日

赤外線の明暗

わたくし木本の場合は BIOSの設定で赤外線を有効にするだけで 問題なく赤外線ができた. Windows 98 だからね.

豊島さんの場合は赤外線の設定が どうもうまくいかない. Windows 95 でも,ちょっと設定が面倒なだけで 赤外線は問題なく使えるはずだと思うのだが.

「98 にすればなおると思うな.」「そりゃわかってんだけどさ.」

香港から日本へのアクセス

夜の香港を一人で散策.スリとかひったくりとかいるらしいが, 「木本さんは金持ちの旅行客には見えないからたぶんだいじょうぶ.」 と,山根さんから太鼓判をいただく.

iMac を置いた「サイバーカフェ」を発見. コーヒーを一杯注文して, Netscape Communicator で日本のページを開く.当然文字化け. ウェイター氏も日本語のフォントは入っていない,とおっしゃる.

ふ,甘いな.(コーヒーはブラック)

Netscape Communicator を終了し,Internet Explorer をたちあげる. Mac 版の Internet Explorer は, 中文のフォントがあればそれで 日本語を表示してくれるのだ. 一部の文字(中文フォントにはない文字)は表示できないが, なんとか,読める.

掲示板をチェック.便利な世の中だ.

■1999年 12月 20日

帰国

日本に戻る.帰りは一人だ.

香港の空港で,航空会社のカウンターの お姉さんがおっしゃるには,49番ゲートは 「ベリー,ベリー,ベリー,ファーラウェイ.」 だから早めにいけということらしい. 本当に,とってもとってもとっても遠かった. それでも,早めに行きすぎて一時間以上時間をつぶした.

この空港ではコンセントがみあたらないので PD-1100 をいじって時間をつぶすという わけにもいかない.バッテリがもったいない.

飛行機で成田.成田から電車.

日本の電車の中で PD-1100 と PHS をつないで, 停車中にメールをとりこむ. たまったメールを読んでいるといつもの日常が戻ってきたような気がする.

■1999年 12月 26日

わたくしの1999年末問題

ワークパッドが壊れて, サイオンが壊れて, 今日はパワーブックが壊れた. 残るは Palmax PD-1100 のみ. 2000 年があけるまでこわれないでくれよ.

■1999年 12月 27日

CivilNote 日本発売

以前も話題にした謎多きペンノート, CivilNote が日本で発売された.

-> 「お買い得価格情報 1999年12月25日号」(AKIBA PC Hotline!)

この情報は香港の山根さんに教えていただいた. ありがとうございます.以下,山根さんのメール:

でも高いよー。香港なら13,4万円なのに。 188800円だと、消費税込みで20万でしょ。 うーむ、また日本の消費者を馬鹿にした値段だ。。。 とはいえ、日本語Windows、日本語キーボード。 ま、こんなもんでしょうか?

最近よーく思うんですが、日本語キーボードじゃないと 日本人ってだめなんだろうか??どうせローマ字入力だし。 世界からどんどん孤立していくなあ。。。

ほんと,高いよねー. 日本での値段は香港までいって買ってくるのとあまり かわらんじゃん?

■2000年 1月 3日

CivilNote 徳島発売

CivilNote は徳島県徳島市の ケイズシステムエンジニアリング という会社でも扱っているのを発見. こちらはオープンプライス.

ASCII DOS/V ISSUE 1999年11月号に掲載されたそうだ. 秋葉原よりこっちのほうが早かったんだね.

■2000年 1月 5日

「嗚呼幻のPalmax」

7月11月と, これまでに二度,香港で Palmax を買い損ねている 篠田さんが,みたび,香港をおとずれたということで メールをいただいた.ありがとうございます.

篠田さんは US 配列キーボードがついていて Linux が動く安いマシンをお望みだ. はじめは Palmax でなくてもよかったのだが, 今回は本気で PD-1100 を買うつもりで香港へわたったとのこと.

しかし,間の悪いことに,どこのお店にも在庫がない. これはわたくしの香港レポートにも書いたとおり, 香港 SCHOT 社が出荷を停止しているからだ.

こうなったら直接 SCHOT と交渉するしかない. しかし,さらに間の悪いことに, 担当者と連絡がつかない. 香港では 3 連休のせいか.

今度こそと決意を固め、恒生カードを握りしめての渡港だっただけ に残念、というかショックも大きく、このままでは帰国できないと、 茶餐店で鴛鴦茶を飲みのみ下した腹・・・じゃない結論は、もう国内 では入手困難になったLibretto (の,USキーボードモデル.木本註) と、ペン入力への未練によるPSION でした。前者はモデムカード込みでHK$10900(約10万4500円)。価 格交渉のきかないショップだったので、持参したM$98日本語版をイ ンストールしてもらいました(Palmaxのために意を決して購入した のに〜)。後者はPalmaxのポートリプリケータ代で賄いました(も うヤケ買いだッ)。

そして今、「このLibrettoとPSIONを並べりゃPalmaxさ」と、一人 強がりを言っている哀しい私。

そんなこんなで、例えもしPalmaxが再発されても、もう私にはお金 がありません。有無ガゥチョ〜ワ! こんな哀れな私でも、次回Palmaxミーティングに参加してもいいの でしょうか。

なんともうしあげてよいやら. Palmax 手に入らず残念でしたというべきか, Libretto と Psion ゲットできてよかったですねというべきか.

次回 Palmax ミーティングは時期未定ですが, もちろん参加歓迎でございます. 自慢する相手がいないと張り合いがないしね.

ThinkPad 235 の FDD

豊島さんからの情報.ありがとうございます.

ThinkPad 235 用のフロッピーディスクドライブが PD-1100 で使えたそうだ.

これは朗報. ThinkPad 235も パラレルポートに FDD をつなぐタイプだったんですね.

しかし Palmax ユーザはみんなチャレンジャーだなあ. コネクタの形が同じだからといって普通は 試さないと思うが.

ThinkPad 235 といえば, ほぼ同じ設計の CHANDRA 2 も気になるところ. 山根さんから情報をいただいた.ありがとうございます. フロンティア神代のWebページによると FDDは11000円,とのこと. 意外と高い.

■2000年 1月 7日

パラレルポート接続のFDD

若松通商(地下一階)にて, ThinkPad 235 用の FDD が売られているのを見た. その値段は,パソコン工房で売られている Palmax 用 FDD の値段の 2 倍を超える. IBM のロゴって,高いのね.

山根さんからさらに情報をいただいた.ありがとうございます. 三菱 Amity,ソーテック Winbook Trim 用にもパラレル接続の FDD があるそうだ.

山根さんはこれらの FDD は「パラレル台湾標準規格」, つまり,みんな同じではないか,というご意見だ. でもなあ.試してないし.

試してうまくいったというかたがいたらメールください.

試してマシンが壊れたというかたがいたらメールはいりません.

■2000年 1月 8日

PD-1100 に 128MB

PD-1100 からとりだしたメモリモジュールと お金をもって秋葉原へ.

店員さん,このモジュールと同じ種類で 128MB のやつをください.

「これは……?あれだけど……」

なに?

「ROM がない.」

は?

「(わたくしが持参したモジュールのすみを指差して)ここに ROM がない.」

どういうこと?

SPD といってね,モジュールの構成の情報が書き込まれたチップが, 普通はここについているんだよ.」

へえ.

「でも,このモジュールにはない.」

はあ.

「マシンは何?」

台湾製の Palmax ってやつです.

「台湾……?.チップセットは?」

Cx5530.

「……?(無言で首をかしげる)」

いいから,それ,ください.

天国だ

もともと PD-1100 についていたのは 32MB.これでは少ない. スワップが激しくおきるので, 64MB の PD-1000 より動作がもたつくことがあった.

買ってきたサードパーティーの 128MB モジュールに交換. BIOS も Windows もうまく認識したようだ.

スワップが減った.QuickTime ムービーのコマ落ちも激減. わたくし,ご機嫌.

地獄だ

さて,メールでも見ましょうかね,と PHS カードを挿入. しかし.

うんともすんともいわない.

PC カードは何を挿しても認識しない. あちこち設定を確認するが問題はみあたらない.

……まさか!

128MB のモジュールをはずして, もとからついてきた 32MB に 戻す.

問題解消.

そんなばかな!

(この問題にはかなりてこずったが,のちにほぼ解決. 2000年 3月の記事2002年 6月の記事 を参照.)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 1月 12日

香港の看板

サードパーティーのメモリと 格闘するわたくしのもとに, 香港の山根さんからメールがとどいた. ありがとうございます.

香港ならではのゴミ情報。ネタ無しの時に使ってください (って今は、メモリの問題でそれどこじゃないですね)。

先日WanChaiの「298電脳特区」から「電脳城」へ向かって 歩いていたところ、「東京発展有限公司」というふざけた 名前の店を発見。この店はつぶれていて、隣にあるのが 「東京玩具貿易公司(Tokyo Toys Trading Co)」という会社。 いわゆる電卓や電子手帳、電子文具などを売っているOAの店。
[写真]

中に入るほどのお店ではないので、外から何気なく 中を覗くと、おお、見なれたロゴの看板が! ショーケースの上のほうに、「PALMAX」の電飾!
[写真]

残念ながらPD-1000やPalmax社の電子手帳は 置いてありませんでしたが、以前はここも販売店 だったのでしょう。このPALMAXの看板は、 その使命を終えながらも、この先ずーっとこの店に 残るのでしょう。。。(つぶれなければ、の話ですが)。

その看板,いらなくなったらちょうだい,とか 思ってしまったわたくし.

オークション

もう一通,山根さんから情報. ありがとうございます.

国内のあるオークションサイトで PD-1000 PLUS が売りに出ている.

オークションにもでてくるようになりましたか.

最低落札価格と希望価格が示されている. うーむ.もっと安くないと……,ま,いいか. ひとごとだし.

■2000年 1月 14日

トラブル続出

Save to Disk から復帰したあとに タッチパネルがまったく効かなくなるようになってしまった.

フラッシュメモリカードを認識しても ストレージとしてアクセスできないようになってしまった.

サードパーティーのメモリモジュールの問題を なんとかしようとして設定をあちこちいじったのが いけなかったのかな. ちなみにもとからついていた 32MB モジュールでも 発生したのでサードパーティーのモジュールが 直接の原因ではない.

のちに解決.)

■2000年 1月 15日

128MB メモリモジュール返品

件のメモリモジュールを買ったお店を再訪. PD-1100 といっしょに見てもらう. お店のお兄ちゃんは買った時とは別の人だ.

別のメーカーのモジュールをためさせてもらう.

グリーンハウス社製,128メガ. モジュールの高さがありすぎて, 物理的に装着不可能. CPU についているヒートシンクがじゃま.

茶封筒に入ったノーブランドもの,128メガ. 装着は可能だが,最初のモジュールと同じ症状. Windows は正しく動いているように見えるが PC カードはいっさい認識しない.

茶封筒に入ったノーブランドもの,64メガ. モジュールの高さがありすぎて装着できず.

結局,返品,返金してもらった. 損はしなかったが,釈然としない.

(メモリモジュールが悪いのではなかったことが のちに判明. お店のお兄さん,ごめんなさい.)

門前払われる

つかえるメモリモジュールを求めて 秋葉原をさすらう.

わたくし:「購入を決める前にこの場で動作確認させてもらえませんか」

たいていのお店で断られる.

64メガ,ゲット

PC SHOP ヨシバ というお店にて, 頼まれたらことわれなさそうな 店員をつかまえる(店長だったかも). かなり迷っていたが,最終的に ためさせてもらえた. いい人だ.というより,人がいい.

プリンストンテクノロジー社製,128メガ. モジュールの高さが高すぎる.だめ.

ノーブランド,64メガ. 問題なく使えた! その場で PHS カードでウェブを閲覧. 店員さんはタッチ操作ができることに感心していた.

「これはバルク品なので保証なし.初期不良だった場合の交換は1週間以内.」

つべこべいわずに売れー.

[ 写真(大)] [ 写真(小)]
(高さが 1.15 インチまでのメモリモジュールが装着可能)

■2000年 1月 16日

快調,快調.

とりあえず 64MB あればなんとかなる. 32MB とくらべると明らかに快適.

Windows 98 のインストールをやりなおしたところ, 14 日に生じたトラブル,二件とも解消. ちなみにクリーンインストールではなく, 既存の環境をひきついでのインストール.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 64MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 1月 17日

訴えられなかった iMac もどき

わたくしの父親がパソコンを買った. 機種選定にあたっては,わたくしが相談をうけたので 当然,「Palmax を買うべし」とか,言ったりしない. そんなことをしたら苦労が二倍になってしまう.

富士通の プリシェ というマシンだ. いわゆる液晶一体型デスクトップマシン. わたくしが選定にかかわったからには, 当然,液晶パネルはペンオペレーション可能である. イーサネットを標準装備していないのが ちょっと気に入らないが, 前面に二つの USB ポートと PC カードスロットが あるのをもってよしとする.

マウスは USB でスクロール対応だ. スクロール機構はくるくるホイールではなくて, 傾けるとカチッとスイッチが入る式. あとでこっそり Palmax につなぎかえて試してみよう. わたくしは USB 機器にほとんど縁がないので なんでも試したがっているのだ.

いままで Palmax のための CD-ROM ドライブとして わたくしが活用してきたパワーブック(マックのノートブックPC)が ちょうど今壊れているので,かわりにこのプリシェに はたらいてもらうとしよう. パワーブックを修理に出す予定は,いまのところなし.

■2000年 1月 18日

64Kbps で通信

かなり遅れ馳せながら,PHS の通信環境を 32Kbps から 64Kbps にした.

旧:NTT Personal Paldio 311M + Paldio Data Card DC-2S
新:NTT Docomo Paldio 621S + Paldio Data Card DC-6S

ウェブをブラウズするときの ハードディスクの音が「カリカリ」から 「ガガ」に変わった. つまり速くなったってことだな.

電話機でメール

買い換えた PHS 電話機 621S は「Eメール対応」がうたわれている. ひょっとしたらこれで Palmax の出番は激減するかもしれない? と,思ったのだが.

ドコモの PHS のメール機能はどういうわけか 2 種類ある.

着信通知 長文
きゃらメール×
パルディオ E メール×

どちらも大事なところが欠けている. いまいち使えないことがわかって,がっかり. iモードとかエッヂのほうがよかったかもしれない.

■2000年 1月 18日

USB CD-R と FDD について考える

USB 接続の CD-R ドライブ USB 接続のフロッピーディスクドライブ それぞれ新製品として PC Watch で報道されていた. いいかも.

PD-1000 (無印)から PD-1100 にのりかえたことで, USB のトラブルがなくなった. 遠慮なく USB 機器が使えそうだ.

この二つを両方買ったとして……, デバイスドライバのインストールをせにゃいかんな. このとき,わたくしの脳に去来するものがあった. FIVA非公認SC のサイトマスターさんの 仕事初め 2000 のお話

FDD のデバイスドライバはCD-ROMで供給されているに違いない. CD-R ドライブのデバイスドライバはフロッピーディスクで 供給されているに違いない.

あ,めんどくせ.

それに,USB 接続だと,そこからブートできないはずだ. ひょっとしたら大手メーカ製のノートブック PC だと 同じメーカの USB 接続 CD-ROM からブートできるものもあるかもしれないが, Palmax にそれは望めない. OS のインストールには使えない.

さらに考える.Windows 98 以外の OS ではきっと,使えない. Linux や Be OS は言うに及ばず,Windows 95 でもだめなはずだ. Windows 2000 は,さて,どうかな?

やっぱり,USB 接続の CD-R や FDD の前に Palmax 専用ドッキングステーションを 買うべきだろうか.あるうちに.

いやでもしかし,USB 接続の汎用品だったら 気に入らなければ売り払うことができるしな. デバイスドライバのインストールなんて 一回やればいいことだし, OS のインストールなんてめったにやることじゃないし.

結論もオチも出ないまま,寝る.

■2000年 1月 20日

家庭内無線通信 32K

最近,PHS とデータカードを一式 64k のものを導入した. 古い 32K の一式も,手元にある. そこで家庭内無線通信を試してみた.

古い PHS と新しい PHS を両方とも 我が家の FAX 電話の子機に登録してしまう. すると両者の間で「内線通話」ができる. NTT にお金を払う必要もない. これで内線データ通信だ.

Palmax に 64K のデータカードと 64K 対応 PHS をつなぐ. Windows 98SE のダイヤルアップサーバを設定する.

親のプリシェに 32Kのデータカードと 32K 対応PHSをつなぐ. ダイヤルアップネットワークで Palmax に電話をかける設定にする.

プリシェから発信.見事につながった. 通信相手の Palmax は「ネットワークコンピュータ」 の中にはあらわれない. 「スタート」→「検索」→「ほかのコンピュータ」で マシン名を入力しないといけないのがめんどうくさい.

ためしに,ファイルを一個転送してみる.

遅い…….

たった 10MB 転送するのに何十分かかってんだよう.

だめだこりゃ. いくら 32K とはいっても遅すぎる. いや,32K ならもっと速いはずだ. 単に遅いだけではなくて何かが うまくいっていないようだ.

無線 LAN について考える

そういえば,以前いただいたメールで,メルコの AirConnect (当時は 2Mbps の旧タイプ.最近のは 11Mbps) という無線 LAN を Palmax で使っているという報告をいただたいたなあ. この日記のネタにはしなかったけど. PD-1000 ではカードを裏返しにしなきゃいけないので カードのはみ出た部分がじゃま,というお話であった. ええっと,どなたからいただいたご報告だったかな. あとで確認します.失礼. (石田勝彦さんから 昨年の10月にいただいたメールでした.ありがとうございます.)

PHS の通信だと一対一で合計2台だけど, LAN ならもっとたくさん同時にいけるなあ. PC カードも PD-1100 なら裏返しじゃないから 問題ないし.

その気になって値段を調べる.

高い…….

(その後,競争激化のため,値下げされている.)

■2000年 1月 23日

パワーマネージメント不調

使っていていきなり自動でサスペンドに入るようになってしまった. 電池が切れかかったら自動でサスペンドする設定には してあるが,電池はフル充電だ.おかしい.

AC アダプタをつないでいるのにバッテリのみで 動いているという表示がでる. 100% 充電ずみのはずなのに 40% と出る.おかしい.

AC アダプタを抜き挿しすると AC で動いていると認識するが,今度は 電池が存在しないという. おかしい.

AC アダプタをつないだまま電池を抜き挿しすると, また, バッテリのみで動いているという.おかしい!

パワーマネージメント復調

DOS に降りて AC アダプタをはずして放置. 電池切れを待って,再び充電.

直った!

なんでこれで直ったのかもわからないが,とにかく直ってよかった. 一時はバッテリが死んだかと思った.

(その後,同様の障害は何度も起きている. のちに買った大容量バッテリでも同じ障害がおきる. 対策は同じで,電池切れまで使ってから再充電.追記 2000年 5月)

(もっと簡単な対策を発見.電源を落とし,AC アダプタとバッテリの両方をはずしてしばらく放置.それだけ.しばらくというのは,たぶん,ほんの数秒でもよさそうだ.追記 2001年 1月)

■2000年 1月 24日

CpuIdle 5.6 効果なし

Palmax メーリングリスト Palmax サポートフォーラム で何度か 話題になっている CpuIdle という ユーティリティーを試してみた.シェアウェア.

これを走らせておくと発熱が少なくなって電池が長もち. しかもパフォーマンスは落ちないという, そんなふれこみだ.

さて,実際に,電池のもち時間を測定.

結果,まったく効果なし.

MemTurbo, MagnaRAM 98, HD 革命 PowerPack とともに, 「気のせいウェア・四天王」の称号をプレゼント. あ,あと,Surf Express ってのもあったよな.

もし効果があったという人がいたらお目にかかりたいのでメールください.

(測定には 「見る電池」1.05 A を使用.)

寝耳に着メロ

今日は早めに寝よう,とベッドに入ったところで PHS が鳴った.
♪ちんちろりーん
メールだ.

香港の山根さんからだ.いつもありがとうございます. タイトルは「PD-1200情報」な,なんですと!

さていつものようにWanChai電脳城のWizeComputerへ。 やっぱり今日もPD-1100は無い模様。ふとショーウインドウを 覗くと、なにやら新しいノートが置いてある。名前を見ると、

PD-1200

の表示だ。いったい何奴!!!名前からして、怪しいぞ! 実はSCHOT社(Palmaxの香港代理店)のPalmaxと並ぶ もう一つの主力製品、STAMPのノートでした。

しかしこいつ、見覚えある。LCD画面両サイドのアイコン、タッチ スクリーン、タッチパッド。なるほど、あれですよあれ。
http://www.gigatech.com.tw/english/5000.htm
でもってこのPD-1200、もちろんペン入力可能。ということは、 SCHOT社がPD-1100の名前にあやかり?、1200と命名したと 考えるのが自然かも。1100の上位機種、って扱いか? (STAMPってメーカーがあるのか、SCHOTがOEMしてもらって いるのかはよくわかっていません)。

STAMP PD-1200
Celeron 400MHz / 64MB / 4.8GB / 8.4 SVGA w T.Screen / 24x CD / 56K modem
HK$11700(約17万円)

[STAMP PD-1200 写真]

[仕様の写真]

なあんだ.PD-1200 っつっても Palmax じゃないんだ. GIGATECH さんちの MNB-5000 くんじゃありませんか. 忘れていたけど,これはこれでよさそうなマシンですな.

しかし SCHOT 社, なんでまた,よりによって, PD-1200 の名前を名乗らせるんだろう. なんか,やーな予感がするのは気のせいでしょうか.

■2000年 1月 25日

Touch-Base のタッチパネルドライバ

Palmax メーリングリストからの情報によれば, Touch-Base という会社が作っているタッチパネルドライバが Palmax で使えるらしい. しかも,標準で Palmax についてくる Fine Art 社のドライバよりも「much better」という. Fine Art 社のドライバの問題については 8月の記事 を参照.

さっそく,トライアル版をゲットして インストール. 対応機種リストにちゃんと「Palmax」がある.

うぉ!マウスポインタが前よりも 激しくぶるぶるふるえているぞ! なんじゃこりゃ!

そういえばメーリングリストの情報では設定を ユーザが調整できるのがいいと書いてあったな. つまりそれをやらなきゃいけないってことか.

タッチパネルの誤差(ノイズ?)を吸収するための 設定がいくつかあるようだ. 「Stabilization」「Averaging」「Touchdown Filter」……. パラメータをいろいろいじってみる.たしかに, ぶるぶるするのをある程度は抑えることができるが, 値を決めるのが難しい.

とってきたのはトライアル版なので 100回クリックするとそれ以上クリックできなくなる. そうなったらキャリブレーションをすると また100回使える. お金を払えばこんな面倒はなくなるそうだ.

はたしてお金を払うほどのものかってのは まだわからない.

NT 対応だというから Windows 2000 で使えるかもしれない. もしそうならお金を出してもいいかもしれない,と思う.

■2000年 1月 27日

イヤホン出力のノイズ

最近のはみんなそうなんだろうけど, わたくしがこんど買い換えた PHS は なんでもいいから音を録音すればそれを 着信音に設定できる.

ためしに,Palmax のハードディスクに入っている 「い・け・な・い ルージュマジック」 を PHS に録音してみることにした.

PHS のマニュアルにしたがい, ケーブルと変換コネクタを買ってくる. Palmax のステレオイヤホン端子から PHS のマイク端子につなぐためである. ちなみにアナログ接続.

一件あたり16秒までしか録音できないので さびのところをねらって切り出す. 「べいべー,べいべー,……」

PD-1100 のイヤホン出力には かなりノイズが混じっている. デジタル回路が発生するノイズがアナログ回路に のってしまっている. PD-1000(無印)はもうすこしノイズが少なかったと思う. Windows Media Player で再生するよりも Winamp で再生したほうがノイズがすくないようだ (気のせいかもしれない).

PHS 自体のスピーカーがかなりちゃちなので 音質についてどうこういってもしょうがない.

なにはともあれ,レコーディングは成功. 着信音量を最大に設定. 本日から,木本の PHS に着信すると 教授の演奏と清志郎のおたけびがとどろくようになりました.

普通のエディタ

シェアウェアのテキストエディタ EmEditor のユーザ登録をした.つまりお金を払った. もちろん,Palmax で使うためだ. 主に HTML を書くのに使用.

Windows 用のエディタは気が遠くなるほど たくさん公開されているのに,どいつもこいつも, ひとくせもふたくせもある.

わたくしが欲しいのは「普通のエディタ」なんだよ!

その普通のエディタがなかなかみつからないでいた. EmEditor も初期状態では「ひとくせ」くらいはあるけれど 設定のいくつかを修正するとかなり普通に近くなることがわかった. プロポーショナルフォントが使えないなどまだ普通でないところが あるが,まあ,よしとする. 本当に普通のエディタを探しつづけると時間ばかりかかってしょうがない.

(その後の改良でプロポーショナルフォントも使えるようになった. EmEditor 購入以来,わたくしはすべての HTML を EmEditor で 書いている.それ以前は Jedit 2.20010404記.)

■2000年 1月 28日

PD-1100 に 12GB

豊島さんからの動作報告. ありがとうございます.

PD-1100 に日立の 12GB のドライブを のせることができたそうだ.いいなあ.

日立 DK23AA-12

12GB あったら…… MP3 なら 200時間くらいか. それでもわたくしの 400枚の MDコレクションを収めるには ぜんぜん足りないなあ. 気に入ったのだけ200時間分選べばいいのか.

無印の PD-1000 (120/133MHz モデル)には12GBをのせることはできない. 厚み8.45mmのディスクは最大で8GBまでしか 実在しないからだ. 今後も 8.45mm で 8GB を超えるものはでないといわれている.

PD-1000 PLUS (166MHzモデル)は厚み 9.5mm のディスクを さすことはできそうだが, 12GBぶんフルに認識できるかどうかはわからない.未確認. 古いマシンでは,IDE ディスクは最大 8.4GB まで しか認識しないものが多く存在するのだ. PD-1000 PLUSもひょっとしたらそういうやつかもしれない. しつこいようだが未確認.

(後日,PD-1000 PLUS で 12GB ディスクの搭載に 成功したという報告あり.BIOS は R109eng. 東芝 MK1214GAP.)

(追記.8.4GB 超のディスクを使う場合は, Suspend to Disk のための保存領域を ディスクの先頭から 8.4GB 以内に作らないと だめらしい.)

■2000年 1月 29日

香港で販売終了

やーな予感が本当になってしまった. 豊島さんが香港の代理店の担当者から 直接仕入れた情報.ありがとうございます.

 SCHOTのGaryさんの言うことにゃ、PD-1100は香港での販売を終了し、以後はSTAMP 社の1.35キロのノートタイプをPD-1200の名称で販売するんだそうでありんす。短 けぇ命だったなぁ…。南無PD-1100

うっわー.あー.くはー.(声にならない.)

■2000年 1月 30日

ほかの国では

Palmax は US から撤退したっていう話もあるし,北欧の代理店 Best Technology はいつのまにか Palmax の取り扱いをやめているし,英国の代理店 Amherst も PD-1100 本体は在庫切れだという.

うあ.やべ.非常にやばいんちゃう?

■2000年 1月 31日

ご本家台湾のいいぶん

豊島さんからの情報.ありがとうございます.

台湾 Palmax に問い合わせたら,「部品がそろわなくて出荷を停止しているがそろいしだい再出荷する」との返答を得たそうだ.でもなあ.こういうのは,あてにならない.

香港 SCHOT が PD-1200 の名前でギガテックを出したということは,SCHOT は Palmax に見きりをつけたということではないだろうか.ああ,また悲観的になってしまう.

Windows 2000 RC2,再び

カシオの FIVA の公式サイトに Windows 2000 RC2 の情報提供ページができた.そこで Windows NT 4 用の MediaGX ビデオドライバとオーディオドライバが入手できる.Palmax でも使えそうだ.

■2000年 2月 1日

PD-1100 落下試験

40cm くらいの高さから PD-1100 を落としてしまった.

「ごとっ」

Windows の動作中だったけれどもハードディスクのアクセスはしていなかった.どうってことはないだろう.と,思ったのだが.

うお!タッチパネルがきかない!キー入力もうけつけない!

再起動.

「Operating System not Found」 (オペレーティングシステムがないから起動できません)

うわ,やべえ!

ねじをはずして本体からハードディスクをとり出してみる.普通なら金具をぐいっとひっぱらないと抜けないのに,傾けただけでするっと出てきた.落下時の衝撃でコネクタ部分が抜けてしまったのだろう.これじゃ立ち上がらないはずだ.ぐいっと押しこんで,起動.

「Operating System not Found」

え?なんで!

ハードディスクがいかれたか?と考え,別のハードディスクを挿してみる.PD-1100 を買ったときについていた IBM の 4GB のやつだ.起動.

「Operating System not Found」

うっそ!

PD-1100 本体がいかれたか? そりゃ困った.修理となれば香港に送り返さないといけないのか.30分くらい,ひとりで悩む.

BIOS の設定を見てみる.BIOS がディスクを正しく認識しているか確かめようと思ったのだ.ディスクの設定を見ると「None」とある.これはおかしい.デフォルトの「Auto」に設定して,起動.

直った!

一応,スキャンディスクをかけてみた.問題なし.ほっ.

(追記.衝撃でディスクのコネクタが抜けたのは,わたくしの場合, ディスクのイジェクト金具にリブレット用のものを使っていたからだ. Palmax 専用の金具を使っていればそれはありえない.金具については1999年8月の記事 を参照.)

■2000年 2月 3日

香港,最後の(かもしれない)一台

香港の山根さんより情報.ありがとうございます.

深水歩(歩は土へんに歩、ShamShuiPo、シャムシュイポ)の 高登電脳街へ行ったところ、なんとPLUS発見!(2000/2/2)

1台だけ、HKD4999(約6万8千円くらい)で展示されていました! 展示品に値札が貼ってあるので、この展示品なんでしょう。 でも安いかも。1100が入手困難な今となっては、英文(中文) キーボード派にはお勧めです! いつまで売られているかなあ。売れなければ、値下げ、なんて こともあるかもしれない。

[写真]

おそらくこれが香港で最後の一台ですよね.ひとつ前の型とはいえ,中文キーボード,しかも紫.貴重な一台だ.

■2000年 2月 10日

ドッキングステーション,ゲット

とうとう,買ってしまった.ドッキングステーション.

「ネットワークがあればドッキングステーションはいらないよ」 とまで言っていたわたくしが,買ってしまった.

「今買わないと二度と手に入らないかもしれない」 そんな危機感がわたくしにそうさせた.

パソコン工房の通販を利用. 相手は大阪商人だというのに, 値切るのを忘れて発注してしまったのが悔やまれる.

読めない CD-R

前の仕事場で自分で焼いた CD-R メディアをドッキングステーションに入れたら Windows がフリーズした.

別の CD-R メディアでは問題なし. ほかに何枚か試した CD-ROM も 問題なくマウントした. その一枚だけの問題か? わたくしの焼き方がわるかったのか?

のちに解決.)

■2000年 2月 13日

Libretto 70 の実力を思い知る

中古 PC 屋にて, Libretto 70 MP3 の再生のデモをしていた. なんの苦もなくクリアな音を再生.音飛びなし. スタートメニューからコントロールパネルを開いたくらいでは びくともしない.

わたくしは無印の PD-1000 (MediaGXi 120/133MHz) が性能的に Libretto 70 に匹敵すると思っていたが, そうではないことを思い知らされた. ちなみに無印の PD-1000 では MP3 の再生にはぎりぎりの性能.

Libretto 70 は MMX 対応だが PD-1000 の MediaGXi は MMX に対応していない. その違いが大きいのだろう.

ちなみに MediaGXm 266MHz をつんだ PD-1100 は MP3 の再生に問題ない.GXm は MMX 対応.

■2000年 2月 14日

palmax.net 店じまい

うげ.Palmax 公式サポートサイト www.palmax.net が閉鎖されている.

FAQもドライバもない.不吉だ.不吉な予感がする.

(その後,復活.)

ねじ式

ドッキングステーションに座った PD-1100 に ついうっかり真空跳び膝蹴りをかましてしまった.

接合部のコネクタがはずれた. 動作中だった Windows 98 はフリーズ. 再起動するしかない.

コネクタに挿しこんだだけではだめで 手回し式のねじ2本で固定するのが正しい使い方なのだ. めんどうなのでねじ止めしていなかったのがいけない.

これからはきちんとねじ止めすることにしよう. でも,片方のねじの位置があっていなくて,はまらない.

■2000年 2月 15日

ドッキングステーションで音楽 CD はだめみたい

ドッキングステーションの CD-ROM で音楽 CD を再生してみた.

音は出るのだが,再生中は Windows 98 がフリーズ. マウスポインタも動かない.イジェクトボタンを 押して CD を取り出すと生き返る.

よくわからんけど,そういうことなら,別にいいや.

音楽 CD から WAV データに書き出すソフトを いくつか試してみたが,まったくだめ.

まあ,別にいいや.

のちに解決.)

■2000年 2月 17日

Palmax 公式英語ウェブサイト移転

閉鎖したかと思われた www.palmax.net が移転していることがあきらかになった.

http://www.palmax.com.tw/website/index.htm

移転先については香港の山根さんと豊島さんからそれぞれ情報をいただいた. ありがとうございます.

予告やおしらせのひとつくらい,してくれよ,Palmax.

■2000年 2月 19日

ドッキングステーションの CD 本領発揮

IDEコントローラのデバイスドライバを Cyrix のものから Microsoft のものにかえたら ドッキングステーションの CD の調子がよくなった.

読めなかった CD-R も読めた.

音楽 CD 再生中もフリーズしないし, 音楽データを取り出すこともできる.

わたくしのバラード

それじゃ,ちょっくら,CD から MP3 へ落としてみますかね. CDex を試してみる.シェアウェアかと思ったけど freeware だそうだ.

今回は気分を変えて,「あんたのバラード」世良公則

5分の曲をMP3に落とすのに30分もかかる……. PD-1100 でも,やっぱり Palmax は非力だ. ちょっと悲しい気分.

ハードディスクの DMA に夢破れる

IDE のドライバを Microsoft のものにかえたことで, ハードディスクのプロパティに 「DMA」のチェック項目があらわれた.

これをオンにすると,えーと, Ultra ATA だっけ. Ultra DMA だったかな. それでディスクアクセスが速くなるか,と期待したのだが.

Windows 98 が起動しなくなってしまった. 復旧には4時間くらいかかった.

(復旧の方法:Safe Mode で立ち上げ,レジストリエディタで HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\hdc\0002\ なんちゃらDMAかんちゃら を消す.)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 64MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 2月 20日

ジュークボックス予算案不成立

秋葉原の 若松通商 にて発売されたばかりの光デジタル音声入出力インターフェース DA-Port 2000 を発見.値段は 2万と少々. その場でひっつかんでレジに向かって,一歩踏み出す. ちょっと待て.自分で自分に問い掛ける.

それを買ってどうするつもりだ.

どうするかって? 決まっている.現在 400 枚あるわたくしの MD コレクションを全部ハードディスクに つっこんで,ジュークボックスを作るのだ. 手作業でディスクを交換することもなく らくちんになるはずなのだ.

そうはいっても,400 枚ぶんも入るディスクは持っていないだろう.

買えばいいのだ.デスクトップマシン用なら 3 万円もあればじゅうぶんな容量のディスクが買える.

デスクトップマシン用では,Palmax に内蔵できないだろう.

ハードディスク外付けキット を買えばいい.1万円くらい. よし! 問題なし! オールクリア! 買うぞオラ!

待てと言ったら待てい! 無収入の身分でそんなに金を使っていいのか

はっ.いや,これは将来のための投資というやつで…….

自分で自分にうそをつくか. だいたい,ついこのあいだも デジタルサラウンドコードレスヘッドホン を買ったばかりではないか.MD デッキも買い換えたよな.

そ,それは…….

そもそも,今日は Windows 2000 を買うために秋葉原に来たんだよなあ.

や,やめてえ.

来月にはプレイステーション 2 も買うんだろう. ヘッドマウントディスプレイも新調したいんだよなあ.

うう,まいりました.あっしのまけでさあ.

とまあ,そんなわけで, 自分で自分に言いくるめられたわたくしは DA-Port 2000 を買うのをあきらめました. でも欲しい. 来週は単発の仕事が一本もらえるかも しれないからそれから考えよう.

※「MD 400 枚」: 誤解のないようにことわっておくが, わたくしの MD コレクションは CD からコピーしたものではなく, MD に最初から音楽が入っていた状態で レコード会社が売っているものを 購入したものだ. 個人で楽しむぶんにはハードディスクに コピーしても文句はいわれないと思う.

Windows 2000 購入

吉葉無線電機にて Windows 2000 購入.

お, コンパクトフラッシュが安い. (それを買ってどうするつもりだ.)

■2000年 2月 21日

Windows 2000 診断

Windows 2000 対応アナライザ を試してみた. デバイスとアプリケーションを診断して Windows 2000 にどのくらい対応しているのかを報告してくれる.

[診断結果]

互換性のないデバイス:

信乃助 for Win95
FAX ソフトだ. わたくしが使っていた PHS データカードのおまけ. FAX ソフトはデバイスじゃないんじゃないかと思うが, Windows からはデバイスに見えるらしい.
XpressAUDIO(TM) 16-bit Sound
XpressAUDIO(TM) PCI Bridge
MediaGX のサウンドドライバだ.ま,予想したとおりだな.
Cyrix XpressGRAPHICS(TM)
MediaGX のディスプレイドライバ.これも予想の範囲内.

Windows 2000 と互換性のないソフトウェア:

MS DTC (コントロール パネル)
んー.なんだっけ,これ. Microsoft の何かをインストールしたときに いっしょに入ったんだと思うけど,なんだったか わからない.
Nikon View Ver.2 (スタートアップ プログラム)
Adobe Photoshop LE を買ったらついてきたおまけだ. いや違った.おまけは Photoshop LE のほうだった. Nikon View はニコンのデジタルカメラ用の パソコン接続キットのソフトウェアだ. Adobe Photoshop LE は単体で買うより ニコンの接続キットのおまけとして 買ったほうが安いのだ. それはさておき,Nikon View はまったく使っていないので Windows 2000 で使えなくても問題ない.
システムへのショートカット (スタートアップ プログラム)
はて,なんだそりゃ.そんなのあったか?

報告書を読み終わって,「何か足りないような気がする.」

わかった.ペンだ. ペンのドライバについてひとこともでてこない. へんだな.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 64MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 2月 25日

palmax.net が帰ってきた

あ. www.palmax.net が生き返ってる.

一部のファイルはなくなっているようだ.

■2000年 3月 1日

Linux で Suspend to Disk

米国在住の日本人の菊谷誠さんから報告をいただいた.ありがとうございます.

PD-1100 の Linux では Suspend to Disk ができないという問題があったが, FIVA 用のパッチをあてたらできるようになったそうだ. すばらしい.

FIVA 用のパッチは 井上義也さん という方の手によるもの. 同じ Cyrix の Media GX をつんだマシンだから 同じ問題だったわけですね. 井上さんに感謝.

このパッチを見つけたわたくしは 自分で試すのがめんどうだったので, PD-1100 で Linux を使っている菊谷さんに メールを出して人柱になっていただいた. どうもすみません.

■2000年 3月 7日

Windows 2000

Windows 2000 を PD-1100 にインストールしてみた.

前回, Windows 2000 RC2 と PD-1000(無印)で 試したときは,よくなかった.今回は果たしてどうか?

ビデオデバイスドライバの不具合はあいかわらず. アクセラレーションを切らないとまともに使えない. (カシオ からとってきた,NT 4 用の 1019 バージョンを流用.)

オーディオは前回と同様,「SoundBlaster 16 or AWE32 or Compatible」 の デバイスドライバを流用. 音切れが激しすぎてムービーや MP3 の再生は,聞くに耐えない.

タッチパネルは Touch-Base のデバイスドライバを使用.ふたのボタンが使えないが, ほかは問題なし.

パワーマネージメントは,スタンバイも Suspend to Disk も まったくできない.

64MB のメモリではまったく足りない.スワップしまくり. 128MB は欲しい.

結論:だめだ.やっぱり Windows 98 に戻ろう.

ナショナルセミコンダクター! ちゃんとしたデバイスドライバを提供してくれ! 仕事してんのか?

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 64MB
Windows 2000 Professional 日本語版

■2000年 3月 9日

バッテリ在庫切れ

パソコン工房通販部さん,バッテリを買いたいのですが, 在庫はありますか.

「入手不可能となっております.」

んがはっ! のんびりしすぎた.

■2000年 3月 13日

Windows 2000 オーディオ,おおむねOK

Windows 2000 のオーディオドライバのインストールに再トライ. カシオ からとってきた NT 4 用の MediaGX オーディオドライバ 1.2 をもう一度試す.

先週もこれを入れようとは,したのだが,うまくいかなかった. 今回は,カシオの人が書いた 手順書 を熟読.ふむふむ.

"MPU401 I/O Address"が表示されたら"330"の値を"Disable"に変 更し、「OK 」ボタンをクリックします。

きっとこれがキモだな.

キモの設定をレジストリに一度書きこむと このダイアログは二度とあらわれないらしい. レジストリの設定を見つけて削除.

手順書どおりにインストール.

うまくいった!

SoundBlaster16 互換のドライバを流用していたときは 音楽なんて望むべくもなかったが, 今度は,まあ,だいたいOK. 音とびはなくなっていないけど,音楽にはなっている. カシオの担当者さんに感謝.

■2000年 3月 14日

128MB メモリ問題,解決

懲りずに 128MB のメモリを,再び,ゲット.

ハギワラシスコム HSD-SZ128M

前回, Windows 98 の PD-1100 に 128MB のメモリを装着したところ, PC カードを認識しなくなるというトラブルにみまわれた. 同様の報告は「多数」ある. ただし,Windows 95 では問題ないという (豊島さんの報告). Windows 2000 でも問題ないという(Fred Waringa さんの報告). Windows 98 だけの問題らしい.

今回わたくしが再び 128MB のメモリに手をだしたのは, 決して Windows 2000 に乗り換えようと考えたわけではない. Windows 98 で解決できそうだと考えたからだ. マイクロソフトのサポートページでこんな情報を見つけたのだ:

-> [95 DDK] Win98: PCMCIA メモリウィンドウが 1MB 未満で失敗

要約すると,こういうことだ:

「CardBus のコントローラが TI 社のものだと, Windows 98 でうまくいかないことがあるよ. レジストリをいじるといいよ.」

この文書どおりにレジストリを設定してリブートすると,

「ぴぽっ」

PC カード認識の音が高らかに鳴り響く. ひとりでガッツポーズをとるわたくし.やったあ!

[ 写真(大)] [ 写真(小)]
(メモリモジュール装着)

(これで万事 OK とはならなかった.後日, 副作用が確認された. )

(副作用については, 2002年 6月 に対処法が発見された.)

余計な一言

ちなみに,マイクロソフトはこうも言っている.

「これは仕様だよ」

言いかえれば,こういうことだ. マイクロソフトはこれを Windows 98 のバグだとは 思っていない,直す気はまったくないよ,と.

ざけんなこらあ! (←カルシウムが足りないらしい)

128MB で Windows 98

128MB で問題なくなったところで, Windows 98の使い心地はどうか.

Internet Explorer のウィンドウを 10個や 20個 開いたくらいでは遅くなったりしない. 64MB のときと比べると,余裕を感じる. 気のせいでないといいが.

128MB で Windows 2000

ついでに Windows 2000 では.

64MB のときより,ずっと速くなったと思う. でも,がまんできるスピードかっていうと,そうでもないような. 気のせいであってほしいが.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 2000 Professional / Windows 98 SE (デュアルブート)

■2000年 3月 19日

香港中古店にて PD-1100

世界的に Palmax が入手困難な今日この頃. 香港の山根さんからの耳寄り情報.ありがとうございます.

3/17、一時帰国を前に、くだらないお土産を買いに、香港内を あちこち歩き回り、最後に「ニマトト」シリーズCD-ROMを買いに 灣仔298電脳特区へ。
うわー、また違法CD-ROM店できてるよ、エッチVCDはDVDも 増えてきたなー(調査してるだけです)、などとぷらぷらしながら、 中古ノートPC店へ。ここは香港にしてはめずらしく、中古ノートを きちんと整備して売っている。試用もできて、対応がよい。 ふらっとお店に入ると、一人のおばさん(注)が、袋から何か取り出した。

「あっ!」

見た瞬間わかりました。PD−1100(の箱と、FDDとCD-ROM)だ!! な、何が始まるのか!と見ていると、どうやら売りに来たようです。

動作確認すること約20分。おばさんがお金を受け取って立ち去ったあと、 すかさずそこで「How much!」と叫ぶ一人の日本人。 2人の店員が思わず笑い出す。だって、今買い取ったところだからね。 ちょっと待ってね、と値段を計算している間に、いじってみる。 かすり傷がちょっとあるけど、動作は問題無い。パームレストに ビニールが貼ったままだ。さっきのおばさんの件といい、これは どこかのショップの在庫品にちがいない。

「値段は、これでどう?」「9万4千円?高いー!」 「あ、計算まちがえた、8万円です」。 ううむ、これはなんとも悩ましい値段。5万円くらいなら即決だけど、 8万円かー。PD-1000持っているしなあ。 なおおばさんには、100HK$紙幣で数十枚支払っていましたが、 どうみても総額HK$20000以下(3万円以下)のような気がしました。 ま、中古売買って、こんなものか(S○FMAPで涙したことあり)。

それにしても、まともな中古店で初めてPD-1000シリーズを見かけ ましたが、個人のものでは無いあたり、やっぱり売れてないのかな。 お店のほうは、しばらく待ってみて、値下がりを期待してみよう。

(注)香港では、宅配サービスのようなものがごくごく普通にあって、 1回数百円で配達や買い物、銀行へお金の振込み、などなどを 頼むことができる。このおばさんも、それをやっている人でした。

8万円かーー。PD-1100持っているしなああ。

予備に一台……,いかんいかん.今月も赤字だし.

しかしこれを逃したらもう手に入らないかも.

やっぱり予備に一台…….いかんいかん.

■2000年 3月 20日

続・香港中古店にて PD-1100

香港の山根さんより,「前回の続き」.ありがとうございます.

さてこのPD-1100、自分で買うには8万円はきつい。 今月も赤字だし。でもこのまま香港人の手に流れてしまうのも もったいない、と思い、掲示板に購入希望者を募りましたが、 条件がシビア。

「保証無し」「質問する時間無し」「即決」「キャンセル不可」

自分なら、即答できないよなあ。案の定、翌朝(3/19)掲示板を見るも 買い手無し。ま、PD-1000シリーズは新品買うだけでもリスク高いし、 即決できる人はいないよなあ。と思いつつも、昼過ぎ、外出前に再度 掲示板をチェックすると、かがやさんから 「間に合いますか?後悔しません」との返事が! あわててスケジュール変更、ワンチャイ電脳特区へ急げ! お店へ着くと、セーフ、PD-1100は売れてませんでした。

マニュアルとドライバCDは欠品なものの、本体はとてもきれい。 かなりの上物です。やっぱりこいつは、ショップ在庫品に違いない。 一通り再チェックしてみても、異常なし。かがやさん、やったね!

余談ですが、昨日あった違法CD-ROMやさん、早くも税関の強制捜査を 受けていました。うーむ、最近は取締りがきびしいぞ。だけどそのあと モンコック電脳へ行ったら、こっちにはあった。先月、手入れを受けた ばかりなのに。これぞまさに香港電脳街の醍醐味(って、犯罪なんすけどね)。

いいなあ.

それにしても, 香港の中古ショップの商品が日本に住んでいる人に こんなに簡単にわたってしまうとは, 便利な世の中になったものだ. あ,またじじくさいことを 言ってしまった.

■2000年 3月 21日

AC アダプタ UNIFIVE UMシリーズ

最近話題になりつつある, UNIFIVE の ACアダプタを購入. 秋葉原の キョードーにて.

[写真(大)] [写真(小)]
(上:PD-1100 付属の AC アダプタ.下:UNIFIVE UMシリーズ)

こいつの最大の特長は小さいこと.この小ささはとっても魅力的だ.

もうひとつの特長は,18ボルトのモデルがあること. そう,Palmax の AC アダプタと同じ電圧だ! 供給電流が 1.1アンペアと,ちょっと少ないが気にするな! (Palmax の付属 AC アダプタは 2アンペア.)

買ってきた 18ボルトのアダプタを AC につなぎ, プラグに直接テスターをあてて電圧を計ってみる. 「21ボルト」……ちょっとぐらいの誤差は気にするな! ちょっとじゃないような気もするが! (Palmax の付属 AC アダプタを同じように計ると 17 から 18 というところ.)

PD-1100 にプラグイン. プラグのサイズはあつらえたようにぴったりだ. ちなみにセンターがプラス.

バッテリに充電しつつ Windows 上でなにかヘビーな処理をやらせると どうなるだろう.1.1アンペアで足りるだろうか. やってみると,あっというまに AC アダプタからの 電力供給がストップ. どうやら AC アダプタ内の 保護回路(ブレーカーやヒューズのようなもの)が はたらいたらしい. AC アダプタを AC から引き抜いて一分ほどほうっておくと生き返る.

バッテリが満充電なら Windows 上でそうとうヘビーなことを やっても平気だった.

Windows 上でなんにもしていなければバッテリの充電は できる.

まとめると,こういうことか. バッテリ充電中はヘビーなことをしないように 気をつければ 1.1アンペアでもなんとかなる. それをおこたると ACアダプタが機能停止する.

それはさておき,メーカー指定でない AC アダプタを使って大丈夫だろうか. 以前, トランス専門店のお兄ちゃんに聞いた話では, ノートパソコンではそういうことはやめておけということだった. 別の人に聞いた話では, 問題なく使えているように見えても 本体の部品に負荷がかかって寿命を縮めることが あるという.

結論:よい子はまねするな!

■2000年 3月 22日

負荷時と無負荷時

UNIFIVE アダプタの「21ボルト」が気になっていたので もう一度計ってみた.

昨日は無負荷時の電圧を計っていたが, 今度は負荷をかけながら計ってみる. つまり,PD-1100 につないで稼動中の 電圧をみる.

だいたい,「18ボルト前後」になった.

負荷の大小に応じて,16.5 ボルトから19ボルトくらいまで 変化している.まあ,こんなものか.

一方,PD-1100 に付属の AC アダプタは負荷の大小にかかわらず一定の電圧を 供給.よくできている.

それにしても,1.1アンペアの制限はきびしい. バッテリ充電中は,Outlook Express を 起動するだけでも保護回路が作動する. Outlook Express 起動時のディスクアクセスと CPU の負荷で 1.1アンペアを超えてしまうらしい. 同じく充電中にウェブを見ていると, PC Watch のページを開くだけで 保護回路が作動, ゼロボルトに落ちてバッテリ駆動になってしまう.

やっぱ,UNIFIVE のアダプタは「予備」だな. ふだん使うものではなくて 何か特別なときに使うという位置付け.

(追記 20010712: その後,数回使ったが,こわいので使うのをやめてしまった. なにがこわいかって,電圧が安定化されていないのがとてもこわい. その後開発された UNIFIVE の別の製品では電圧安定で 2A 以上出力できて 18V というのがあるが,上で紹介した UM シリーズほど小さくない.)

■2000年 3月 25日

短い AC ケーブル

Palmax に付属の AC アダプタも, AC がわのケーブルを短くすると 持ち運びしやすくなる,という情報を掲示板にていただいた.感謝.

なるほどお. そりゃ気づかなかった.気づけよ俺. AC アダプタがかさばると感じたのは ケーブルがむやみに長いから だったんだね.

と,いうことで,長さ 30センチの AC ケーブルを 作ってみた.

[写真(大)] [写真(小)]
(上:PD-1000 付属のケーブル.下:試作したケーブル)

30センチといわずにぎりぎりまで短くすることも 考えたが,それだとかえって不便になりそうな気がして (弱気だ)すこし余裕のある長さにしてみた.

[写真(大)] [写真(小)]
(使用例)

あ,こりゃいい.

でも,最近,Palmax を家の外に持ち出す機会がない. これが活躍するのはいつの日になることやら.

■2000年 4月 10日

体重測定,再び

クレジットカードのポイントで 「デジタルお料理はかり」をゲット. PD-1100 の重さをもう一度はかってみる.

このはかりは 1000グラムまでしか はかれないので,バッテリと本体を別々に計測する. メモリモジュールとハードディスクは買ったときに ついていたものを装着(32MB/4GB).

[ 写真(大)] [ 写真(小)]

バッテリのみで 166グラム. ただし,100グラムから 500グラムまでは表示は 2グラム単位, 精度保証は±4グラム.

[ 写真(大)] [ 写真(小)]

バッテリを除いた PD-1100 本体は 870グラム. ただし,500グラムから 1000グラムまでは表示は 5グラム単位, 精度保証は±10グラム.

合計,1036 グラム.数グラムの誤差はあるはず.

前回 別のはかりを使ったときは 約 1040 グラム と出たから, そう,大きな誤差はなかったということだな. 家庭用はかりとしては.

そういうことになると, 前回 の, PD-1000 (無印.プラスチック筐体)が 約 1020 グラム という計測結果はだいたい正しいということに なるわけで,公称値の 909グラムというのはいくらなんでも サバをよみすぎじゃないか,Palmax.

■2000年 4月 13日

大容量バッテリ,ゲット

掲示板にて,パソコン工房名古屋店に大容量バッテリの在庫があるという 情報をいただいたのは数日前のこと. 東京から名古屋にバッテリを買いに行くのもあれなので とりあえず電話をかけてみた.

もしもしパソコン工房名古屋店さん,わたくし,東京に在住のものですが.

「発送も承っております.」

バッテリいくつありますか?

「銀の大が 2個あります.」

全部ください.

[ 写真(大)] [ 写真(小)]
(316グラム)

[ 写真(大)] [ 写真(小)]
(上:標準,下:大容量)

[ 写真(大)] [ 写真(小)]
(PD-1100 に装着)

■2000年 4月 14日

香港でまた中古

香港の山根さんから,中古 Palmax のレポート.ありがとうございます:

先日1100を発見した中古ショップ。わずかな期待を込めて、 ちょくちょく寄ってみることにしました。さっそく4/9の夜に行くと、 なんと!またもおばさんが黒い物体を店員に渡している! Palmaxだ!またも1100なのか!?

今回は店員がセッティングに四苦八苦しているようで、なかなか 近づけない。店の周りをうろうろしながら、店員が離れた隙に、 遠めに写真を隠し撮り。スクープだ!さっそく木本さんに報告。

[写真]

メールでこの写真をうけとったわたくし(木本)は 妙な点に気づく.右スピーカーの下あたりに ペンが刺さっているように見える. これは……(PD-1100 ではなく) PD-1000 特有の, 「ペンホルダー」ではないか? 実際にそこにペンがさすことができる個体は見たことないので謎なのだが. その旨指摘のメールを山根さんに返信.

木本さんから返信をいただく。「謎のペンホルダーにペンが刺さって いるみたい。だとしたら、1100ではなく1000ではないかと」

え、興奮していて良く見ていなかった。1000と1100の違い、それは 上蓋のLEDの数ですぐわかるのに(1000=3個、1100=4個)。 とりあえず写した写真を拡大してみる。FBIになった気分。

[拡大写真]

やはりペンは「謎のペンホルダー」に刺さっている!こいつは 1000、しかもPLUSでも無い、無印1000だ!なんてこったー。

確認するために翌日のお昼にショップへ行く。月曜の昼間、まだ シャッターがしまっている。ガラス窓の向こうには、1000が机の上に おいてある。まだセッティング中らしい。 いったん会社に戻って、夕方お店に行く。あれ、どこにも無い。 4/11、無い。4/12、無い。4/13、店員に声をかける。 「ハロー、覚えている?」「おー、あの日本人か!」「数日前に あった、黒いPalmaxはどうなったの?」 「月曜の午後に売れたよ」

ガーン、ショック。値段によっては、予備機として買おうかと 思っていたのに!よっぽど安かったのかなー?今後もこの 中古店は要注意だ。

あ,売れてしまいましたか.

ちゃんとペンが刺さる個体が市場にでていたんですね. 私が使っていた PD-1000 無印はペンホルダーにペンは 刺さらなかったし,日本でパソコン工房が売っていた PD-1000 PLUS はペンホルダーの痕跡は残っているけど 一体成形で継ぎ目がない. わたくしの勝手な想像では あのペンホルダーは商品化の際になにかの都合で 機能しないようにされたのだと思い込んでいましたよ.

PD-1100 にはペンホルダーの痕跡はない. 機能するペンホルダーがあれば便利だと思うがなあ.

■2000年 4月 15日

フラッシュメモリカードと USB のトラブル

フラッシュメモリの PC カードを PD-1100 に挿入すると USB のデバイスドライバが停止してしまうことがわかった. きびしーっ! (再起動すれば直る)

このトラブルには身に覚えがある. 128MB メモリ問題の解決法を Fred さんという方に教えてあげたら, 「PCカードが使えるようになったかわりに,USB が使えなくなった」 という報告をもらっていたのだ.

そのとき,木本は PHS データ通信カードを試して 「そんなことないよ」と Fred さんに返信したのだが, フラッシュメモリでは試していなかった. うかつであった. ちなみに 10Base のネットワークカードでも 問題なし.今のところフラッシュメモリだけの問題.

メモリを 64MB か 32MB に戻してみて 検証すべきところだが,やる気なし. なんかもう,これ以上つきあいきれないってかんじ.

(この副作用については, 2002年 6月 に対処法が発見された.)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 4月 19日

USB で PHS,失敗

PHS接続用USBケーブル, 富士通 FMV-CBL102 を,PD-1100 で試す.NTT ドコモの端末専用.

現状の PC カード接続でも特に不都合はないのだが, USB 接続も試してみたかった.ただそれだけ.

結果は,ぜんぜんだめ.デバイスドライバが動いてくれない.

そもそも,対応機種はごく最近の富士通のノートブック PC だけ,と アナウンスされている以上,Palmax で動かなくても文句はいえない. でもなあ.ちょっと古い富士通のデスクトップPC(プリシェ)では 使えたんだよ.

ちなみにサン電子からも PHS を USB で接続する U-Cable typeP1 という製品が出ているが,これは DDI ポケット専用. DDI ポケットの端末は我が家の電話機に子機登録できないので却下. (DDI ポケットの端末を子機登録できる電話機はほとんどない.)

ケーブル一本,無駄な買い物をしてしまった. どうしよう,これ.

■2000年 4月 23日

USB で PHS,成功例

神野康明さんという方からメールをいただいた. ありがとうございます.

PD-1000 PLUS でサン電子の DDIポケット USB 接続ケーブルが 快適に使えているそうだ.いいなあ.

それとは別に,USB リンクケーブルと呼ばれるケーブルで デスクトップコンピュータとデータ交換もしているとのこと.

PD-1000 PLUS の USB って,意外と,使いものになってるんですね.

■2000年 4月 27日

USB で PHS,オムロン

オムロンが NTT ドコモとアステルに対応した USB ケーブルを近く発売するという 報道 を見た.富士通のを買ったのは早まったか.

写真を見るとオムロンのものはケーブルの真中に コブというかでっぱりがある. 富士通のは,コブがない. 値段も,コブのぶんだけオムロンのほうが高い.

富士通のは信号処理をパソコン本体のプロセッサにやらせるから 部品点数が少なくすみ,安くなるのだろう(推測). そのためにマシンを選ぶ,つまり対応機種が少ないケーブルに なってしまったのではないだろうか(重ねていうが推測). その点,オムロンのは Palmax でも動く見こみがありそうだ(しつこいようだが推測).

でも,あのコブ,じゃまそうだよな(推測).

(追記.富士通のケーブルが富士通のマシンでしか動かないのは, 内蔵モデムのチップで信号処理をやらせるからだろう,と考えを変えるにいたった. これも推測. 富士通のケーブルは「内蔵モデムとの同時使用はできません」という注意書きがあるのだ.2001年 1月.)

■2000年 5月 6日

香港展示会 PD-1100 不在

昨年,PD-1100 が衝撃的なデビューを飾った 「國際電脳展示会」が今年も催されました. 香港在住の山根さんによるレポートをお楽しみください.

[さよならSCHOT!第16回國際電脳展示会(Computer2000)レポート]

でも,今年は PD-1100 の姿はなかったとのこと.うーむむむ.

来月は台湾で COMPUTEX TAIPEI だけど,どうかな. また日経エレクトロニクスあたりがレポートしてくれればいいけど.

■2000年 5月 13日

瞬殺! IBM のペンノート

中古の IBM ペンノートが秋葉原に安値ででまわった. しかし,どの店も開店と同時に完売.

IBM 2435

わたくしも負け犬になっててぶらで帰ってきましたよ.

■2000年 5月 14日

画面のせまさを実感する

なにい〜,Strata 3D がフリーになっただとおー! 早速ゲット,インストール & ラン!

「ディスプレイは最低 800 x 600 必要です.」

んがはあっ.

Palmax の液晶は 640 x 480 しかない. いわゆる「仮想スクリーン」で 800 x 600 にすることができるので その設定で Strata を立ち上げる. しかし仮想スクリーンのままでは座標があわないからタッチパネルが使い物にならない. Strata を立ち上げたまま 画面を 640 x 480 に戻す.

せまい.

■2000年 5月 22日

そんな訳で香港

わたくしと同時に PD-1100 ユーザになった 豊島さんがまた香港に行って来たそうで, レポートをいただきました.ありがとうございます.

 会社の連中とパックツアーで香港に出かけると言うことで、初日の観光を予定通り (?)フケてSCHOTに言ってきました。場所はコーズウェイベイで結構ロケーション は良いのですが、何やら倉庫会社のような建物でお世辞にも立派とは言えないビルで した。

 Garyさんとも合ってお話しましたが、やはり今後Palmaxのミニノートを取り扱うの は難しいということのようでしたね。壁には、PD1000シリーズからの買い替えプロ モーションの案内が貼ってありました。いわゆるSTAMPのPD1200を見せてもらいまし たが、見た目の印象はごく普通の銀パソで、PD1000ほどのインパクトはありません。

 ただCPUがMobile CeleronからPentium IIIに変わってパワー自体はかなりあるよう です。またペンデバイスは富士通製らしく、某社のようにブルブル震えることが無い というのがポイント高いかな(笑)

 気になる価格は14000HK$、と言っていたようですが、聞き間違いかも。FOSAの Civilnoteはワンチャイで8000HK$の値段を付けてましたので、対抗上そんなに高いプ ライスにはまずならないでしょう。修理でこんなに待たせたくせに、こっちに売る気 になっているところがいかにも香港ピープルだなぁ、と感心しましたが。

 それにしても食事がまずかった(泣)

香港にもまずい食事があるのですか.

Palmax の香港の代理店,SCHOT の担当さんが 「難しい」とおっしゃるとは,悲観的になっちゃいますね. STAMP PD1200 (実は GIGATECH の MNB5000) も, Civilnote も,悪くはなさそうだけど,ねえ. なんかガツンとくるものが欲しいなあ.

■2000年 5月 23日

香港特派員の台湾出張報告,第4回

[ 台湾出張報告4]

いつもありがとうございます. 香港の山根さんの報告です.

■2000年 6月 4日

ゲット!IBM のペンノート

ふふふふふ.雪辱を果たした.

IBM 2435 ペンコンピュータ をゲット.

お店のお兄ちゃんがおっしゃるには,「バッテリはたぶん寿命でしょう.OSはついていません.初期不良交換は一週間以内.」

さて.えーと.セットアップ……するには……. キーボードを買ってこないと!

■2000年 6月 6日

香港オタクビル

Palmax の入手が難しい今日このごろ, 香港ではたまに中古屋に出ることがあるようです. 以下,香港の山根さんの報告.ありがとうございます.

私が台湾でレポート中に、豊島さんが香港を襲撃。 そしてこんなメールを私と木本さんへ。

>あ、それからワンチャイの、三階がエロVCD屋の巣窟となっていたビルの
>反対がわに、異様にオタッキーなパソコン屋のビルを発見したのですが、
>ここの二階の中古ショップにPD1000無印が4500HK$で置かれているのを
>発見しましたので、お知らせまで。

なに!オタクビルとなっ!!知らなかったぞ!!!ワンチャイに 3つ目の取材スポット誕生か?とりあえず場所関係を示します。

[地図]

そのビルの名前は「東方188商場 / Oriental 188 Shopping Centre」。 道に面した狭い入り口。入り口脇では、VCDを売ってたり、 手品セットを売ってたり、はたまた昨日はイチゴを売ってたりと、 怪しさバツグン。3階建ての店の中も携帯グッズ、アイドルの写真、 洋服、VCD(エロあり)、PS2などのゲーム関係などなどの 一坪ショップがぎっしり。まさに日本人から見るとオタクビル、だ。

[写真]

さて、豊島さんがPD-1000を見つけたお店は、、、あった! すぐわかりました。なぜならまさに今、お客がいじっています。 そこはAVや電脳関係の中古販売店。GSM携帯や電子手帳、 MDなどにまじってノートパソコンもちらほら。

[写真]

[写真]

値段は豊島さんの報告通りHK$4500、箱とマニュアル類は無いが、 FDDとCD-ROMもセットだ。お客と店員がしきりにいじっている。 しかしFDDやCD-ROMを接続する時になって、かなり四苦八苦 している。再起動の嵐。おりゃ?今度はペンが認識しない。 冷や汗をかく店員。こんなんで、売れるのか!

時間切れで30分で帰ってしまったので、翌日再度お店に行って みると、売れていました。あの状態でよく売れたなあ(笑)。 値切ったのかな?

この手のオタクビルは、香港にはあちこちにあります。きっと どこかのお店にも、PD-1000がひっそりと売られているかもしれない。 Palmax欲しい奴は、やっぱり香港に飛べ!ですね。

香港にもオタクがいるのか…….そりゃいるか. やはり漢字で「御宅」と書くのだろうか…….それはないか.

■2000年 6月 12日

GPS

Navin' You の GPS キットを購入.

いままで地図ソフトとか GPS とかには 興味はなかったのだが, ちと思うところあって,使ってみる気になった.

キットに付属の GPS ユニットは USB で接続する. PD-1100 において問題なく認識できた.

でも,現在位置を表示させると常に「東京駅」をさしてしまう. わたくしはそんなとこにはいないよ.

どうやら,GPS ユニットの感度がわるすぎて衛星をとらえられないらしい. 自分の位置がわからないと Navin' You はとりあえず東京駅を表示するらしい. そういえば,Navin' You 付属の GPS ユニットは, 最近の USB 接続のやつは昔の PC カード接続のものより 感度がわるいという情報は見たことがあったなあ.

GPS ユニットは単体でもログをとる機能があるので,持ち歩いてみた. あとでログを見ると,6 時間歩き回って 12 回しか測位できていなかった. 一分に一回測位する設定なのに.

ほんとにつかいものになるのかな,これ.

■2000年 6月 28日

買ってよかった大容量バッテリ

寒いところでキャンプをした.

どのくらい寒いかっていうと, 寒くて眠れないくらいさむい.

何かあったかくなるものはないかー.

そうだ! PD-1100 があるじゃないか.

電源を入れっぱなしにしてふところに入れる. 安眠.

■2000年 6月 30日

NM502i

何日も前に NM502i を買ったのだが, 何度やっても PD-1100 とつながらない. NM502i は,パソコンと赤外線で通信できて ケーブルなしでインターネットに つなぐことができる携帯電話である. その赤外線がつながらない.

デジカメで赤外線発光部を 撮ってみた. PD-1100 側はたしかに光っている. NM502i 側はどうやっても光らない.

こりゃ,NM502i の初期不良か?

■2000年 7月 16日

NM502i は正常です

秋葉原のはずれにある ドコモショップ須田町店に NM502i と PD-1100 を持ち込んだ. 赤外線通信がうまくいかないのを見てもらうためである.

いい体格をしたお兄さんが自分の所有する NM502i とこれまた個人もちの Libretto ff を 使ってチェックしてくれた.

「NM502i のほうは問題ありませんね. PC 側の問題です.」

え,そうだったの.

「PC の設定を確認しましょう. ダイアルアップの設定は,問題なし, モデムの設定は,問題なし. うーん.あとは BIOS の設定くらいですかねー.」

じゃ,あとは自分で調べます.

NM502i との通信に成功

自宅に帰ってから,BIOS の設定を確認. 2番目のシリアルポートの設定は,「IrDA」となっている.

………あれ? ここは………たしか………「FIR」にすべきでは………なかったかな.

「IrDA」ではなく,「FIR」に変更する.

ついでに Windows 上で赤外線関係のデバイスをすべて消去 して,もう一度プラグ & プレイで認識させなおす.

使えた! NM502i と PD-1100 でインターネットにつながった!

ああ.こんなことで一か月近くも無駄にしたのか. ドコモショップのお兄さん,忙しいところ 時間をかけさせてしまって,ごめんなさい.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 7月 21日

GSM 携帯電話で IR 通信!

香港の 山根さん から,赤外線通信のレポートをいただきました. ありがとうございます. わたくしの場合は日本の「PDC」方式の携帯電話 でしたが,山根さんは日本以外で主流の「GSM」方式 の携帯電話での報告です:

さて、木本さんがNM502iでIR通信を成功させたとのこと、 こちら香港でもGSM携帯でIR通信が成功しました。

用意するもの

-携帯電話
かっこいい、Nokia 8000シリーズのGSM携帯。あるいは Ericsson 6 or 7 シリーズGSM携帯+Ericsson DI27(IRアダプタ)
-モデム設定ファイル
Nokia か Ericsson の WEB サイトから上記機種対応のものを落として、 PD-1000 の適当な場所に保存しておく
-キャリアとの契約
私は香港テレコムを利用。なお後述しますが、プリベイド SIMを買えばキャリアと契約せずにGSM携帯を使用可能

方法

  1. PD-1000 の IR を使えるようにしておく。くわしくはトップページの Palmax 門答集-台湾版- IRポートのセットアップ、を見ましょう。
  2. 携帯の IR ポートを、PD-1000 の IR ポートと向かい合わせにし、 P&Pでモデムをインストールする(モデムインストール時、設定 ファイルのありかは上記「モデム設定ファイル」の保存場所を指定する)
  3. ダイヤルアップには国際ローミングのダイヤルアップを追加、 使用するモデムは 2. でインストールした携帯電話(モデム)とする
  4. WEBブラウザなり、メーラーでダイヤルする

特に他の設定など何もせず、これだけでつながってしまいました! すごく簡単です。うーむ、これでどこでもワイヤレス環境! いやあ、便利便利!

ところでGSM携帯は、日本のように携帯電話端末でキャリアと契約 するのではなく、切手の約1/2の大きさの「SIMチップ」を使います。 SIMチップにはプリベイドタイプのものが売っています。 よって携帯電話は電器店だろうが、モンコックの怪しい路地裏だろうが どこで買ってきてもよく、さらに新品だろうが中古だろうが関係無く、 入手したGSM携帯にプリベイドSIMチップを差しこめば すぐにその場で使えます。ヨーロッパやアジアへ出かける機会の多い方、 GSM携帯とプリベイドSIMで、真のモバイラー(死語?)になろう! ホテルから通信なんて、かっこわるいぞ(笑)。

[写真]
Ericsson GSM携帯+IRアダプタ(お尻)/ PD-1000でIR通信中

[写真]
プリベイドのSIMチップパッケージ / SIMチップって、こんなチップ

ひとつ GSM 方式の携帯電話をもっていれば, 国際ローミングで, どこの国へ行っても使えるわけですよね, 日本以外は. いや,えーと, 日本と韓国と北米以外は,だったかな. 便利でいいな.

■2000年 8月 4日

GPS の逆襲

Navin' You についてきた GPS ユニット (PCQ-HGR1S) の感度が悪すぎたので修理に出していたのが,帰ってきた.

「異常なし.そのまま返却.」

一時間に一回しか側位しない GPS が異常なし,だと?! ふざけんな!

そう,叫びたかったところをがまんして 持って帰った.

「修理内容のご説明」なる報告書が同封されていた. どれどれ.

「測位できないのは受信環境によるものと考えられる.」

(わたくしの身に覚えがあるところだけ要約して抜粋.)

報告書の内容に忠実にしたがって 家の周りをまわってみた. なるほど,測位している.だいたい OK. あんたのいうとおりだ.

しかしなあ. いいかえれば,こういうことだろう.

これは不便だよ.

■2000年 8月 6日

PD-1000 シリーズが売却される

Palmax 社の公式サイト がリニューアル.

サポートページを見ると, 「PD-1000 / PD-1100 については Tidal Power 社へ」 と,ある.

今後は Tidal Power Technology という会社が PD-1000 シリーズの 面倒をみることになったらしい.

吉と出るか凶と出るか.

■2000年 8月 9日

謎パー?

ひょっとして,この Tidal Power という 会社は,過去,かずかずの「謎パー」を 輩出した Tidalwave 社,そのものなんでは ないだろうか.

■2000年 8月 16日

Tidal Power 社のサポート

Tidal Power 社のサポートページには Palmax 社の作った FAQ が置いてある. あらためてよーくみると,項目が増えている.

「PD-1100 で赤外線を使うときは BIOS で FIR を選択すること」

「PD-1100 に Cyrix ドライバをインストールするときは UDMA Driverはずすこと」

128MB で使うときに必要なレジストリの変更ファイルも置いてある.

Palmax 社がさぼっていた FAQ の更新を きちんとやるあたりに,やる気が感じられる,ような気がする. 期待していいのかな?

■2000年 9月 1日

Tidal Power 社訪問レポート

豊島さんが台湾まで行って Tidal Power 社を 訪問してきたということで,レポートをいただきました. ありがとうございます.8 月 30 日の訪問. 豊島さんは昨年末にPalmax 社を訪問 したときにわたくしといっしょに来てくれた方です. (←正確には,豊島さんにわたくしがついていった.)

[Tidal Power 社訪問レポート]

おお. 一時は,PD-1000 シリーズはもうおしまいかと落胆しておりましたが, まだいけるんですね. 在庫もいっぱいあるとのことで,ひと安心.

あいかわらず黒しかないってのは少々,残念でございますが, ま,それが現実的ですよね.

これで PD-1000 シリーズも安泰か. いや,そんなわけがない. きっとこれからも数奇な運命をたどり, われわれを一喜一憂させてくれるに違いない.

■2000年 9月 2日

Microsoft Media Player 7

Microsoft Media Player 7 を試してみた. 従来の 6.4 からの変更は, ウィンドウの外見(スキン)が変えられるようになったこと.

シャープのデジタルカメラで撮ったムービーが スムーズに再生されない. スキンを一番シンプルなものに変えてみたがやっぱりだめ. Media Player 6.4 ならスムーズに再生できたのに.

結局,6.4 に戻した. こういうリアルタイム系のアプリケーションは, 非力なプロセッサにはつらい. たいていの処理は,プロセッサが遅くても 「待てばいい」のだけど,リアルタイム系ではそうはいかない.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 SE 日本語版

■2000年 9月 25日

Windows Millennium Edition

Windows Me をいれてみた. 新規インストールではなく, Windows 98 Second Edition からのアップデート.

(数時間経過)

だめだ! やっぱり 98 SE に戻す!

何がだめかというと, スタンバイや Suspend to disk から復帰したあとの 動作がおかしいのだ. どうおかしいかというと説明が面倒なのだが簡単に言うとこうだ:

「復帰したあとにタッチパネルが効かなくなったりする」

必ず効かなくなるかというとそうでもないのだが, その場合は他のどこかがおかしくなっている. これじゃ使えないよう.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows Me 日本語版

■2000年 9月 30日

第2回日本Palmaxミーティング

東京で呑み会を開催 .

[第2回 日本 Palmax ミーティング]

居酒屋の個室にて,Palmax が 4 台結集.

豊島さん,幹事おつかれさま.参加者のみなさまもおつかれさま.

■2000年 10月 30日

VersaPro 発見

VersaPro VA40H/SZ が売られているのを見た. 秋葉原の中古屋 スミデン にて.

[写真 (大)] [写真 (小)]

こいつは NEC のペンが使える小型ノートパソコン.「企業向け」ということになっているので店頭で見かけることはまずない.レア物だ.

性能は PD-1100 よりずっとよい. 重さは PD-1100 より少し重いが 1.33kg と,まあまあ. 「新品」にもかかわらず手ごろなお値段.

くわっ! 書いていてだんだん欲しくなってきた! だれかわたくしのかわりに買ってくれ! なおかつレポートしてくれ!

(追記.すぐに売れてしまったらしい.その後,入荷はない.)

■2000年 11月 6日

香港特派員の台湾出張報告,第5回

香港の山根さんの台湾レポート,もうおなじみの第5回.ありがとうございます.

[台湾出張報告5]

Palmax 時代には台湾市場に姿をあらわさなかった PD-1100 がついに出た! ありがとう Tidal Power!

■2000年 11月 14日

Microsoft がいよいよ本気?

以前から Windows CE ではあたりまえのようにペンを使うことができたが,「CE」がつかない普通の Windows ではペンが使えるマシンはほとんどなかった.

Microsoft は次のバージョンの普通の Windows,コードネーム「Whistler」でペンを標準的なユーザインタフェースとしてサポートする気になったらしい.

そいつの名は "Tablet PC".

-> ビル・ゲイツ基調講演レポート 〜.NET対応Office 10とWhistlerで動作するタブレットPCをデモ〜 (PC Watch)
-> 基調講演 (COMDEX 公式ページ)

本気になったついでに,Windows のださいアイコン,なんとかしてくれ,Microsoft.

■2000年 11月 16日

手書き文字認識の亡霊

Tablet PC に対するメディアの反応は芳しくない. なにが気に入らないのかというと,こうだ.

「手書き文字認識なんかだめだ.だから Tablet PC はだめだ.」

…………… (あきれて声もでないわたくし)

なさけない.なさけない.なさけないっ! 誰が手書き文字認識の話なんかしたよ?!

「ペン PC」→「手書き文字認識」 と短絡するニューラルネットワークを持った人間が まだこの世に存在したことには驚いたねまったく.

いや,こんなことで驚いてはいけない. そんなやつはまだたくさん残っているはずだ. 来年になったらそいつらのことを前世紀の遺物と呼んでやろう.

■2000年 11月 17日

どうせなら

PD-1100 に PC カードのフラッシュメモリを 挿すと Windows がフリーズするようになってしまった. 原因はわからないが,たぶん,Windows をインストールしなおせば直るだろう.

あー,考えただけでめんどうくさい. 今ある環境に上書きインストールではたぶんなおらない. 新規インストールが必要だ. そうするとアプリケーションのインストールやら セットアップやらも全部やり直しだ. 新しいハードディスクを買ってきたときと同じくらいの作業負荷だ

そういえば,このあいだ,「ハードディスクの容量が足りません」って メッセージが出たなあ. 仕事用に大規模なアプリケーションをまたインストールしなきゃ いけないしなあ.

よし.決めた.思い立ったが吉日! って,今日はもう夜だから明日だ.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版

■2000年 11月 18日

新規調達 20GB ディスク

秋葉原の コムサテライト 3 号店 にて 20GB のハードディスクをゲット!

IBM DJSA-220

インストールは明日にして寝る.買い物すると疲れる.

[写真(大)] [写真(小)]

■2000年 11月 19日

Suspend to disk の 8GB 超え

さて,PD-1100 で 8GB を超えるハードディスクを使うにあたって,ひとつ問題がある. Media GX の Suspend to disk は,ディスクの先頭から数えて 8GB を超える領域にはデータの保存ができないらしい.

情報源: カシオペア FIVA 非公認サポートセンター

これを回避するには, suspend to disk の保存領域を ディスクの先頭 8GB 以内に作ればよさそうである.

Palmax ではその領域を Windows のパーティション上に 「save2dsk.bin」という名前のファイルで置くのが普通だが, FIVA では Windows のそれとは別に専用のパーティションを 作るのが普通らしい.

「ファイル」では,先頭 8GB 以内に作っても失敗したという報告を 2 件いただいている.いずれも PD-1100.

「パーティション」で先頭 8GB 以内では成功例が確認されている.いずれも FIVA.

わたくしも FIVA の成功例にならって,パーティションで suspend to disk 専用領域を ディスクの先頭に作ることにした.

  1. パーティションが区切られていない新品のディスクを用意する.
  2. PD-1100 付属の CD に入っている phdisk.exe で suspend to disk 専用のパーティションを作る.
  3. 残りを fdisk で Windows 用のパーティションにする.

この手順でばっちり成功.FIVA の先人に感謝.

PD-1000 / PD-1000 PLUS では phdisk.exe のかわりに zvhdd.exe を使えばいいと思う. なお,phdisk.exe も zvhdd.exe も,そのマシン専用のものを使うこと. 他社の製品のサポートページに同じ名前のユーティリティーが置いてあることがあるが,それらはその製品専用に作られている.別のマシンで使うと正しく領域作成されない可能性があるそうだ.(追記.領域の大きさを充分大きくとれば,他社向けの phdisk.exe を使っても問題ないようだ.)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 1st Edition 日本語版

(後日の検証で, suspend to disk 専用のパーティションは ディスクの先頭でなくとも最後でもどこでもよい,と, 一度は結論づけたが,さらに後日の再検証で,やはり, 8.4GB 境界以降に Save-to-disk 領域を作ってはいけないことが確認された.)

(ちなみに, suspend to disk と save to disk は名称が統一されていないだけで,同じ機能.)

■2000年 11月 23日

Palmax のサイトが引越し

最近, www.palmax.net につながらないな〜,と思っていたら, www.palmaxtech.com というドメインに引っ越していた.いつのまに!

サポートページにはまだ PD-1000 / PD-1100 用のデバイスドライバなどは置いてあるけれど,ほかはすっかり PDA メーカーのサイトになってしまった感じがする.

■2000年 12月 1日

Power Booster 1.0

Power Booster を試した.IBM が配布しているバッテリ節約ユーティリティーである.

使っていないときはハードディスクの回転を止めて消費電力を低く抑えるというのがその仕組み. Windows 95 / 98 にも同じような機能があるが,3 分以上待たないといけない. Power Booster なら 10秒で回転が止まるように設定できる.

PD-1100 にインストールしてバッテリの節約具合を実測.

Power Booster でディスクの回転を 1分止めることができたとすると,おおざっぱにいって 10秒から 15秒バッテリ駆動時間がのびるようだ.あくまでおおざっぱ.

30分ディスクが止まっていれば 5分余計に使える……. ううーむむむ.30分はながいよ.5分なんてあっというまだ.

Power Booster を入れておいて損はしないけれど,あまり期待しないほうがいい. バッテリを長もちさせたかったら,大容量バッテリにしろ! 話はそれからだ!

■2000年 12月 6日

巡回ご苦労さま

ログの統計をとってみた. 何のログかといえば,「Palmax とわたくし」に対するアクセスのログである. 誰が見たのかはわからないが,どのプロバイダから来たか, あるいはどの会社から見にきているかがわかる.

「co.jp」ドメインのアクセス数ランキングを見てわたくしは仰天した. 上位 3 社は PC メーカ.しかも接戦.下位を大きく引き離している.

その 3社とは「ソニー」「東芝」「日本電気」である!

Libretters.netのような メジャーどころは PC メーカの人がまめに見ているとは聞いたことがあった.あったけれども, そんな大手の PC メーカが,このわたくしのニッチなページのお得意さまだとはおもいもよらなかった.

このさいだからこの場で要望でも書いてみるかな.

ソニーのみなさんへ:
VAIO GT にこそタッチパネルが必要でしょう.
東芝のみなさんへ:
ほほえみくんカンバック!
日本電気のみなさんへ:
LaVie MXVersaPro のタッチパネルがつけば完璧なのに.

ほかの PC メーカでは「富士通」「シャープ」がトップの 3 分の 1 の数字. その他のメーカーはほとんどない. 企業の姿勢がそのまま統計に表れている,などというのは,うがった見かただろうか?

■2000年 12月 11日

わたくしなりに慎重に言葉を選んで書きました

ソニーの「バイオ GT : 開発者に聞く」を読んでみた.

「タッチパネル方式のペンパソコンなどの意見もあったが、」

おおっ,ソニーもバカじゃなかったのか. いやこりゃ失礼.

「最終的には、(中略) フルキーボードは不可欠という点、また、(以下略)」

くうっ,やっぱバカだよソニー. 失礼だけどほんとに.

ペンをつけたらキーボードをとらなきゃいけないの? 両方必要に決まってるだろ!

■2000年 12月 15日

使えなかった PC カード

知り合いのところで死蔵されていた 100Base-TX の PC カードを ためしに PD-1100 に挿してみた.

TDK LAK-CB100BX

IRQ がないとか I/O アドレスがコンフリクトするとかで,使えなかった.設定を自動ではなく手動でやればなんとかなるのだろうか? そこまで試すのも面倒そうなのであきらめた.

今回試した PC カードは CardBus 専用である. PD-1000 シリーズは CardBus 対応ということになっているが, 実際に CardBus の PC カードを問題なく使っているユーザの話は聞いたことがない.

PD-1000 シリーズで CardBus は本当に使えるのか?

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 1st Edition 日本語版 + Service Pack 1

■2001年 1月 15日

懐中電灯にもなるんです

いつものようにウェブをアクセスしていたらいきなりブレーカーが落ちた. いや,ブレーカーがいきなり落ちるのはあたりまえか. エアコンの暖房がいつもより電気を食っていたらしい.

照明も消え,真っ暗な中,わたくしの目の前の PD-1100 の液晶だけが 明かりを灯している.ノートパソコンでよかったなあ. TA も死んでネットワークが断絶してしまったので何もできないが.

PD-1100 の液晶の明かりをたよりにブレーカーを元に戻した. ノートパソコンは懐中電灯の代わりにもなって本当に便利だなあ.

それにしてもどうしてデスクトップパソコンにはバッテリが内蔵されていないんだろう. 外付けの UPS が売られているけれど, APM や ACPI に対応したバッテリを内蔵させたほうが便利ではないか. あ,ディスプレイにもバッテリ内蔵しないと意味ないな.

それより,ブレーカーが「いきなり」ではなく, 予告してから落ちてくれればこっちも対処のしようがあるんだよな. その予告を検知してコンピュータが自動的にシャットダウンしたり, エアコンを節電モードにしたりできればいいのだ.

■2001年 1月 17日

USB で CD-R

USB 接続の CD-R ドライブを購入. 秋葉原 otto にて. 安かったもんで,つい.

TDK PCD446UMT

PD-1100 につないでみると プラグ & プレイで認識. しかし,デバイスドライバがないという. そう,この CD-R ドライブのためのドライバは パッケージに付属の CD の中に入っているのだ.鶏と卵.

付属の CD を無視して メーカのサイトからドライバをゲット. こっちのほうが新しい. 問題なくインストール.

まずは読み込みをためしてみると,あたりまえだが問題なし. USB 接続なので 6 倍速どまりだが,ちょっと使う分には遅さを感じない.

読み込みだけなら Palmax 専用ドッキングステーションのほうが速いし (24x) 配線もすっきりしていいのだが, 電源を落としてからつけはずしをしなければならないのが欠点であった.

USB ならばいつでも接続できるのが便利だが, ちょっと配線が面倒だ. USB ケーブル一本ですめばよかったのだが, このドライブはそこまで便利にできていない. 二つの AC アダプタを PD-1100 と CD-R ドライブの両方に つながなければいけないのが予想外に面倒に感じる. ドッキングステーションの「すっきり」さに慣れてしまったからだろうか.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 1st Edition Service Pack 1 日本語版

■2001年 1月 18日

CD にバックアップしてみる

さて,今回購入した CD-R ドライブには書き込みソフトウェアが同梱されていない. いや,正確には同梱されているのだが,マック用の書き込みソフトなので PD-1100 では動かない. なんでそんなもんを買ったのかって? 安かったもんで,つい.

まずはBackup NOW! とかいう 市販ソフトの 10 日間使用可能な無料デモ版を試すことにする. こいつは CD 専用のバックアップソフトウェアらしい.

オペレーションは簡単である.実行!

……遅い…….

USB だから遅いとかそういう問題ではない. CD-R ドライブのアクセスランプがたまにしか点滅しない. データ圧縮でもしてんのか?

4GB のデータを 5枚の CD にコピーするのに 9 時間もかかった. 遅すぎ.

バックアップ終了後に設定を確認したらやっぱり圧縮の設定がデフォルトでオンになっていた. 余計なことすんじゃねー!

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版

■2001年 1月 19日

CD からリストアしてみる

バックアップを取っている間に夜が明けてしまった.朝からリストアを試す.

PD-1100 の画面が小さいためにリストア元を指定するための ボタンが隠れていることにしばらく気づかず,時間を無駄にした.

しかし,これまた遅い! 4GB ぶんのフォルダツリー情報を全部読み込んでからでないと リストアしたいファイルを指定できない. ファイルをひとつリストアしたいだけなのに.

CD に書き込まれたバックアップデータは Backup NOW! 独自のフォーマットらしい. このソフトウェアを使わずにリストアをすることはできない. 無料デモ版は 10 日間しか使えない.

はめられた! お金をだして製品版を買わなければ, この 5 枚の CD が,4GB のデータが,徹夜の 9 時間が, 無駄になるってことかい! うおおおお!

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版

■2001年 1月 28日

ISO 9660 で焼いてみる

Backup NOW! 専用フォーマットでとってしまったバックアップデータはとりあえずほうっておく.

今度はより一般的な ISO 9660 ファイルシステムでバックアップに挑戦. 要するに普通の書き込みソフトで普通に書き込む. これならリストア時に特別なソフトウェアは必要ない. 書き込みソフトは nero 5.0 デモ版をゲット.30日間試用可能.

Windows のシステムフォルダをバックアップしようとすると,警告がいっぱい出た.

「Joliet 拡張規格でもファイル名が長すぎるものがあるので短くします」
「フルパスが企画の制限より長いものがあります」
「フォルダ階層が規格の制限より深くなっています」

とりあえず,続行を指示.今度はエラーが出た.

「ファイル名を短くしたら重複してしまって続行できません」

しかたがないので該当するファイルを手動で取り除いてやった. やれやれ.

たいていの場合,このドライブの本来持っている 4 倍速という スピードで書き込まれるのだが, サイズの小さいファイルが非常に多い場合は,2倍速に減速されて書き込まれることもあった. 小さいファイルが多数だと,データの読み出しに時間がかかって 書き込みに間に合わない場合があるからだなきっと. このドライブは古い世代のものなので,データ転送が間に合わないと書き込みに失敗してしまうのだ.悪名高い「バッファーアンダーランエラー」というやつだ.nero が気を利かせて減速してくれたというわけだ. ちなみに最近の CD-R ドライブはバッファーアンダーランエラーを 防止する仕組みがついているものが主流になっている.

Backup NOW! が独自フォーマットを採用した理由がよくわかった. ISO 9660 の制限を回避するためだ. 長いファイル名と深いフォルダ階層をサポートするのみならず, バッファーアンダーランエラーがおきないように 小刻みに区切って書き込むように設計されている. なおかつ,ユーザの囲い込みまでできるってわけで,えい,この商売上手. わたくしは囲い込まれたくないけど.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 2000 Professional 日本語版

ドッキングステーションに CD-R を移植する

  1. CD-R ドライブのケースを解剖,素の CD-R ドライブユニットを摘出.
  2. ドッキングステーションを解剖,素の CD-ROM ドライブユニットを摘出.
  3. 「1.」で摘出した CD-R ドライブユニットをドッキングステーションに移植.
  4. ドッキングステーションを元のように縫合する.

手術は成功.術後の経過も順調で読み書き検査も問題なくこなすことができた.

メリット:
邪魔なケーブルがなくなってすっきり
デメリット:
本体の電源を切ってからでないと着脱できない

やはり電源をいれたまま着脱できたほうが便利であろうということで, その日のうちに元に戻してしまった.

[写真(大)] / [写真(小)]
(ドッキングステーションを分解)

[写真]
(CD-R ドライブ搭載!)

■2001年 2月 4日

CardBUS の USB インターフェース

PC カード型の USB インターフェースを購入. 秋葉原のアイ・ツーモバイル専科にて.

ユニオンブロス UBH004

Palmax のために買ったのではないのだが, ま,いちおう,Palmax にもさしてみましょうかね.

CardBus の PC カードなのであんまり期待しないで挿入.認識. あれ,うまくいっちゃったよ.

このカードは 2 つの USB コネクタを持っている. Palmax 本体についているものとあわせて 3 つのコネクタすべてにデバイスをつないでみた. マウス,GPS,CD-R,いずれもちゃんと動いている. なんだかうまくいきすぎて拍子抜けである.

ドッキングステーションの CD-ROM から USB カードにつないだ CD-R への CD の複製を試してみた. DiscJuggler 3.0 のトライアル版を試用. このトライアル版は書き込み速度が1倍速までに制限されている. これも問題なく終了. PD-1100 に付属のデバイスドライバ CD の複製を作ることができた.

問題らしい問題といえば, USB カードになにかつながっていると スタンバイや Save to disk ができないことくらいだろうか. デバイスを全部抜けばちゃんとできる.

ところで,PD-1100 にはもともと USB ポートがついているので このカードを使ってもあんまり意味がない. 単にコネクタの数を増やしたいだけなら USB ハブを買えばいいのだ. このカードを使った場合のメリットといえば,片方のバスで CD-R 書き込みをしているあいだにもう片方のバスで USB デバイスの 抜き挿しをしても大丈夫,ということくらいだろうか. USB ハブでコネクタを増やした場合, USB 接続の CD-R に書き込んでいる最中に別の USB デバイスを抜き挿しするとバスがリセットされて書き込みに失敗するのだそうだ.

■2001年 2月 8日

USB カードが遅い

そういえば,このあいだは 1 倍速でしか書き込みしていなかったなあ,ということで,もういっぺん,USB カード経由での CD-R 書き込みをやってみる. 今度は 4 倍速で書き込むために,nero のデモ版が再登場.

結果.USB カードを経由すると,必ず 4倍速では失敗する! 2倍速なら OK!

ちなみに,PD-1100 本体の USB ポートなら 4 倍速は問題なし.

やはりトラブルなしではすまなかった. 何度も試したけれど,どうやっても USB カード経由では 4倍速のスピードは出ない. 4倍速より少し遅い程度のスピードしか出ない. どう考えても CardBus のスピードではない. どうなってんだこりゃ?

■2001年 3月 12日

nero 5.0 購入

CD 書き込みソフトとして nero 5.0 日本語版を購入. 最新版へのアップデータをあてたら英語版になってしまったが, かえって好都合.日本語版は,訳がお粗末で困るのだ.

(この数日後,日本語版のアップデータがリリースされた. 英語版に遅れること 14 日.)

付属の印刷された日本語マニュアルのほうは,粗末というほどでもない. 250 ページも書いてくれてありがとう,そんなかんじだ.

nero を選んだ理由は Palmax の 640x480 の狭い画面でもストレスなく使えることがデモ版で確認できたからだ.

B's Recorder GOLD も 640x480 で使えそうだったが,わたくしは Mac 版で何度も煮え湯を飲まされているので今回は避けることにした. 日本語でなきゃいやな人には B's Recorder GOLD のほうがおすすめかもしれない.

PowerDVD にはパワー不足

nero を買ったら,おまけに PowerDVD がついてきた(限定パッケージ). DVD 映画再生ソフトウェアだ. わたくしは Palmax で DVD 映画を見るつもりはないのだが, まあ,試してみましょうかね.

PowerDVD が要求する CPU パワーはマニュアルによれば下記のとおり.

Pentium II266MHz
Celeron300MHz
K6-2300MHz

これに対し,Palmax PD-1100 は MediaGX 266MHz .まるでパワー不足

周波数こそ 266MHz だが,Pentium II の数字と比較してはいけない. MediaGX は Pentium II とくらべても 2 世代か 3 世代は古い設計なのだ.

PowerDVD の CD についてきたサンプルデータを再生してみる.

結果:

秒間 4 コマくらい.

「お,意外と健闘したじゃん」というのがわたくしの感想. 絶対,1 秒あたり 1 コマ以下だと思っていたから.

■2001年 4月 05日

世界の反対側で流通再開

英国 Amherst 社が PD-1100 の取り扱いを再開

以前と同様,英国以外には発送してくれないので 英国在住者でなければ関係のない話. それでもこれはビッグニュースだ. 世界でもっとも PD-1000 / PD-1100 の情報交換に熱心な代理店だった Amherst 社が再び扱うようになってくれたことは,わたくしとしては心強いものを感ずる.

Internet Explorer 6 Public Preview

IE 6 のプレビュー版が出た. 新しく「画面に収まりきらない画像を自動的に縮小表示する」 機能がついたという. せまい Palmax の画面に好都合ではないか!

さっそくためしてみたが, HTML に貼り付けられた画像は縮小してくれない. 画像ファイルを単体で表示するときのみ縮小してくれる.

えーと,たしか,Windows CE 版の Pocket Internet Explorer には, 画面におさまらない HTML ページを縮小表示する機能が あったと思うんスよ.いや NetFront だったかな. わたくしはあれが欲しかったんスけど.

■2001年 4月 24日

PartitionMagic 6.0 日本語版

PartitionMagic を購入.

ディスクのパーティションを区切りなおすと 中に入っていたデータは失われるのが普通だが, データを保持したままパーティションの区切りなおしを実現するのが PartitionMagic である. 最近は Windows がプリインストールされたディスクに Linux 用の パーティションを作るのによく使われるらしい.

わたくしがこれを買ったのは Linux のためではなく, PD-1100 の Save to disk 機能のパーティションを 操作してみるためである. ちなみに Save to disk, Suspend to disk, hibernation は全部同じ意味.

そもそも,なんでこんなめったに使わないものを買う羽目になったか. Palmax メーリングリスト でわたくしがこんな発言をしてしまったからだ.

「8.4 GB を超えるディスクに Save to disk のパーティションを 作るなら,8.4GB 以内に作る必要があるよ.」

リストのほかのメンバーからつっこみが入る.

「それはディスクの先頭に作るのか?それとも最後か?」

先頭に決まってるでしょう,と返信しそうになって,恐ろしいことに気が付いた.それは仮説であって確認された事実ではない.

わたくしは「ディスクの先頭に Save to disk パーティションを作ればうまくいく」 ことは 自分で検証,確認したが, 「8.4GB より後に Save to disk パーティションを作るとうまくいかない」 という仮説は検証していない. わたくしは確かめていないことをさも自身たっぷりに講釈たれてしまったのだ. いつもの悪い癖だ.やばい!

つっこみを入れた人はもうひとつ質問をくれた.

「PartitionMagic で何とかなるか? それとも,まっさらな状態からやり直しか?」

うぐ,ぐ,ぐおおお.こうなったらまとめて検証してやる! なかばヤケになるわたくし.

Save to disk のパーティションはどこでもかまわない ← 間違い

後日の再検証により,ここから述べる結論は否定された.)

夜が明けるころには結論がでた.

Save to disk のパーティションは 先頭でも最後でも,どこでもかまわない. 8.4GB 以上か以下かは関係ない. PD-1100 で確認済み.PD-1000 では未確認.

自分が間違っていたことが確認された.まいった.

PartitionMagic で作業が楽になることも確認. 無料の FIPS でもいいんだけど.

メーリングリストにお詫びと訂正のメールを出して,寝た.

ぐったり.

後日の再検証により,ここまで述べた結論は否定された.8.4GB 境界を超えた部分に Save-to-disk 領域を作るとファイルシステムが破壊される.一回目の検証で問題が確認されなかったのは検証方法に不備があったため.)

■2001年 4月 25日

Save to disk のファイルは?

目がさめてメールをチェックしたら, さっそく,また別の人からこんな指摘があった.

「なんでパーティションにするの? 操作を間違えたら全部消えちゃうよ. なんでファイルにしないの?」

そう,Save to disk のための領域は 「パーティション」で確保する以外に, C: ドライブ上の「ファイル」として 確保する方法があるのだ. ファイルのほうについてもわたくしは検証していない.

うぐおおおお!

■2001年 5月 1日

Save to disk のファイルはうまくいかないことがある

「法則性がつかめん…….」

Save to disk の領域をファイルで作った場合, うまくいく場合とうまくいかない場合がある. うまくいく,いかないの条件が特定できない.

ここ数日間, 12GB と 20GB の2台のディスクとパーティションマジックを駆使して いろいろ試してみたが, もう疲れた.保留.やめやめ.

ファイルでなく,パーティションで作れば今のところ 100%うまくいく.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : バージョン不明
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
HDD : IBM DJSA-220 (20GB) / Windows 98 1st Edition 日本語版
HDD : Fujitsu MHK2120AT (12GB) / Windows 98 Second Edition 日本語版

■2001年 5月 7日

香港特派員の台湾出張報告,第6回

まいどおなじみ香港の山根さんが海をわたっての台湾レポート.ありがとうございます.

[台湾出張報告6]

「ROVER BOOK」……?

PD-1000 は OEM 供給先によって「Stingray(スイス)」 とか 「Bestpal(北欧)」 「FOREFRONT(英国?)」などいろんな別名があるから,たぶんその類のひとつでしょうが, 「PALMAX」のロゴがあるべきところに別のロゴがはっついているのははじめて見ました.

PD-1000 の別名といえば, X-puter ってのもありましたよね,山根さん.

■2001年 5月 12日

第1回関西 Palmax ミーティング

本日は大阪にてはじめての関西 Palmax ミーティングが開催されたもよう.

わたくしは参加しなかったのでどんなようすかわからない. 新幹線使って参加すればよかったかな.

■2001年 5月 13日

Save-to-disk がファイルシステムを破壊した?

Save-to-disk から復帰したら Windows の挙動がおかしくなった. 再起動を試みたが,Windows が立ち上がらない.

……いやな予感がする…….

ドッキングステーションのフロッピードライブから立ち上げて, scandisk をかける. Windows の system ディレクトリが派手に壊れている. 修復にかなりの時間がかかっている.

……いやな予感がする…….

漠然としたいやな予感ではなく,具体的ないやな予感がする. Save-to-disk がファイルシステムを破壊したのではないか,ということだ. 先日,Save-to-disk の領域は どこに作ってもかまわないという結論を出したばかりだが,その結論が 間違っていたのかもしれない. 壊れたディスクは 20GB でディスクの再終端に Save-to-disk 領域が置かれている.やばいなあ…….

空冷

scandisk がなかなか終わらない. PD-1100 が熱くなってきたのでゴミ吹き飛ばしスプレーで冷却. わたくしは熱暴走を経験したことはないのだが,念のために冷やす. 気にし過ぎかも.

[写真(大)] [写真(小)]

いつもなら本体の下に水まくらを置いて水冷するのだが, ドッキングステーションの上にのっていると水まくらは使えない. 今回はカメラ用品店などで売っているブロワーで空冷した.

■2001年 5月 23日

臨時 Palmax ミーティング

能登にお住まいで PD-1000 PLUS と PD-1100 の 2 台を使っている 國分大慶さんがわざわざ携帯電話一個を買うために東京へ来るというので, 臨時 Palmax ミーティングを開催.

[臨時 Palmax ミーティング]

■2001年 5月 30日

流体軸受け採用ディスク

「どすこーい!」

30GB のハードディスクをゲット!

[写真(大)] [写真(小)]

IBM IC25N030ATDA04 (Travelstar 30GN)

厚さ 9.5mm のディスクとしては初めて「流体軸受け」を採用したモデル. 従来のものとくらべてとても静かになるだろうと前評判の高かったものだ.

うーん? 静かと言えば静かだけれど,期待したほど静かではないなあ. わたくしが今まで買ったディスクも,買ったその日はこのくらい静かだった. 新しいやつは時が経ってもうるさくならないというふれこみなのでもうしばらく様子をみるか.

回転している時にかたむけると「むうーん」と,いやがるような音を出すところがおちゃめ.

(追記.一年後に壊れるまで,買った時と同じくらいの静かさを維持していた. 以前のボールベアリングのものとくらべるとずっと静かだと言える.20020619)

■2001年 5月 31日

My リカバリ CD

新しいディスクに Windows 98 をインストール. 最低限の設定をしたところで PartitionMagic でパーティションを縮め, nero で CD-R にバックアップをとる. わたくしだけのリカバリ CD の出来上がり.

PartitionMagic で前もってパーティションを縮めるのは, CD の枚数を節約するため.nero の HD バックアップ機能は あんまり賢くなくて,空き領域まで圧縮せずにとってしまうからだ. お金を出して他の賢いツールを買えばこの手間を省くことができるらしいが, 今のわたくしにはこれで充分.

■2001年 6月 1日

やっぱり 8.4GB 以降に Save-to-disk 領域を作ってはいけない!

30GB の新しいハードディスクでも, Save-to-disk の領域を ディスクの再終端に作ると ファイルシステムを破壊することを確認した. もはや,決定的だ.

[スクリーンショット]

一度は,「Save-to-disk の領域はどこに作ってもかまわない」と結論したが, これは間違い.

「8.4GB を越えるディスクでは 8.4GB 境界以降に Save-to-disk 領域を作ってはいけない」これが正しい.

間違い報告をしてしまった Palmax メーリングリストに 訂正のメールを出さなければいけない.

スクリーンショットをのせた詳細のページを作ってメーリングリストに報告した. 間違いのおわびをするのは恥ずかしいが,肩の荷がおりたような気もして,ほっとする.

[詳細]

■2001年 6月 6日

Tidalpower Mininote 200X

Tidalpower 社のサイトに新機種の情報が出た.

Mininote 200X シリーズ

PD-1000 シリーズとは外見からして全く違う. 正直言って,ちょっとがっかり.

NEC の VersaPro のほうがよさそうだ,というのがわたくしの感想.

■2001年 6月 7日

ついに壊した

うあー.やっちまった.やっちまった.やってしまいました.

PD-1100 を壊してしまった.AC アダプタ無しでは起動しなくなってしまった.もはやバッテリ運用ができない.

ロジックボードのバッテリコネクタの電圧をちょっと はかってみよう,などと考えたのが間違いの元. テスターのリードでショートさせてしまった. そのせいで,バッテリの残量をはかるロジックが壊れたらしい.

とりあえず Tidalpower 社にメールをだす. 「なおりますか?」

うあー.

■2001年 6月 8日

迅速なお返事

Tidalpower 社から返事がきた.

「台湾までおくられたし.」

そりゃそうだよなー.それしかないよなー.

■2001年 6月 10日

バッテリの欠陥?

今日あたり台湾に発送しようとおもいつつ,だらだら過ごして結局なにもしなかった.

Tidalpower からまたメールがきた.催促か? まさか.

「バッテリの欠陥かもしれない. バッテリをおくってくれればこちらで専用のツールを使って 『眠っている』のか死んでいるのか検査ができる.」

あー,あれか. Palmax メーリングリストでも話題になっていたあれだ.

寿命がきていないのに気絶しているバッテリは Tidalpower か代理店に 送り返して再調整してもらえば息を吹き返すのだそうだ.

でも,今回のわたくしの場合はそうじゃないんだよな. 間違いなくロジックボードを壊してしまったんだな. 壊した本人がいうんだから間違いないんだな.

(追記 20010803:
寿命でないバッテリパックが使えなくなることについての技術的解説:
-> 本田雅一の「週刊モバイル通信」 第110回:バッテリ技術、その噂と真実(その2), PC Watch
)

■2001年 6月 12日

里帰り

PD-1100 を台湾に送り返すために梱包. まさかとは思うが念のためにバッテリ 3 本も同梱した.

これが今生の別れになりそうな気がしてこわい. そうだ,ガムテープでふたをする前に,一枚だけ写真を撮っておこう. おおげさかな.

[写真(大)] [写真(小)]

郵便局に持ち込み. 局員のお姉さんは海外への発送に慣れていないらしい. 大丈夫かよ.また心配になる.

■2001年 6月 23日

21世紀の赤毛のアンは級友の頭にダイナブックを叩きつける

-> Alan Kay氏がエージェントやDynabookを語る (MacCentral Online)

アラン・ケイのインタビュー記事を読んだ.

「現在Dynabookに最も近いものは,(略) Microsoft Tabletだ」

ここでいう Dynabook というのは決して東芝のノートパソコンのことではない. 昔考えられた,未来の文房具のことだ.それを考えたのがアラン・ケイその人. 東芝がはじめて Dynabook の名を冠したノートパソコンを発表した時には, 「神をも畏れぬネーミング」と揶揄されたものだ. アラン・ケイは神様ではないのだが.

そのアラン・ケイさんが今 Dynabook に一番近いのは マイクロソフトの Tablet PC だとおっしゃる.

「しかし彼らもキーボードを省くという誤りを犯した」

そうそう! よくぞ言ってくださいました! 神様と同じくらい尊敬されている人がこういうことをいってくれる. なんだかうれしい.

ところで,東芝もそろそろ本気で Dynabook の名に恥じないモノを 作ることを考えたらどうだろうか.今の東芝ならできると思うのだが.

■2001年 6月 26日

ゆくえしれず

修理のために台湾に送り返した PD-1100 が 2 週間たっても Tidalpower 社に とどかない. 日本の郵便局に持ち込んだ翌々日には台湾の空港についていることまでは 追跡できるのだが, そこからあとの記録がない.どうなっているんだあああ.

とりあえず日本の郵便局に「調査請求」を出した. はあー.気が重い.

一周してふりだしにもどる

PD-1100 が帰ってこなかったらどうしよう.どうしよう.どうしよう.

NEC の VersaPro でも買うかな.

富士通の LIFEBOOK MC のほうが性能は上だな.

松下 PRONOTE FG の頑丈さと映り込みしない画面も魅力だ.

いっそのことIBM の TransNote にするか?

いや,そこまでいったら重すぎだ.

富士通の ぱれっとくん が市販されたら即決なのだが,きっとそれはない.

やっぱり, PD-1100 がベストか. PD-1100 が帰ってこなかったら, また PD-1100 を買えばいい. それだけのことだ.

■2001年 6月 29日

人間不信

調査請求の回答がきた.

台湾郵政のいいぶんはこうである.

「空港についた次の日に配達した.」

うそだ!

「ビルの管理人が受領した.」

だまされないぞ!

もう何も信じられない. 疑心暗鬼.

■2001年 7月 3日

無事保護される

Tidalpower からメールがきた.

「あなたの荷物が見つかったよ.明日には修理見積もりを出すよ.」

やたーっ.

台湾郵政のみなさん,うたがってごめんなさい.

修理見積もり

その日の内に Tidalpower から修理の内容とそのコストをしらせるメールがきた.

たぶん,これに返事を出さないと修理にとりかかれないってことだよな.

「そのようにやってくれ. それから,あと 3 つ具合の悪いところがあったのを思い出した. そっちも診てくれ.」

と,返事を出した.

■2001年 7月 5日

修理完了,料金請求

Tidalpower からメール.

「修理がすんだ. これこれの金額を台湾の銀行の Tidalpower の口座に電信で入金されたし.」

だめな銀行はいくつ合併してもだめ

さっそく,近所の日本の銀行へ行く.

「海外には,通帳と印鑑がないと送金できません.」

今はほんとうに 21 世紀か?

■2001年 7月 9日

入金

別の銀行で入金.

「振込先を事前登録していただくと振り込み手数料が安くなります. 事前登録には一週間くらいかかります.」

一週間も待てないよ.

■2001年 7月 13日

帰ってきた PD-1100

ぴんぽーん.「キモトさーん,郵便でーす.」

待ってましたあ!

[写真(大)] [写真(小)]

一か月ぶりの再会.長い一か月であった.

■2001年 7月 18日

時差ぼけ

修理後の動作確認をかねて環境の再構築. OS のアップデートやら,アプリケーションのインストールやら. 修理に出す少し前に ディスクをクラッシュさせているので そのリカバリーの続きである.

ふう,もうこんな時間か.あれ,へんだな.

時計が2時間ずれている…….

修理に出すとき気をつけること

Palmax を修理に出すさいの注意点などをまとめてみる.

Tidalpower は信頼できる会社だ
現在 Palmax PD-1000 シリーズの修理を受け付けているのは 台湾 Tidalpower 社 である. (かつての)Palmax 社や SCHOT よりもサービスがいいと思う.
送らなくていいものは送らない
途中でなくなることもありえるから.でも,バッテリは送ろう
台湾の郵便局は EMS のトラッキング情報の更新をまじめにやらない
豊島さんによれば EMS より UPSDHL のほうが信頼できるようだ.料金は高いらしいけれど.
伝票の「内容品」は受取人が税金をとられないように書く
わたくしの場合は「これは私のものです.修理のために送り返すのです.」と英語で書いてみた. これが通じたのかどうかは,わからない. 箱は無地のものがよいそうだ. 間違っても高価な品物が入っていそうな絵の描かれているきれいな箱を使ってはいけない,らしい.
梱包する箱はじょうぶなものを
台湾から送り返された箱を最初に見た時, その箱が日本から送った時と同一の箱だということにわたくしは気付かなかった. それほどまでに変わり果てていたのだ. 台湾までたった一回往復しただけなのに,きれいな段ボールだったものが,ずたぼろ. 大きな穴が 2 箇所あいている. いや,ひょっとしたら, 税金をとられないように気を利かせた Tidalpower 社が わざとぼろぼろにしたのだろうか?
修理から帰ってきたら BIOS などの設定を確認しよう
とくに,日付.

(追記 20010913. eBay Japan の 海外との取り引きガイド が参考になる.英語のメールのサンプルもあり.)

みえない言語の壁

PD-1100 を購入した時は豊島功さんの力をお借りしたわたくしだが, 今回の修理は自分の力(とお金)だけでやってみることにした. 英語でメールのやりとりをするのはできるつもりでいたが, やってみると,うまく通じていなかったりする. そういうときは,まあいいや,とあきらめてしまっていた. よくないことだが.

例えば,
「ペン収納部がスカスカ.かたむけるとスルッと落ちてしまう」
といいたいところを
「The pen holder did not hold the pen.」
と表現したら,ペンを紛失したのだと解釈された.

こちらから訂正を申し出なかったので 新しいペンを買うことになってしまった. こちらの英語に自信があればもう一度説明したいところだが, まあいいや,ですましてしまった. こんなことではいけないとは思うんだけれど.

英語で「スカスカ」はどういうんだろう.「スルッと」は?

(追記. 豊島功さんより,掲示板にて情報をいただいた.感謝.

■ 翻訳するなら
■豊島 功(59) 投稿日:2001年7月23日<月>11時06分

 英語でメールを出す時には、Exciteの翻訳Webを良く使って ます。上手に翻訳させるコツは、ですます調をやめ断定口調で 書くこと、文節を細かく区切ること、判っている単語は英語で あらかじめ入れてしまうこと、ですかね。

 けっこう使える英語になりますけど、一度エディタにコピー して読み返した方が得策です。やっぱりある程度の英語力は必 要ってことになりますね。

■ ペンの締め付けが緩い、ってのは
■豊島 功(60) 投稿日:2001年7月23日<月>11時12分

 ちなみに、以下のように翻訳してくれます。

 「Pen holderの締め付けが緩く、しばしばPenが落下 してしまう。」

Bolting of Pen holder will be loose and Pen will often fall.

 ね、結構いけるでしょ。

http://www.excite.co.jp/world/text/

■2001年 7月 21日

Plasticase

ソニープラザ新宿ルミネ店で買った プラスチックケースに PD-1100 を入れたみたら,なかなかグッド.

[写真(大)] [写真(小)]

みてくれでは ボブルビー には負けるかもしれんが, こっちは値段が安いぞ.なにしろ 600 円だもんな.

ゼロリモワ だとか 言っている連中に見せてやりたい.

-> 寸法図

-> ソニープラザお客様相談室

■2001年 7月 24日

Palmax の名が消えた?

1年前に Palmax 社 は PD-1000 シリーズを Tidalpower に売却し, PDA のメーカーになってしまった . わたくしとしてはもはや Palmax 社に用はないのだが, たまにはそのサイトを見にいってみたりする.

お,またリニューアルしている.

「Compal Electronics PMCC」

は? ……えーと,社名がかわったってこと?

思い返せば,1999 年に Palmax 社が Compal に買われて Kimpo グループの傘下に おさまったという話は聞いていた

そういえば, PC EXPO 2001 では ur there のブースに出典 (PC Watch), COMPUTEX TAIPEI 2001 では Compal のブースに出典 (ケータイ Watch / BizTech)していて, 最近の展示会では Palmax の名をおもてに出していないことには気付いていた.

だけど,だけど,Palmax の名がなくなるとは思わなかったよ!

捨てるんならおれにくれ!

■2001年 7月 31日

台湾の技術力は世界一ィ

修理上がりの PD-1100 を分解. どのへんをいじったか,確認してみる.

[画像(大)] [画像(小)]
-> MAX1647 (MAXIM)

生々しいハンダ付けのあとを発見. この IC が壊れたから交換したのだな. Tidalpower による修理明細には「U22 交換」とあった. まさしくこれだ.

壊れたのがこの IC であることを数時間でつきとめ, この微細なハンダ付けをきっちりやってのけた. さすがだ.

これが日本のメーカーだったら「ロジックボードまるごと交換,ウン万円」となったことだろう.

■2001年 8月 4日

プラスチックケースをアップグレードする

先日購入したプラスチックケースはサイズがちょうどよすぎて, 大容量バッテリを装着した状態の PD-1100 を収納できない.

そういうときは,はみ出すところを斬る!

工具箱からニッパをとりだして,ちょっきんちょっきんちょっきんな♪

ちなみに切るのはバッテリではなくケースのほうである.

意外と固いな.ポリプロピレンあなどりがたし. あいててて.力をいれすぎて指にまめができてしまった. 今度やるときはニッパじゃなくて,もっと力のいらない道具をつかおう.

[写真 1 (大)] [写真 1 (小)]
[写真 2 (大)] [写真 2 (小)]
[写真 3 (大)] [写真 3 (小)]

やすりをかけて仕上げ. 強度的にも問題なし. 大容量バッテリを装着した PD-1100 がきっちり収まるケースの完成である.

■2001年 8月 29日

香港特派員の台湾出張レポート,第7回

香港の山根さんによる台湾レポート.いつもお世話になっております. 今回で7回目.

[台湾出張レポート7]

なくなったかと思われた「Palmax」ブランドは 台北では健在ということですか. 社名は変わっても,中国語文化圏で名のとおった ブランドを維持していくということなのかな?

雑誌に PD-1000 を活用しているユーザの記事が 掲載されていたというのは,なんとなくうれしいというか, 親近感があるというか, 意外な収穫ですね.

(200211追記.Palmax ブランドの存続を裏付ける報道を発見.
-> Compal、自社ブランド携帯電話市場に進出 (電子商情)
記事中の「神寶」とは,旧 Palmax 社の漢字名.)

■2001年 9月 10日

Geode のデバイスドライバ

ナショナルセミコンダクターは仕事をしていたらしい!

旧 MediaGX は「Geode」と改名してからまったく開発が止まっている と思われていたが,そうではなかったようだ. National Semiconductor のサイト にアップデートされたデバイスドライバを発見!

XpressGRAPHICS 1322a

まずはビデオのドライバを試すことにする. これまでは よその会社 のサポートページからとってきた 1314 というバージョンを Palmax で使ってきたが, 今回ナショセミでみつけたのは 1322a という番号がつけられている.

PD-1100 のビデオドライバを更新して,動作確認.

同時に複数の MPEG ムービーを再生すると映像が乱れるのは 直ったようだが(そんなことはどうでもいい), Suspend to disk から復帰したあとに MPEG ムービーを 再生すると色がめちゃくちゃなサイケ調になるのは直っていない (がっかり).

コントロールパネル「画面」→「設定」→「詳細」ダイアログの タブが重複して表示されるようになってしまった. 「Advanced Controls」ペインがふたつある. 「Video Controls」ペインがふたつある.それぞれ,内容はまったく同じ.

郵便ポストが赤いのもみんなナショセミのせい

やっぱりだめか.失望.

だいたい,ナショセミに Geode の開発なんかできるわけがない(偏見).

3com の Audrey がこけたのも, ソニーの eVilla がぽしゃったのも, ナショセミの Geode を採用したからだ(根拠のない偏見).

コンパックやイーマシーンズやワイズやセイコーエプソンのウェブ端末が成功しないのも みーんなナショセミのせいだ(まったく根拠ない偏見).

そうでなければエルニーニョ現象のせいだ.

■2001年 10月 17日

Tidalpower 社インタビュー 2

豊島功さんが台湾 Tidalpower 社へ二度目の訪問をされたということで,レポートをいただいた. ありがとうございます.

[Tidalpower 社訪問レポート 2]

近日中に PD-1100 は製造終了ですか. またどこか別の会社がラインごと買い取って製造をつづけてくれないかな. でもタッチパネル液晶が手に入らなくなるというからそれも無理かなあ.

■2001年 10月 18日

Geode GX2 発表だけど

ナショナルセミコンダクターが Geode GX2発表した.

MediaGX の後継となるチップ. DDR SDRAM 対応,3DNOW! インストラクションセット対応という二つの新機能を追加. MediaGX アーキテクチャに新機能なんて,何年ぶりだろう.

PD-1100 に後継があらわれなかった理由の一つは, これまで MediaGX によりグレードのいいものがなかったことであろう. CPU のグレードがあがらない後継機なんて,かっこうがつかない.

では,Geode GX2 を搭載すれば PD-1100 の後継機を作ることができるだろうか? 開発コストの問題とタッチパネル液晶の供給さえなんとかなれば, カタチはできるだろう. しかし,Geode はいまだに Windows Me, 2000, XP で まともに動くデバイスドライバが提供されていない. いまどきの OS がまともに使えない新機種なんて,かっこうがつかない.

だいたい,Geode のその新機能とやらも,まともに動くかどうかあやしいもんだ. そんなのどうでもいいから既存のバグを直してほしいな. 努力のベクトルがあさっての方向をむいていないか,ナショナルセミコンダクター.

■2001年 10月 25日

ぱれっとくん が買えるかも

富士通が LOOX のタッチパネルモデルを発表した!

「Lifebook LS」

-> ニューズリリース (富士通)
-> 製品情報 (富士通 FMWORLD)

企業向けなので店頭では売られない. 個人ユーザの意見はきかなくても,大口の顧客がいうことはきくんだな. 商売の基本だね.

かなり本気で手に入れる方法を考えるわたくし. 店頭売りがなくても,とりよせてくれる店さえみつければなんとかなる. いけるぞ.そう思ったあと,ニューズリリースを見直してやるきがそがれた.

「タッチパネルつきモデルは 2002 年 2 月より」

来年の2月の予定ってことは……,お約束のスケジュール遅れで プラス 2 か月,企業向けモデルは受注生産だから納期がプラス 1 か月 として……

手に入るのは半年もさきじゃん!

そのころにはもっといいものが発表されているかもしれない. されないような気もするけど.

(追記.2002年2月22日 には「入手できた」という報告を掲示板にていただきました. ありがとうございます. この時期コンシューマモデルのほうの LOOX は品薄でなかなか手に入らなかったそうなのですが. 富士通は「企業向け」の LIFEBOOK を優先して出荷しているということなのでしょうか? 基本に忠実な商売ですねー.)

■2001年 10月 29日

Palmax で大画面

能登にお住まいの國分大慶さんから「ネタ」をいただいた. ありがとうございます.:

 私は時々、PD-1100に、ロジテックのLCM-17という17インチディスプレイと キーボードを繋いで使っています。その時は画面の解像度を変更していました。 私はPD-1100の解像度は1024×768だと思っていました。確か添付していたマニ ュアルにもそうあったと思います。

 しかし、先日、いたずら心で「ものは試し」と思い、1280×1024に切り替え てみたら、表示できました。画面が他の解像度の時と違い、明るくなってし まったので、コントラストを落としてやると、丁度良い具合になりました。

 以来、私はディスプレイを繋いだ時は1280×1024で使っています。恐らく、 メーカーの保障外なんだと思いますけど(^_^;)

 その上、その状態でViaVoice98を動かしています。これまでに5回、エンロ ールを行ないました。そして、1時間半ほどの講義を一本、半分ほどですが、 音声入力を使って打ち込みました。認識率は90%ほどだと、自分では思いま す。ただ、CPUの能力的に限界に近いようです。ViaVoiceProミレニアムでは動 くのは動きましたが、余りの遅さに唖然としてしまいました。ViaVoice98だと そこそこ動いてくれるので、非常に助かりました。

 一応、ご報告まで。

そうだったのか.Palmax は外付けディスプレイで 640x480 より たくさんの画素を表示できるというのは本当だったのか. 自分では試したこともなかった.

でもへんだな. Palmax メーリングリスト では「外付けディスプレイでも 640x480 しかでない!」 という話がたびたび出ているんだけどな. あれは間違いだったのか.

國分さんにお願いして証拠写真を送ってもらった. ついでに Linux でネットワーク対戦ゲームの写真などもきたので いっしょに掲載:

○ 1280×1024
 画面のプロパティを高解像度で撮りました。ディスプレイ・ドライバーに、 Cyrix XpressGRAPHICSが使われているのがわかると思います。手書き認識のバ ルーンも一緒に写しました。
[写真(大)] [写真(小)]

○ xtris対戦
 xtrisの対戦の様子です。LCM-17はPD-1100と繋がったままです。同じ画面が 出ているのでわかると思います。PD-1000Plusは左右が逆になって表示されて います。PD-1100がguest、PD-1000Plusがtykayです。
[写真(大)] [写真(小)]

○ 1280×1024
 解像度1280×1024の全体の画面です。画面のプロパティの大きさと比べてみ ていただきたいと思います。画面の領域を示すバーが右端まで行っているのが わかると思います。
[写真(大)] [写真(小)]

○ xtris対戦
 こっちのほうがたくさん積みあがっているので、左右対称になっているのが、 わかりやすいかもしれません。
[写真(大)] [写真(小)]

○ who
 PD-1000Plusはマシン名をTathagtaとしています。ユーザーtykayがログイン しています。一番上のプロンプトを見ると、tykay@Tathagataとなっているの でわかると思います。そしてwhoコマンドを実行した結果、guestがもう一方の マシン(Buddha.tykay.co.jp)からloginしているのがわかると思います。
[写真(大)] [写真(小)]

○ 画面のプロパティ
 画面のプロパティを 撮りました。
[写真(大)] [写真(小)]

○ スタートメニュー
 Palmaxに付いてくるQuick Startのバーとスタートメニューの大きさの比較 で1280×1024の高解像度になっているのが分かると思います。
[写真(大)] [写真(小)]

以上,写真キャプションともに 國分大慶さんの提供でした.ありがとうございます. 本当に大画面で使えるんですね. はて,じゃあメーリングリストのあれはなんだったんだろう?

■2001年 11月 13日

Tablet PC 続報

Comdex Fall 2001 の基調講演にて Tablet PC の試作機のデモがおこなわれた.

Acer の試作機はキーボードもついていて, VAIO GT のように液晶部分を裏返すことができる. 魅力的だ.

[写真]

他にも Compaq, 富士通など数社の試作機があるが Acer 以外はキーボードがついていない.だめだこりゃ.

「Windows XP Tablet PC Edition」という 特別なバージョンの OS を開発しているらしいが,それじゃだめだ. Windows for Pen と同じく失敗するに決まっている.Windows XP の本流に組み込まなければ意味がない.

「Tablet PC Edition」で追加される機能はすでに失敗している Newton のパクリだ. あってじゃまになるものではないが,そんなものを開発するために待たされるのはごめんだ. 今の Windows XP でもタブレットに必要な機能をすべて備えていることがわからんのだろうか.

Acer のマシンに今の Windows XP を載せてすぐに売れよ!

■2001年 11月 18日

Windows XP

んー? なんだろう,この青い箱は?

部屋の隅っこに転がっていた見慣れない箱を拾い上げた.「Windows XP」 ? ああ,思い出した.おととい買ったのだった. そのままほったらかしだったのだ. やれやれ,年をとると物忘れがひどくなって困るわい.

PD-1100 にインストールしてみることにする. Windows XP の前身であった Windows 2000 は PD-1100 では 実用的でなかったので,あんまり期待はしていない.

まずは,PD-1100 をドッキングステーションに装着.パイルダーオン.

インストーラについて論評してみる

ドッキングステーションの CD-ROM ドライブに XP の CD を 入れて起動するだけでインストールが始まる. Windows 95 と比べると,インストーラはだいぶよくなったよなー.

でも,まだまだだよなー.

特に,時計あわせとユーザ名とプロダクト IDの入力がインストール手順の 中頃で求められてそこで停止しているのは勘弁してほしいよな. こんなの,最初か最後にまとめてやればいいだろう. でなかったら,入力ダイアログを出しつつバックグラウンドで別の作業を続けるべきだ.

それから,読むのに一苦労するのに重要でない文字情報もカットすべきだ. 本当に重要な情報が埋もれてしまう.

それからそれから,「あと何分」の表示がぜんぜん当てにならないのだ. そんならないほうがましなのだ.

画面表示は 2000 よりよくなった

インストールの最後近くでこんなダイアログが出た.

「画面の設定がせまいから大きくしていいか」
「大きくしたけどちゃんと表示できているか」
従来の Windows のインストールプロセスでは出てこなかったダイアログである. 内容をよく理解せずに enter を 2 回押してしまった.

画面の設定が 800 x 600 になってしまった.

PD-1100 の液晶は 640 x 480 しかない.はみ出した部分は表示されない.これには困った. これ以後はあてずっぽうで tab キーと enter キーを押しまくってしのいだ.

あとでコントロールパネルで 640 x 480 に戻してことなきを得たのだが, このとき,High Color を選ぶことができるのに気がついた. MediaGX のディスプレイアダプタをデバイスとして認識していないにもかかわらずである. 従来の Windows はディスプレイアダプタを認識できないときは 640 x 480 で 16 色しか表示できなかった. VGA と仮定して動作していたからだ. XP では認識していないディスプレイアダプタを SVGA (VESA?) と仮定して動作しているのだろう. だから 640 x 480 で High Color が使える.

National Semiconductor のバギーなドライバを 組み込む必要はなくなったということで,これはよいことだ. PD-1100 と Windows 2000 の組み合わせでは, バグをがまんして High Color を使うか, バグのない 16 色で使うかの二者択一をせまられたのだが, Windows XP ではバグのない High Color を使うことができる. これは大きな改善だ.

音は 2000 から進歩がない

サウンドのデバイスドライバは「Sound Blaster 16 or AWE32 or Compatible」で代用. 2000 のときと同じく,あまりよくない.しばしば音が出なくなる. Direct Sound も使えない.

MediaGX は Sound Blaster 16 互換をうたっているが, Alan さんの言葉を借りれば「It isn't terribly compatible however.」 互換だなんてとんでもない.

National Semiconductor のサイトからサウンドのデバイスドライバの WDM 1.01 版を 入手してインストールしてみた. まったく音が出ない. うんともすんともいわない. わずかでも期待した俺が馬鹿だった. ぐうの音も出ない.

パワーマネジメントも 2000 から進歩がない

バッテリの容量は見ることができる.電源管理はそれだけ.

PD-1100 BIOS の Suspend や Save to disk 機能は無効にされている.

Windows XP 自前の 「休止」「スタンバイ」機能も PD-1100 では使えない.

これじゃちょっとなあ.

XP のよいところ

アイコンがかっこよくなったのが XP の最大の改良であるという. たしかにきれいになった.

これだけのためにアップグレード料金を払う価値はあると,わたくしは断言する.

と,いうより,今までのださいアイコンの Windows に金を払う価値などない,といいかえてもよい.

はあ.(ためいき)

ちょっと昔の話だけどさー, Windows NT のコントロールパネルには 「シリアルポート」と「パラレルポート」があってさー, このふたつ,アイコンがまったく同じだったんだよ. 意味ないよね.手抜きもいいとこだよねー. にもかかわらずだよ.それを毎日使っているユーザは指摘されるまで アイコンが同じだということに気がつかないんだ. なさけない話だよねー.

XP のよくないところ

前評判では XP はパフォーマンス食いだ,非力なプロセッサではつらい, メモリ 128MB では少ない,と聞いていたが,それほどでもないかな. Windows 2000 RC2(正式リリース前の評価版) をはじめて使ったときより軽快だと思ったくらいだ. (気のせいかも)

昔からあるアプリケーションを使うぶんには, おそれていたほど遅くなったという感じはしない. Internet Explorer 6 も PD-1100 で実用的に動く.

とんでもなく遅くなるのは,新しく統合化された「検索」機能やら Media Player 8 や ヘルプセンターといった 今までなかったアプリケーションを使うときだ. ほんとうに遅いなー,と思っていると,実はハングアップしていたりする.

(追記.あとで過去の記録を調べたら, わたくしが Windows 2000 RC2 をはじめて使ったとき より快適なのはあたりまえであった. そのときわたくしが使っていたマシンは PD-1100 ではなく PD-1000 だったのだ. CPU の周波数が 2 倍,メモリ容量も 2 倍の差があるマシンだから,それは当然なのだ. )

(もうひとつ追記. 「前評判」で Windows XP が遅い遅いといわれていたのは開発途上のバージョンだったかららしい. Windows XP は開発途上版よりも完成版のほうがずっと軽快に動くのだそうだ. おそらく,コンパイラの最適化オプションがはずされ,デバッグシンボルが埋め込まれていた 状態で使っていたから遅かったのだろう.というわけで教訓. 「パフォーマンスに関してはベータユーザの言うことはあてにならない」 20011129)

■2001年 11月 19日

Windows XP でタッチパネル

昨日までの作業では USB マウスを使っていたが今日はタッチパネルを使えるようにする. Windows 2000 のときと同じ方法でできるはずだ.

Touch Base 社のデバイスドライバを組み込むと, Windows XP を搭載した PD-1100 でペンを使うことができるようになった.

PD-1100 のタッチパネルは精度が悪いのでデバイスドライバの設定を いじってやらないとポインタがぶるぶる震えてどうにもならない. 「Stabilization」「Averaging」「Touchdown Filter」の数字を大きくしてやるとなんとか使える.

Touch Base 社のサイトから入手できる「評価版」は 100 回くらいクリックすると それ以上クリックできなくなるという制限がある. キャリブレーションをしなおすとまた100回くらいクリックできるようになる.以降,その繰り返し. お金を払えばこの制限はなくなるという.

■2001年 11月 20日

Windows XP と PD-1100 のまとめ

Windows XP へのアップグレードはたいへん魅力的だ.特にアイコンが.

マシンが PD-1100 となると残念ながら Windows 98 にとどまらざるを得ない.

PD-1100 では音が出ないことがあったりするのと サスペンドやらスタンバイやらが使えないことさえ 我慢できれば Windows XP でもいいのだ. まったく使う気に慣れなかった Windows 2000 にくらべたらましになった.

でも,現在,Windows 98 では PD-1100 がずっとましに使えている. もったいないけれど Windows XP はお蔵入りだ.

Windows XP と PD-1100 の補足

PD-1100 と Windows 98 を使う場合にひとつ問題があった. 128MB のメモリを搭載すると PC カードが使えなくなる. レジストリをいじると使えるようになるが, ストレージ系 PC カードを挿すと USB が無効になる.

この問題は Windows XP ではまったく発生しない. (Windows 2000 でもそうだった.)

この点は 98 より XP の方がよかった.

あと,アイコンも XP の方がよかった.

[スクリーンショット](システムのプロパティ)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows XP Professional Version 2002 日本語版

■2002年 2月 14日

接触不良

ガシャン.「あー,またやっちまった.」

ほんの 20cm ほどの高さから落としただけで, PD-1100 のタッチパネルが使えなくなってしまった.

いや,タッチパネルは以前から調子が悪かったのだ. 半年ほど前からときどき,マウスポインタが縦方向に動かなくなったり横方向に動かなくなったり, どちらにも動かなくなったりしていた. そのたびにたたいたり押したりねじったりすると直ったのだが, 今回はどうやっても直らない.しかたがない.本格的に対処するか.

原因はおおむね予想がついている.症状からみて,コネクタの接触不良であろう. PD-1100 を分解してコネクタの接触を確認すれば直せるはずだ.

[写真(大)] [写真(小)]

わたくしも Palmax のスクリーン側を分解するのははじめてである.

※よい子は真似するな!: マシンの動作中に分解するとマシンを壊したりあなたが感電したりする危険性があります. 分解する前には必ず AC アダプタとバッテリの両方を取り外しましょう.

[写真(大)] [写真(小)]

液晶の左にはバックライト用の発振装置と左スピーカ. おそらくマイク用と思われるコネクタがあるが, 使われないまま放置されている. やっぱりね.

[写真(大)] [写真(小)]

液晶の右には各種インジケータ, 右スピーカ,そして問題のコネクタがある. 右スピーカが醜くホットメルトで固定されているのはたぶん, わたくしのマシンが一度修理に出されたものだからだと思う.

問題のコネクタをよく見ると, コネクタのロックがしまっていない! スカスカである.

[写真(大)] [写真(小)]
(ゆるい.)

ロックを押し込んで固定してやると直った.

[写真(大)] [写真(小)]
(しっかり固定.)

このロックはちょっとやそっとの衝撃でとれはしない. 考えられるのは……, 昨年修理に出したときに Tidalpower 社の作業員が 元に戻し忘れたに違いない.

しっかりしくれよ Tidalpower!

■2002年 3月 8日

キーホルダーにもなる Ethernet デバイス,認識せず

USB ポートにつなぐイーサネットインターフェースを試してみた.

LUA-KTX (メルコ)

PD-1100 背面のポートに挿しこもうとしたが,入らない. よく見ると,さかさまだった.

PD-1100 の USB ポートは上下さかさまなのだ. このデバイスは上下さかさまに挿すと ケーブルが下から出るようになってしまう. これでは PD-1100 を机においてネットワークを使うことができない.だめじゃん.

ドライバのインストールがどうしてもうまくいかない. 挿すと同時に USB が停止してしまうみたいだ.だめだめっす.

USB の イーサネットインターフェースとしては アイ・オー・データの USB-ET/TX というデバイスが PD-1100 で認識されることは確認したことがある (この日記のネタにはしなかった). 今回の問題は Palmax 側が悪いのではないと思う. わたくしの勘だと,供給電流の問題だな,たぶん. このメルコのデバイスが電気を食い過ぎるのだろう.

まあいい.当分 PC カードのイーサネットインターフェースを使いつづけるとしよう.

(追記.認識できるほうの USB-ET/TX というデバイスも,正常に使えたことはない. 大きいファイルを転送しようとすると必ず途中でフリーズしてしまう. 原因はわからない.PD-1100 側の問題なのかデバイス側の問題なのかも調べていない.ほったらかし.20020802 )

■2002年 3月 9日

Palmax ミーティング in 能登 2002

今日は能登で Palmax ミーティング. これまで香港,東京,大阪と開催されてきたが能登でやるのは初めて. 東京在住のわたくしも能登まで行って参加してきました.

なぜ,能登か? それは, 牡蠣 ( かき )がうまいから.
なぜ,この時期か? それは,牡蠣がうまいから.
なぜ,東京くんだりから? それは,牡蠣がうまいから.

[Palmax ミーティング in 能登 2002 報告]

行きかえりの新幹線の中では PD-1100 を取り出して モバイルコンピューティング? そんなことはもちろんしない. 車内販売のビールを飲んで寝てました.そんなもんだろ.

國分さん,幹事おつかれさまでした.

■2002年 3月 14日

性能評価

PCMark2002 を PD-1100 で試してみた. PC のパフォーマンスを計るソフトウェアである.無料版はネットワークのむこうからゲットしてすぐ使うことができる.

CPU score: 213
Memory score: 216
HDD score: 161
スクリーンショット

いまどきのハイエンド PC なら CPU と Memory は 5000 くらいのスコアを出すというから, 気が遠くなるくらい低いスコアである. いまどきのホーム PC とくらべても 10 分の 1 以下か.

PC のパフォーマンスを計るソフトウェアといえば SYSmark が定番なのだが, それは仕組みがおおがかりで,おいそれと試すことができないのだ. 他にも「ベンチマークソフトウェア」を名乗るものはたくさんあったのだが, 気軽に試すことができて計測結果が信用できてひろく使われているものはなかった. 新登場の PCMark2002 がその穴を埋めてくれそうである.

PCMark2002 の説明書を読んでみた. わたくしなりに理解した内容をわたくしなりに表現すると,つぎのような仕組みらしい.

日常的な「待たされ系」「リアルタイム系」のタスクをいくつか計時し, 前もって慎重に決められた「重み付け(配点)」がなされたうえで集計される.
以上わたくしなりの理解.PCMark2002 のスコアはそこそこ信用できそうな気がする.

以下余談. ある信用できないベンチマークソフトウェアでの PD-1100 のスコアを問い合わせるメールが わたくしのところにも来たことがある.そんなのきかれても困るのだあ.

(追記.このときは PCMark2002 の数字を「そこそこ信用できそう」と書いたが, マルチスレッディング性能を計測するのには使えないし, Transmeta のアーキテクチャの「もたつき感」はスコアにあらわれない. なにより,その後の PC の使われ方が変わっていき, 「日常的な待たされ系タスク」というものも 2 年ですっかり入れ替わる. もはや PCMark2002 のスコアは比較に使える数字ではなくなった. PCMark シリーズはその後も何度か作り直されている. 常に新しいベンチマークソフトウェアで評価しましょう,と,いいたいところだが, 古いマシンの評価もやり直さなければ比較できない.面倒だ! 20041010)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 1st Edition 日本語版

■2002年 3月 17日

キーホルダーにもなる Ethernet デバイス,認識したけれど

先日,PD-1100 での認識に失敗したイーサネットインタフェースを もう一度試してみる.

今度は PC カードの USB インターフェースの先に問題のデバイスを装着.

こんどはうまく認識した.デバイスドライバのインストールもちゃんとできた.

でもなあ.これじゃ面白くないよ.

■2002年 3月 18日

お茶をこぼした

ぽたぽた.「あー,またやっちまった.」

いや,Palmax では これをやったのは初めてである.キーボードにお茶をこぼしてしまった.

上下ひっくり返す.
電源を切ってAC アダプタとバッテリをはずす.
PD-1100 のキーボード部分をばらす.
缶スプレー式のブロワー (写真) で 狭いところに入った液体を吹き飛ばす.
ティッシュペーパーで拭いて拭いて拭きまくる.
自然乾燥.

数時間おいてから,動作確認.うむ.問題なし.匂いもしない.完璧である.

そういえば,富士通のキーボードに味噌汁をこぼしたときは, 乾燥したあといくつかのキーの反応がにぶくなったなんてことがあったなあ.

そういえば,以前,MD ウォークマンを洗濯したときは 丸一日ほうっておいても乾燥しきってなかったことがあったなあ.

■2002年 4月 24日

温度測定

ハードディスクドライブの温度を測定するソフトウェアを使ってみた.

-> HDD Temperature (PalickSoft)

ここ2,3日では, ひっきりなしにウェブを見ているときで 50度C, ほったらかしにしているときで 44度C というところだ. 最高で51度であった.

今使っているディスクのデータシート によれば,動作中の周囲の温度は 55度C まで,となっている. これから暑くなる季節だから,ちょっと気をつけたほうがいいかな.

ところで,この温度計測ソフトは定期的にディスクにアクセスする. その周期はデフォルトで 10秒間隔. この設定のままだと,アイドル時にディスクの回転を止めるような仕組みがまったく無効になるので注意が必要だ.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
HDD: IBM IC25N030ATDA04 (Travelstar 30GN)
Windows 98 1st Edition 日本語版

■2002年 5月 1日

Virtual PC 4.31

Virtual PC for Windows のトライアル版を試す.

Virtual PC はこれまで Windows ME/2000/XP の上でしか動かなかったのだが, Version 4.3 から Windows 98 SE の上でも動くようになった. これはつまり Palmax PD-1100 でも使えるようになったということになる. 試さないわけにはいくまい.

これまで PD-1100 ではペンのドライバがなくて使えなかった OS も Virtual PC の上で使えば Windows 98 用のペンドライバで運用できるはずだ.理屈の上では.

(訂正.この理屈は完全に間違いであった. 仮想 PC の中の OS に外のOSのペンドライバは効かないようだ. 20020517)

これまで PD-1100 ではパワーマネージメントが効かなかった OS も Virtual PC の上で使えば.Windows 98 のパワーマネージメントが有効になるはずだ.あくまで理屈の上では.

(訂正.この理屈は部分的に正しくない. 仮想 PC の中の OS はバッテリ駆動か AC 駆動かを認識しないので電池を節約するような機能は働かないかもしれない. 20020517)

さて,何の OS をインストールしようかな. とりあえずこれ行ってみよう.

Kondara MNU/Linux 2.0 (Kondara Project)

Linux についてはカーネルをリコンパイルして X サーバのバイナリを入れ替えれば PD-1100 で(ほぼ)問題なく使えることが確認されているのだが,Virtual PC を使うと カーネルと X サーバを入れ替える手間を省くことができるかもしれない.

全画面表示切り替えなどの操作をする「ホストキー」という特別なキーを ひとつ割り当てなきゃいけないのだが,Virtual PC のデフォルトでは「右 Alt」に設定されている. Palmax のキーボードには右 Alt キーはないんだなこれが.「Ins」キーで代用.

Kondara のインストーラはめちゃくちゃ遅い.Virtual PC のせいなのか,それとも,こんなもんなのか?

■2002年 5月 2日

Kondara 2.0 on Virtual PC はコマンドラインのみ

Kondara のインストールには 24 時間以上かかった. なんでそんなにかかるの?

コマンドラインで bash が動くところまで問題なくいった. でも,コマンドラインひとつだけじゃ面白くない. せめて kterm を二つと xclock くらいは動かしたい.

問題は,やっぱり X だった.XFree86 サーバが何度やっても起動しない. たぶん,設定が悪いんだろうなーと思うけれど, トライアル&エラーでやっているとおそろしく時間がかかる. やめやめ.

Connectix から出ている Virtual PC 用にインストール済みの Linux OS Pack を買えば きっとすぐ使えるのだと思うけれど,お金がかかるからやめやめ.

(訂正.Connectix が出している OS Pack は Windows 系のみであり, Linux OS Pack は(この時点では)存在しない. 20020517)

まてよ. X のサーバは Windows 側で動かせばいいんじゃないのか. クライアントだけ Linux で.

いや, kterm ふたつくらいでいいなら, ターミナルエミュレータを Windows で動かせばいいではないか. シェルだけ Linux で.

そもそも何のために Windows 上で Linux を動かすのだ? ウェブサーバや Perl 程度なら Windows でも動くぞ.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版
Virtual PC for Windows Tryout 4.31
Kondara MNU/Linux 2.0 i586

■2002年 5月 7日

Windows XP on Virtual PC はだめだった

Linux はあきらめて, Windows XP を Virtual PC に入れてみることにした.

このさい Windows 98 上で Windows XP を動かすことに何の意味があるのかとか そういうことは考えない.

メモリがちょっと少なめだという警告が出る. そうか,Windows 98 の上でさらに Windows XP を動かすとなると, 256MB 以上の物理メモリがほしいところだ. 現状の 128MB ではこころもとないが,とりあえず続行.

XP のインストーラはとくに遅いという印象はなく,これは期待できるかと思ったが, ほうっておいたら勝手に仮想PCが終了していた. もう一度試してみたら仮想PCがフリーズした.だめだこりゃ.

今回試した Virtual PC のバージョンは 4.31. 一方,開発元のウェブには, 4.32 のバグ修正で「Fix to correct installer problems with Japanese Win2000/XP」 と出ている.その問題だろうか?

(後日の検証で,PD-1100 ではバージョン 4.32 の Virtual PC でも Windows XP のインストールができないことが確認された.20020513)

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版
Virtual PC for Windows Tryout 4.31
Windows XP Professional Version 2002 日本語版

■2002年 5月 17日

Vine on Virtual PC

性懲りもなく Virtual PC に Linux を入れてみようと,また別のディストリビューションを取ってきた.

Vine Linux 2.5 (Project Vine)

Virtual PC トライアウトも新しい 4.32 をゲット.

Kondara と違って Vine のインストーラには「グラフィカル」なオプションがある. それを選んで実行してみると, あっさり GUI なインストーラが動き出した. つまり X が動いた.わたくしはなにも設定せずにだ. こんなに簡単なことだったのか.

Virtual PC はペンを無視する

しかし,ペンが効かない.

PD-1100 の USB ポートにマウスを挿してみた.使える.使えるけれど,なにかおかしい. 仮想PCの中と外でマウスポインタ(矢印マーク)の位置が同期しないのだ.

Virtual PC のマニュアルをよーく読んでみた. 仮想 PC の中と外のマウスポインタを同期せさるためには 中の OS に特別な追加機能が インストールされなければならないという. その追加機能は今のところ Windows 系のものしか提供されていないようだ.

わたくしの言葉で言いかえるとこうなる: 「Virtual PC の Linux にはペンは効かない.」

仮に中の OS が Windows であって専用の追加機能がインストールされていたらペンは効くだろうか. それもあやしい.わたくしの勘では,たぶん,効かない.

ちなみに Vine のインストール自体は どうなったかというと Virtual PC がクラッシュして完了しなかった.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版
Virtual PC for Windows Tryout 4.32
Vine Linux 2.5 i386

■2002年 5月 30日

Vine をもう一度インストール

Virtual PC での Vine Linux に再挑戦. 今回は GUI インストーラでなく TEXT のインストーラを使用.

X の設定は 640x480 にしただけで他は全自動で OK.

見慣れないログインパネルが出現.xdm じゃないなこれは.何モンだ.

やっぱりペンは効かない.しかたがないので USB マウスを接続. 仮想 PC の中で動く X はめちゃくちゃ遅い.パスワードの入力にも難儀するくらい遅い. パスワードを間違えるとログインパネルが「いやいや」とむずかるのだが, これがまたとんでもなく遅い.そんなイフェクトかけんな.xdm はどこいった.

あまりの遅さに我慢できずに仮想 PC をリセット.

外から telnet で入れない

telnet を試してみたが,仮想 PC の外から中につながらない.

Virtual PC のマニュアルによれば, Virtual PC を動かしている OS (外の OS) が Windows XP/2000 ならば外から中に接続できる設定があるのだそうだ. 今回わたくしがやっているように Windows 98SE の上で Virtual PC を動かす場合は 外から中にはつながらない.中から外へつなぐことはできる.

MI/X 3.0

んじゃ,外の OS で X のサーバを動かしてみよう.MI/X の評価版をゲット.

-> MI/X 3.0 (Microimages)

kterm が出た! kterm の中ではもちろん Vine Linux のシェルが動く. oclock も xeyes も出た!

ペンも使える! このとき初めて気づいたのだが xeyes はペンでは意味がなかった!

[写真(大)] / [写真(小)]

成功か?……いや……,だめだ!遅い!やっぱり遅い! 躊躇なく非実用的と断言できるくらい遅い.

今日で Virtual PC のお試し期間は終了.もう力尽きた.寝る.ぐう.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
Windows 98 Second Edition 日本語版
Virtual PC for Windows Tryout 4.32
Vine Linux 2.5 i386 (仮想 PC に 64MB のメモリ割り当て)
MI/X 3.0 for Windows

■2002年 6月 12日

Windows XP Tablet PC Edition 発表と同時に絶望

コストが高すぎる.絶対,普及しない.

-> プレスリリース (マイクロソフト)
-> Windows XP Tablet PC Edition ホーム (マイクロソフト)
-> PCWatch の報道
-> ZDNN の報道

報道でソーテックのマシンとして紹介されているのは台湾 Acer 社の TravelMate 100. NEC のマシンとして紹介されているのはカスタムテクニカ社の CW58. つまり自分の会社ではその機械を作っていない. 他の賛同社は試作機も出展していない.やる気のなさがありありと感じられる.

OS のコストが高い

Windows XP Tablet Edition は Windows XP Professional に機能追加されたものだという. 安価な Home Edition でなく高価な Professional をベースにしなければいけない理由がわからない. そもそも追加される機能にはペンコンピューティングに必須なものはなにもない.

ハードウェアのコストが高い

Tablet Edition が要求するハードウェアの仕様書を見た.

いわく『「デジタイザ」は画面のピクセルの5倍の分解能がなければならない.』
いわく『ペン先がタブレットに接していなくてもその位置が検出されなければならない.』

つまり「電磁誘導式」のタブレットにしろということだ.

Palmax や他の多くのマシンで採用されているのは 抵抗膜を使った「感圧式」であり,この要求を満たすことができない. VAIO LX でも採用された電磁誘導式はたいへんすぐれているのだが, ペン以外の物体(たとえば指)では操作できないことに加えて コストが高いという欠点がある.

-> バイオLX:開発者に聞く(ソニー)

将来は安くなるのだろうが, 現在においてはコストの高い「電磁誘導式」に限定してしまうのは現実的でない. VAIO LX が北米市場から撤退させられたのは値段が高かったからだ.

だいたい,マウスのかわりに使うかぎりはピクセルの5倍もの分解能は必要ない. マイクロソフトはマウスがわりにとどまらないアプリケーションを想定しているのだろうか. そうだとしても, 「ピクセル密度の5倍」という相対的な指定はおかしくないか. ピクセル密度に関係なく「最低 600dpi 推奨1000dpi 以上」というような尺度が妥当なのではないか.

また一歩 Dynabook から遠のいた

2000 年の秋に発表された時は, テキスト入力はキーボードを使うんだ,という まっとうなコンセプトだった. 今回の発表では手書き文字認識機能が強調されている. そんなの,よみが分からない漢字を入力する時しか使わないよ. すでに MSIME にも ATOK にも手書き認識はあるのに 使う人はほとんどいない.キーボードのほうがいいからね.

この 2 年の間にマイクロソフトの中でなにがあったのか. どうしてこんなに浮き世離れしちゃったんだろう.

■2002年 6月 13日

またディスクがいかれた

一年前に買った 30 ギガのディスクが壊れた. まだ容量の半分も使ってなかったのに.

ものすごい音からはじまった.

ぎきききいいいいい! どかん! ばりばりばり!
シーク音でもヘッド退避でもなく熱キャリブレーションでもない,今まで聞いたことのない音. もう少し低音部を補強すれば特撮映画の怪獣の声に使えそうな迫力のある音. ミレニアムファルコン号が宇宙を飛ぶ音に似ていたかもしれない.

その直後から Windows が不安定になり,数分でクラッシュ.やばい.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
HDD : IBM IC25N030ATDA04 (Travelstar 30GN)
Windows 98 1st Edition 日本語版

■2002年 6月 14日

VersaPro のアウトレット

秋葉原にいったついでにファーストポイント(ラジオ会館 5 階)という店によった.

ここは NEC の専門店で, たまに VersaPro タッチパネル付きモデルの展示処分品が入荷する. この日はそれが 6 台もあった.ひとつ前のモデルだが,いずれも美品. MS Office Personal もついていてお買得,かな,たぶん.

受注生産である VersaPro は店頭に出ることがないのに展示処分品が 存在するのはなぜか.店員さんに訊ねると謎が解けた. NEC の展示会,ビジネスショウ,雑誌の撮影などで全国をまわったあとに お役御免になったマシンを NEC から直接入荷しているとのこと.

■2002年 6月 15日

ディスク修復不能

壊れたディスクを診断. スキャンディスクも SMART Defender も 「このディスクはもうだめだ.大事なデータをバックアップしておけ」という.

システム全体の挙動が安定しない. 運良く立ち上がったときに,選び抜いたデータだけをコンパクトフラッシュに移す.

30GB のディスクでも,本当にバックアップが必要なデータって, 300MB もないんだな.

■2002年 6月 16日

どうどうめぐり

こわれたディスクは捨てるとして,かわりに何を使うか.

20GB の予備のディスクが手元にある. 容量は不足ということはないが,流体軸受けでないのでうるさい.

新品のディスクを買うか.せっかくだから 40GB くらいのを買うか. でも,PD-1100 は 32GB を超えるディスクに対応しているのかどうかわからない.

いっそマシンごと新しいのを買うか.このあいだの VersaPro なんかどうだ.

でもなあ.今月も赤字だし.

■2002年 6月 18日

耳をすませば

こわれたディスクの製造元,IBM のサポートサイトで ディスクがこわれたときの音のサンプル を聞いてみた.

Bad Head 2.wav : 最初にこわしたときの音に似ているかな. わたくしが経験したのはもっと派手だったようなきもするが.

Bad head 1.wav : バックアップのためにだましだまし動かしていた最中, ときどき起きていた音に似ている.

いやしかし,いまさら音なんか聞いても気休めにもならんな.

■2002年 6月 22日

32ギガ越え

「あちょーっ!」(高い買い物をするときにいれる気合い)

40GB のハードディスクをゲット!

IBM Travelstar 40GNX IC25N040ATCS05-0

BIOS が古いマシンだと 32GB を超えるディスクを正しく認識しない場合がある. これを売ってくれた の店員さんもそのことを強調していた. 「だめだったら売り払うからいいっす.ください.」

[写真(大)] / [写真(小)]

PD-1100 に装着してみると,問題なく認識.成功. でも,なんだか期待外れ. もうちょっと紆余曲折あることを心の奥で期待していたみたい.

まっさらのディスクに Windows 98 をインストール. スキャンディスクでクラスタスキャンをかけて寝た.

後日,問題の発生が確認された. PD-1100 の BIOS は 32GB を超えるディスクに対応していない. 65536 シリンダを越えた領域に書き込みをするとファイルシステムを破壊する.)

■2002年 6月 23日

128MB メモリの USB 問題解決

起きたら,まだクラスタスキャンは終わっていなかった. ディスクの大容量化にともないメンテナンスにかかる時間が増大し, 無視できなくなってきている. わたくしはパーティションをわけない主義だったが,次回からはわけるかもしれない.

セットアップを継続. 必要なファイルを CD から,コンパクトフラッシュから,ネットワークから とりこむ. このときにきづいたことがあった.

「あれ,コンパクトフラッシュを挿しても USB が生きてる.」

PD-1100 にはメモリカードを挿すと USB が無効になるという 問題があった. メモリが 128MB で OS が Windows 98/98SE/Me のときにだけ生じる.

Windows を再起動したらまたこの問題が出るようになってしまったが, うまくいくケースがあるとわかっただけでももうけもの. 設定をいろいろいじってみた結果,解決法らしきものが見つかった. USB コントローラが使用するメモリ範囲を高い位置で固定してしまうとよいらしい. 試しに FEDFF000 - FEDFFFFF に設定. うまくいっているようだ.

[スクリーンショット]

これでもう,PD-1100 からは「再起動しないとどうにもならない問題」は なくなったかな.

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 266MHz
RAM : 128MB
HDD : IBM Travelstar 40GNX IC25N040ATCS05-0
Windows 98 Second Edition 日本語版

■2002年 7月 1日

40GB のディスクに問題発生

新しく買ったディスクに環境をととのえるべく 作業をしていたら,Windows が立ち上がらなくなってしまった. ファイルシステムに不整合が生じたか. それとも起動に必要なファイルの中身がこわれたのだろうか. 「なんかいけないことしたかなー.」 身に覚えがありすぎてどれが原因かわからない.

SMART Defender による検査では問題無しと出たから 物理的にこわれたわけではなさそうだ. データをいれ直せばまだ使える.

ドッキングステーションの CD に問題発生

復旧のためにドッキングステーションの CD を使おうとしたが, 今度は CD が動かない. 「うん」とは言うが「すん」とまでは言わない. こっちは物理的にこわれたらしい. 昨日までは動いていたのに.

USB 外付け CD-RW ドライブからドライブユニットをドッキングステーションに移植. これでハードディスクの復旧作業が続けられる.

[写真]

ちなみに,USB の CD ドライブをそのまま使わないのは,使えないから. USB は Windows が立ち上がってからでないと使えないのだ. 今回のトラブルは Windows が立ち上がらないという レベルの問題なので USB の出番はないのだ.

■2002年 7月 2日

PD-1100 は 32GB超のディスクに未対応

なんとか昨日と同じ状態まで復旧したところでバックアップをとった.

そして,検証.32GB 境界を越える領域に書き込んで, 32GB 以内の領域に影響をおよぼすか? 実験だ.

ビンゴ…….

また Windows が立ち上がらなくなった. 32GB 以内の領域のデータがずたずたにされた.

結論.「PD-1100 は 32GB超のディスクに対応していない.」

このときの環境:
PD-1100
BIOS : Release 3.07 Version 01
CPU : 180MHz
RAM : 128MB
HDD : IBM Travelstar 40GNX IC25N040ATCS05-0
Windows 98 Second Edition 日本語版

■2002年 7月 3日

32GB について考える

PD-1100 が 32GB を超えるディスクを正しく扱えない問題について, 対応策を考える.

それぞれについて考察してみる.

ディスクを売り払う

まあ,これが一番いい解決法だよな.きっと.

でも,これは,最後の手段としてとっておく.

BIOS をアップデートする

俗に 32GB 問題と呼ばれているが 正確には 32GB ではなく 33.8GB または 31.5 GiB なんだそうである. いずれにせよ問題は BIOS にあるそうだ.

問題解決済みの BIOS アップデートを入手することができれば, それが最もまっとうな解決法といえる. あくまで入手することができればの話.

Palmax PD-1100 の場合は台湾 Tidalpower 社に問い合わせればいいはずである. しかし,あてにしていいものだろうか. もとはといえばよそから買ってきた製品ライン.しかも生産終了. そもそもこの問題の存在を知っているのかどうか,あやしいもんだ.

Tidalpower 社に問い合わせるのはあとまわしにして 別の方法を検討してみる.

Windows 2000/XP で使う

この問題は BIOS の問題なのだそうだ.さっきも書いたが.

Windows 2000/XP はディスクアクセスに BIOS を介することはなく, 直接ディスクとお話するのでこの問題は影響を受けないのだそうである.

実際にわたくしも Windows 2000 Professional で試してみた. 32GB 境界を超える領域にいくら書き込んでもびくともしない. 同じ条件で Windows 98 でもう一度ためすと, いとも簡単にファイルシステムがぶっこわれる.

しかし, Palmax PD-1100 で Windows 2000/XP を使うのは あんまり現実的でない.パワーマネジメントの問題, デバイスドライバの問題,そして速度の問題. なるべく Windows 98/98SE で使っていきたい. 別の方法をさぐる.

BIOS を置き換えるソフトウェアを使う

この問題に対処するためのユーティリティーが存在する. Windows が立ち上がる前に BIOS をのっとることで 正常に動くようにしてくれるソフトウェアである.

Disk Manager と DriveGuide (旧名 EZ-Drive) の二つが有名どころらしい.

-> DriveGuide (Phoenix Technologies)

-> Disk Manager (Ontrack Data International)

IBM 製のドライブならば無償で IBM 専用版 Disk Manager を利用することができる.

-> IBM Disk Manager 2000 (IBM)

わたくしのディスクにも Disk Manager を入れてみた. セットアップにはかなりてこずったが, その効果を確認することができた. 32GB を超える領域に書き込んでも問題ない.

この機能はハードディスクからの起動シーケンス中に組み込まれる. フロッピーディスクや CD から起動するときは, きめられた手順をふまないと, この機能は組み込まれない. うっかりそれを忘れるとトラブルにあうかもしれない.

ひとつ問題発覚. Save to disk できない. ただのスタンバイと同じになってしまう. 最近,わたくし個人的には Save to disk 機能を 使うことが少なくなってきているのだが, まったくできなくなるのはいやだ.

ドライブの容量を減らすツールを使う

IBM Feature Tool というソフトウェアを 使うとディスクドライブの容量を減らすことができる. あとで元に戻すことも可能.

-> IBM Feature Tool (IBM)

(同じ機能は前述の Disk Manager にもある.)

これを使って 40GB のディスクを 32GB にしてしまう. BIOS からも OS からも 32GB に見えるので互換性の問題はまず起こらない. それとひきかえに 8GB のディスクスペースを捨てることになる.もったいない?

わたくしはこのまえ壊した 30GB のディスクもいっぱいまで使っていなかった. 失われた 8GB のスペースのことは,32GB で手狭に感じるようになってから考えればいい.そのまえにきっと壊れる.

Save to disk もいままでどおり使えるようになった. とうぶんはこれでいこうと思う.

(後日の検証でこれも問題があることがわかった. ディスクの末端付近に書き込むとディスクの先頭付近がやられてしまう.)

(わたくしのディスクの場合, 32GB ではまだ大きすぎた. 31.709 GB まで減らすことで解決した.)

■2002年 7月 5日

いわゆるコンボドライブ

「とりゃー!」

新しい光学ディスクドライブをゲット!

[写真(大)] / [写真(小)]
(ドライブユニット)

TOSHIBA SD-R2102

このあいだ壊れた CD ドライブのかわりにドッキングステーションに装着. 昨日まで復旧作業に使っていた CD-R ドライブは USB 外付けの本来の姿に戻す. Palmax 以外のマシンで使う予定があるから.

新しいドライブは 8 倍速で CD 書き込みができるので作業時間が短縮できる. バッファアンダーランエラー防止機能がついているので書いている間ほかの作業ができる. DVD 読み込み機能がついているが,これについては今のところ使う予定はない.

[写真(大)] / [写真(小)]
(ドッキングステーションに組み込み)

Palmax 側の問題でこのドライブはマスタとして認識されなかった. そのため CD からのブートができない. フロッピーディスクから起動すればよいからなんとかなる. 読み書きには全く問題ない. 根本的な対処法はわかっているからあとでなんとかしようと思う.

■2002年 7月 6日

体に染み付いた習慣

ハードディスクのバックアップを CD-R 4 枚にとる. バッファアンダーランエラー防止機能が使えるようになったから 書き込み中も PC が使えるはずなのだが, 紙の本を読んでひまつぶし. それがいつもの習慣だったから.

■2002年 7月 7日

40GB ディスクはまだ安心して使えない

先日 IBM Feature Tool で 32GB にしたディスクでも問題があることがわかった.

ディスクの末端付近に書き込むとディスクの先頭付近のファイルシステムがやられてしまう.

なにがいけないのかわからない.いわゆる 32GB 問題とは別の問題だろうか.

いつになったら安心して使えるようになるのやら.

■2002年 7月10日

32GB 問題 改め 65536 シリンダ問題,解決

いわゆる 32GB 問題について勉強しなおした. これは正確には 32GB 問題ではなく,33.8 GB でも 31.5 GiB でもなく, 「65536 シリンダ問題」なのだそうである.

「65536 シリンダ」を容量に換算すると普通のディスクでは 33.8 GB (31.5 GiB) になるのだが, わたくしのディスクは普通でなかった. Travelstar 40GNX の場合は 65536 シリンダ は 31.709 GB に相当するので 32GB に容量を減らしてもまだ大きすぎたのだ.

あらためて IBM Feature Tool で容量を減らしてみる.

[設定画面]

シリンダ番号の最大値が 65535 になるように容量を設定する. シリンダ番号はゼロから始まるので「シリンダ総数」が 65536 ならば 1 を引いて 65535 が「シリンダ番号の最大値」.

まる一日かけて検証.読み書きテスト問題無し. ディスクの末端に書き込んでも先頭がこわれない. Save to Disk もちゃんとできる.こんどこそ万事 OK!

しんどかった.これでほんとに終わりなのか.まだなにかありそうな気が,しないでもない.

■2002年 7月 13日

200X を見よう会 "東京"

豊島功さんがとうとう 200X を手に入れたというので お披露目会を催すことになった. Tidalpower 社の新作が本邦初公開.

[レポート]

参加者からも Libretto 50M 「ほほえみくん」が出展された. 実物が動いているのを見るのはわたくしも初めて.

豊島さん,いつも幹事おつかれです.

■2002年 8月 9日

DVD ビデオのソフトウェア再生

先日 ドッキングステーションに組み込んだ光学ディスクは, 一応,DVD ビデオ対応である. せっかくだから PD-1100 の画面での再生を試してみる.

再生ソフトウェアは PowerDVD 2000. 以前 これを試したときは CD に収録されたサンプルデータを使った. 結果は芳しくなかった. 今回はちゃんとした DVD を使ってみる. ちゃんとしたと言っても,映画のプロモーション用のディスクをただでもらったんだけど.

やってみると再生はできた.でも,秒間 2 コマから 3 コマ程度. しかも音声にはノイズのりまくりで何を言ってんだかよくわからない. まあ,こんなもんか.

よくいえば「雰囲気はつかめる」,わるくいえば「鑑賞にはたえられない」,というところか.

PD-1100 の CPU の能力的にこれ以上は望めない. ハードウェア的にも ZoomedVideo をサポートしていないので DVD 再生支援 PC カード を使うこともできない.

映画を見たけりゃ別の機械を使えってことだね.

■2002年 8月 28日

200X を見よう会 "関西"

豊島功さんの 200X お披露目会が大阪でも催されたそうだ.

■2002年 9月 1日

Tidalpower 200X レビュー

豊島功さんの 200X をしばらくお借りしていたので,レポートをまとめた.

[200X 試用報告]

評価機のキーボードには Backspace が勝手に連打される問題があったことは秘密だ! そうなったのはわたくしのせいかもしれないから!

「頑丈さ」

200X と比較すると PD-1100 が優っているのは軽さだけだ. 軽ければそのぶん気軽に持ち運べるというメリットがある,と,思っていたのだが, ことはそれほど単純ではないと考えるようになった.

200X は端を片手で持ったくらいではたわまない,丈夫なボディをもっている. 一方,PD-1100 は両手でそっと持ちあげても「きしむ」音がする.

軽くても,壊れやすいものは気軽に持ち運ぶことができない. 気軽に持ち運ぶには,「軽い」ことだけでなく「丈夫」であることが大事だということに 気づいた.

しかし,軽さと丈夫さを両立しようとすれば,コストがかかる. 高価なものは,やっぱり気軽に持ち運ぶことはできなくなる. それも持つ人のふところ具合によるんだろうけど.

「音のよさ」

最近は PC を買う理由に「音楽」をあげる人がいる. わたくしは「ラジオでも買え」「その金で CD 何枚買える?」と皮肉をいって煙たがられる.

部屋に PC しかないから PC で音楽を聴く,というひともいるに違いない. そういうひとたちには 200X はどうだろうか.

200X は常にファンの音がする. スピーカーは安っぽい. ヘッドホン出力にはノイズがのる.

いずれも実際に音楽を鳴らせてしまえば気にならなくなる程度のものだが, ちゃんとした機械と聞き比べるとはっきり違いがわかると思う.

これまで PC の諸元には音の再現性や騒音はあまり載らなかった. これからは載るようになるだろうか. 音の悪い PC は売れなくなるかもしれない.

■2002年 9月 5日

3 ポンド級王座決定戦

PD-1100 には敵がいなかった. 戦えば勝つという意味ではない. 文字通り,戦う相手がいなかった.

200X にはふたつ敵がいる. 富士通の Lifebook MC と NEC の VersaPro だ. 同じ 3 ポンド級でペンとキーボードを兼ね備える 3 機種で比較してみた.

200XLifebook MC (富士通)VersaPro (NEC)
CPUMobile Pentium III 650MHzMobile Celeron 650MHzMobile Pentium III 800MHz
最大メモリ512MB256MB640MB
パネル8.4inch10.4inch10.4inch
画素数800x600800x6001024x768
180°開閉/画面回転NoYesYes
USB2x USB 1.12x USB 1.13x USB 2.0
1394YesNoNo
802.11bNoOptionalOptional
BluetoothNoNoOptional *
赤外線YesYesNo
S-Video 出力YesNoNo
光音声出力NoNoYes
キーボード配列US「OADG 準拠」「JIS 標準」
PC カード 1x type II2x typeII OR 1x type III1x Type II AND 1x CF
指紋センサOptionalOptionalOptional *
バッテリ駆動時間50分から80分 実測「約2時間」「約2〜3時間」
質量1425g 実測「1340g」から「1360g」「1410g」

* VersaPro の内蔵 Bluetooth は内蔵指紋センサと排他.

(2002年9月時点での比較. Lifebook MC の型番は FMV-665MC2. VersaPro の型番は VA80J/BL. 後継機種が出てもこの表は更新しない.)

機能だけをくらべれば VersaPro の圧勝. 今回の Lifebook MC はいいとこなし. 200X は,価格次第かな…….

本体の重さは同じくらいだが, もしも VersaPro のバッテリ駆動時間に嘘がなければ 200X よりも軽く持ち運ぶことができるかもしれない. 200X で「2 時間から3 時間」駆動したければ予備のバッテリを持たなければならないからだ.

VersaPro には 「180°開閉/画面回転」がある. 机をはさんで 1 対 1 での対面プレゼンテーションのための機能だ. 保険屋に売り込むには欠かせない. 120度までしか開かない 200X には, S ビデオ出力がついている. 会議室でテレビを使っての少人数プレゼンテーションのための機能だ. 想定されている使用環境が違うということか.

200X には 1394 がある. VersaPro は 1394 がないかわりに, USB 2.0 のポートが 3 つある. NEC だからね.

VersaPro には赤外線がない. USB に接続する赤外線アダプタ を使えばなんとかなりそう. 200X には赤外線があるが,評価機はなぜか NM502i を認識しなかった.

VersaPro の指紋認証はユーザセッションに加えて BIOS レベルの設定を保護できる. 200X の指紋センサは評価機では無効になっていたのでどんなものかわからない. しかし,VersaPro のカタログには 「内蔵指紋センサはプリインストールの OS 以外ではご利用になれません」 と書かれているのがちょっと気になる. ちなみに Lifebook MC の指紋認証は BIOS 設定を保護できない.

わたくしならどれを選ぶか. 他人にすすめるなら VersaPro. わたくし自身は US 配列キーボードが好みなので VersaPro を買うことはたぶんない. じゃあ 200X かというと,ちょっと待て. 年末には出るはずの Acer TravelMate 100 を見てからだ.

2 ポンド級

わたくし個人的には 3 ポンド級より 2 ポンド級のほうが気になる. 富士通アメリカの P1110 なんかどうだ.

■2002年 9月 6日

200X で Linux

200X で Linux を動かした人のページを見つけた.

-> Debian Linux on the TidalPower MiniNote 200X (IAmNotA)

タッチパネルも使えるそうだ.

日付を見ると,「2001 年 12月 ……」って,ええ? そんなにまえから!

■2002年 10月 9日

バッテリに障害発生

大容量バッテリが 1 本使えなくなってしまった.

バッテリが装着されたことは認識されるが, 常に残量が 100% と表示され,まったく充電されない. AC アダプタを抜くと「残り 100%」のまま数秒でぷつんと切れる.

経過をたどる

最初に問題がみとめられたのは一週間前のこと. やけに短い時間で自動サスペンドしてしまう. ほったらかしで 30 分くらいだったろうか. 大容量バッテリだから通常なら2時間,ほったらかしで3時間ちかくもつはずだ.

パワーマネジメントをすべてオフにしてみた. 一度だけ,バッテリ残量 0% から 2 時間くらいもった. バッテリに内蔵されている残量計が狂ってしまったのではないかと考えられた.

数日かけてフル充電フル放電を繰り返してみたが,そのたびに駆動時間が減っていった. もちろん充電にかかる時間も減っていった.

最終的にまったく充電されず数秒しかもたない電池になってしまった.

原因の推測

だめになる直前に 電圧が安定しない AC アダプタ で何日か運用していた. 充電しようとしても電流が増えると電圧が下がってしまうのでいつまでたっても残量が増えない. そんな状況で使っていたのがなにか悪い影響を与えたのではないか. 根拠というほどのものはないのだが, 思いあたるふしといえばそれくらいだ.

(追記.たぶん違う.電圧が安定しない AC アダプタでは運用していない 別の大容量バッテリも同じ時期に同じように 30分 ほどしか持たなくなった. 別の原因であろうと考えられる.20021105)

対策を講ずる

Tidalpower 社に送り返して「rework」してもらえば直るだろうか? でも,直らなかったら送り返すだけ無駄になるのは覚悟しなければいけない.

セルの入れ替えという手段もあるが, わたくしならそんな危険を冒すくらいならお金を出して新品のバッテリを購入する. わたくしの命は安くないのだ.そう思ってるのは本人だけ?

バッテリを買うならいそいだほうがいいかもしれない. Tidalpower 社の在庫もいつまであるかわからない.

問題の先送り

手元にあと 2 本バッテリがあるから,当面はそれでしのぐとしよう.

■2002年 10月 18日

続・バッテリに障害発生

もう 1 本の大容量バッテリも 100% 充電から 30 分で自動スタンバイしてしまうことがわかった.

残るは標準バッテリ 1 本だけだ. 問題を先送りしている場合じゃないかもしれない…….

■2002年 11月 7日

マイクロソフトのいうところの Tablet PC,正式発表

「マイクロソフトのいうところの Tablet PC」が,正式に発表された.

-> ニューズリリース (マイクロソフト)

この発表についてなにかコメントをいれたいところだが. はてさて,どこからつっこんでいいのものやら.

とりあえずそうだな,これだけは言っておこう.

「一般名詞を商標にするマイクロソフトの悪いクセ,だれかなんとかしろ.」

■2003年 1月 1日

お絵かき

PD-1100 のペンで羊の絵をかいてみた.

[]

Palmax で絵をかくのはちょっと難しい. タッチパネルの精度が悪い上にデバイスドライバもできがよくない. 線をまっすぐひくことができないし,短い線をかくこともできないし, かいてもいない線があらわれることもしばしば.

200X や Tablet PC などの 最近のマシンならもうちょっとましな絵が書けるだろうか. いやいや.道具がよくなったくらいで,へたな絵はうまくならない.

■2003年 5月 6日

@FreeD

NTT ドコモの 定額データ通信サービス に加入した. 端末は P-in Free 1S (シャープ製).

残念ながら,PD-1100 では,不安定だ.

基地局と 5m も離れていない場所でじっとしていても,ときどき「圏外」となってしまう. 接続できてもデータの流れが遅くなることがあり,ついには止まってしまうこともしばしばだ.

同じ端末を Palmax でない別のマシンで使うと,まったく問題なく使用できる. 定額制になる前のドコモの端末 P-in M@ster を試したときも同じ体験をした憶えがある. そういえば DDI Pocket の定額制で MC-P300 を試したときも似たようなかんじだった気がする. 端末やサービスの問題ではなく,Palmax PD-1100 の問題と考えるのが妥当だろうか.

Palmax PD-1100 では PC カード型 PHS 端末をまともに使うことはできないのか?

■2003年 5月 17日

東京ミーティング 2003

最近ネタがない.そういうときの定番企画とは?

「座談会」

そんなわけでミーティングを開催.

-> 東京ミーティング 2003 報告

豊島さん,毎度幹事おつかれです.

■2003年 6月 5日

DDVOX

音声入力デバイスを試してみた.

-> DDVOX (アイ・オー・データ機器)

光デジタル入力を USB 経由で PC に取り込むインターフェースを Palmax で使ってみる. わたくしの MD 400 枚の音楽を一元管理する ジュークボックス構想 の実現のためである.

そのデバイスをいきなり購入する度胸はないのでメーカの ショールームにて動作確認をさせてもらった. 要予約.必要な機材は持ち込み.

ショールームの係員のお兄さんの指導に従い, デバイスドライバとアプリケーションをインストール. 機器類をケーブルで接続して,いざ,録音.

録音している最中は音楽をモニターできなかった. MD プレーヤにモニター用のヘッドホン端子でもあればできたのかもしれない. 適当なところで録音をやめて,再生してみる. お,ちゃんと録音されている,いやまて,なんだこのノイズは?

ブチッ……ブチッ……

ほぼ一秒間隔で周期的にノイズが入る.

ショールームのお兄さんと,ああでもない, こうでもない,といろいろ試した結果, Palmax PD-1100 のパフォーマンス不足であろうという結論に達した. 同じ環境で PC だけを別のものに替えると問題なく使えることが確認できたからだ. PD-1100 の中のどこのパフォーマンスが足りないのかは,わからない. USB インタフェースかもしれないし,HDD インタフェースかもしれない. あるいは電源管理が悪さをしていたのかもしれない.

お兄さんいわく:「パフォーマンスの高い PC のご購入とあわせてご検討ください.」

まあ,そりゃそうだよな.PD-1100 のパフォーマンスじゃ, たとえ録音できてもエンコーディングに気が遠くなるほど時間がかかるに違いない. さて,どうすっかな.

※ここで試した MD は音楽が入った状態でレーベルから出荷されたもの. CD からデジタルコピーした MD の場合はコピー禁止機構が働いて録音できないはず.

■2003年 7月 4日

PHS カードをシールド

調子の悪かった CF カード型端末にシールド加工をほどこしてみた.

写真 [] []
(シールド加工前)

写真 [] []
(シールド加工後)

加工といっても,ゼリータイプのスポーツ飲料のパックを切って,テープで貼り付けただけ. このパックのフィルムにはアルミの層があるから Palmax 本体からくる電磁ノイズを,ちょっとは,防いでくれるはずだ.

結果は,前よりはよくなったかな.たぶんよくなったと思う. でも,他の PC で使うときほどは安定していない. ときどきデータの流れが途切れてしまう. 安心して使えるレベルにはなっていない.

ひょっとしたらよくなったと思ったのは「気のせい」かもしれない. まあだいたい,スポーツ飲料なんてものは,「気のせい」を飲んでるようなものだしな.

(追記.
ラミネート(積層加工)フィルムでのアルミの層には「箔」と「蒸着膜」の2種類があることをあとで知った. アルミ箔の厚みは 9 マイクロメートル,アルミ蒸着膜の厚みは 0.05 マイクロメートルくらいだそうで, 大きく違いがある. 放射ノイズに対するシールド能力にも大きな違いがあろうと想像される. レトルト(加圧加熱殺菌)食品の袋は厚いアルミ箔, ポテトチップの袋は薄いアルミ蒸着膜だそうである. わたくしが使ったのがどちらか,よくわからないが箔のほうかと思う. どちらにしても本来の使い方ではないのでシールド能力に不足があっても文句はいえない.
-> 食品包装用プラスチックフイルムの種類と性能、用途 (Kanno)
ずばりシールド用に売られているアルミ箔もあり, 厚みはものによるが数十マイクロメートルというところ.
)

■2003年 7月 5日

熱 ?

今日の PD-1100 は調子がすこぶる悪かった.

2回 × 画面が突然ブラックアウト.まったく入力は受け付けない.でも電源は入っている.
2回 × 突然,勝手にリブート.
2回 × フリーズ.マウスポインタも動かない.
1回 × フリーズ.マウスポインタだけは動く.

わたくしは PD-1100 を毎日使っているのだが, ここ数か月は目立ったトラブルもなく, おかげさまでこのページのネタにもことかくありさまだった. 単なるフリーズというのは珍しくないが,今日はおかしい.

突然ブラックアウト,突然勝手にリブートというのは身に覚えがない. しかも,二度ずつおきている.わずか数時間の間に,まえぶれもなく.

ひょっとして,「熱」か? という不安が心をよぎる.

わたくしはこれまで Palmax の発熱をあまり気にしてこなかった. ノートブック PC が熱くなるのは普通のこと, あたりまえのことととらえていた. 考えを変えたほうがいいのかもしれない.

昨年ハードディスクを壊したときもこんな時期だった. 冷房を使うか使わないかのぎりぎりの暑さ. あのときも,今日も,冷房は使っていなかった.

夜になって涼しくなったら安定して動くようになった. ねんのために冷房をいれて, Palmax の下に水まくらを敷いた.

うまいこと動いているうちにバックアップをとっておくか……. でも,わたくしの勘では,バックアップをとっている最中にきっとまたおかしくなる. そんな気がする.

(追記.どうやら「熱」は関係なさそう.)

■2003年 7月 23日

湿度 ?

このあいだから,わたくしの Palmax は調子が悪い. だいたい日に一度は勝手にリブートもしくはブラックアウトする. どうも熱が原因ではないようすだ. 暑くても動いてることもあれば,涼しくてもブラックアウトすることがある.

ひょっとして,熱ではなく,湿度ではないか.ちょうどいま梅雨どきだし.

ロジックボードにたまったホコリが湿気をおびると電流が流れやすくなって誤動作の原因になる, という話を聞いたことがある.

マシンを分解してホコリを吹き飛ばしてみることにした. 手動のブロワーで,にぎにぎ,しゅこしゅこ.

写真 [] []

マシンを再び組み上げて試運転.

10分たらずでブラックアウト.だめじゃん.

湿度の問題でもなかったのか?それともホコリをとりきれていなかったのか?

■2003年 7月 26日

ホコリは関係なさそう

んー,ちょっと握力たりなかったかなー. あまり使いたくなかったが,缶入りのブロワーを試してみよう.ぶしゅうー.

写真 [] []

組み上げて電源スイッチを入れてみた.あれ?…….立ち上がらない. パワーインジケータは光るのだが BIOS さえ起動しない.そんな殺生な!

一時間ほどほったらかしにしてから電源をいれてみたら,何事もなかったかのように起動した.

ひょっとしたら冷たいエアのせいで結露でもしたのだろうか. 一時間たって乾燥したら立ち上がるようになったと,そういうことであろうか. あくまで想像だけど.

立ち上がるようにはなったけれど,やっぱりブラックアウト. なにも解決していない.

■2003年 8月 9日

辞書マシーン

電子辞書を買った.わたくしの知らない間にブレイクしていたようだ(不覚だ). Palmax の調子がよかったらまだ買わなかったかもしれない. もちろん,辞書専用機が Palmax のかわりになりゃしないのだが.

写真 [] []

-> SR-T5030 (セイコーインスツルメンツ)

はっきり言って不満だらけだ.

決して期待外れだったと言いたいわけではない. わたくしなりに調査検討して不満だらけを承知で買ったのだ.

収録された辞書の内容ではなく,使いかってが気に入らない. ユーザインタフェースが最悪である. まずしょっぱなから文字入力する前にモードを選ばなければいけない. あほか.

一番,気に入らないのは,あれだ,あれ.そう,いつもの,あれ.

「なんでタッチパネルじゃないんだ!」

(追記.このすぐあとにキヤノンからペンとキーボードを兼ね備え発音もする携帯電子辞書が発表された. 収録内容が物足りなかったのでわたくしは興味をもたなかった.)

(追記.台湾や中国製の携帯電子辞書だとそういうのは珍しくない. 中日日中辞典を搭載したものもあるがさすがに英和和英を搭載しているのはまだみない.20040606)

■2003年 8月 14日

VersaPro と わたくし

写真[] []

中古で NEC の VersaPro を購入してしまった.安かったから.

-> VersaPro VA40H/SY (日本電気)

OS も含めてほとんどの付属品が欠品だけれど,バッテリとFDD, それに「ペン」がついてくる.なんとかなるでしょ.

お店の人がバッテリの状態を確認してくれた.死んでいた.消費税ぶんをまけてくれた.ラッキー?

■2003年 8月 16日

VersaPro 苦労日記

Palmax PD-1100 で使っていたハードディスクをそのまま VersaPro につっこんでみたけれど, 前のデバイスドライバがじゃましているらしく,うまく動かない.

画像[] []

Save-To-Disk の領域を確保し直そうとしたらもっとおかしくなった. パーティション情報を壊してしまったらしい. このさいだから OS から入れ替えるか.

[エラーメッセージ]

■2003年 8月 20日

VersaPro ロールアウト

ディスクを初期化して Windows 2000 を入れたら調子よく使えるようになった. ペンもばっちり. そういえばこの VersaPro には指紋センサがついているのだが, そっちのほうはほったらかし.

VersaPro 用に新品のバッテリとメモリ増設用のモジュールを購入. 中古って,安く買ったつもりでもあとで出費があるんだよな.

■2003年 8月 26日

Palmax PD-1100 二度目の修理

VersaPro が使えるようになって Palmax の代わりができた. 調子の悪い Palmax を二度目の修理に出す決心がついた.

台湾 Tidalpower 社にメールを書く. PD-1100 の不具合を説明する英文を考えるのに苦心した. あやふやな症状をあやふやな語学力で伝えようっていうんだからもう,なにがなんだか.

Tidalpower の回答は簡潔にして明りょうだった.

「送り返されたし」

■2003年 8月 27日

記念写真

送り返す前に写真をとる.戻ってくるかな.

写真[] []

前回より厳重に梱包して台湾に発送.

■2003年 9月 9日

修理不可

Tidalpower 「こっちでも不具合を確認したけど修理はできないよ」

■2003年 9月 10日

わたくし「ロジックボード交換できない?」
Tidalpower「ロジックボードは在庫がないよ.」

■2003年 9月 24日

わたくし「じゃあ,そのまま送り返してくれる?」
Tidalpower「いいけどちょっと待って.もう少し調べてみるよ.」
わたくし「よろしく.」

いよいよだめかなー,こりゃ.

■2004年 5月 16日

Lifebook MC とわたくし

中古のビブロ MC を買ってみた. 秋葉原あたりの中古屋にはけっこう出回っているらしい.

-> Lifebook FMV-645MC6C/W (富士通)

今使っている VersaPro と性能はほとんど変わらない. こんなの買って,どうすんだろう,と,自分でも思った.

■2004年 6月 6日

Lifebook MC はうるさかった

写真[] []

Lifebook MC を手ばなすことにした.

だって,ファンがうるさいんですもの.

親戚にもらわれていきました.

■2004年 6月 7日

Flybook - ひさびさにクールなやつが出た!

-> Flybook (江川科技)

-> PC Watch の COMPUTEX TAIPEI レポート

キーボードがちょっと Palmax と似ているかな? (たぶん気のせい)

去年 の COOMPUTEX TAIPEI にも出ていたらしい.

■2004年 6月 8日

浮き足立つ

-> mycompcweb の報道

世界中のバイヤーがひっきりなしにサンプル購入だって? そんな光景を想像すると売り切れが心配になるじゃないか.

■2004年 6月 12日

Flybook 仮ミーティング

PD-1100 購入のときもお世話になった豊島さんが Flybook を輸入すべく交渉をはじめたそうで,こいつをネタに飲み会をすることになった.

[Flybook とらたぬミーティング 2004]

いつも幹事おつかれです,豊島さん.

そういえば今回はPalmax ミーティングではない.なぜなら Palmax が出品されないからだ!

「わたくしの Palmax は修理に行ったっきり帰ってきません.」
「私の MN200X くんも修理に行ったっきり帰ってきません.」


[Flybook 苦労日記]に,つづく.


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