登場人物:
「豊島さん」:木本と同時に PD-1100 を入手した方.
台湾,香港とも同行をおねがいした.
「山根さん」:このページの「香港特派員」を
やってくださっている方.香港で電脳街の案内役をおねがいした.
電脳街,といっても,秋葉原とはぜんぜん趣がちがう. ひとつのビルにたくさんのちいさな テナントが入っていて,どちらかというと電脳ビル とでもいうべきものである. 秋葉原のラジオデパートみたいなビルが 新宿・渋谷・池袋などの街に一個ずつある, というのを想像するのが近いかな. (秋葉原のラジオデパートを知らない方,ごめんなさい.)
山根さんに詳しいページを教えてもらいました: -> 香港電脳街に詳しいページ
まずはモンコック電脳中心 にGO!
「あれ,ない.」
山根さんがおっしゃるには, ついこのあいだまで PD-1100 がおいてあった店 に,それがないという.
残念だが,ま,しかたがない.
気を取り直して, 階段の踊り場にある Palmax の広告看板の前で記念撮影だ!
「そんなー.たしかについこのあいだまでここにあったのにー.」
広告が別のに変わっていた.うろたえる山根さん.残念.ま,しかたないっしょ.
[在りし日の広告の写真] (1999年9月撮影)
ほかの電脳街も,かたっぱしからまわる.
なにしろ一箇所にまとまっていないので, 地下鉄,タクシー,バス(二階建て),路面電車,船まで 使ってまわる. 交通機関で使わなかったのは人力車くらいかな. (うそです.香港に人力車はありません.) わたくしは,どこをどういう順番で 回っているのかぜんぜん理解していない. ただひたすら山根さんについていくのみ.
(後日,山根さんからいただいたご指摘:)
さて、人力車。そーいえば、無いことは無いっす。スターフェリーのセントラル(中環)、チムサーチョイ(尖沙咀) には人力車がいます。でも観光用なので、有るというべきか、 無いというべきか。
でも、乗らなかったのはKCR(香港−広州鉄道、さらに 北京まで繋がっている)とLRT(新界地域を走っている、 新交通というか、路面電車。あの2階建てのとは違って、 こちらは近代的。新界は、九龍半島の奥地の地域)くらい ですね。
なお、電脳街めぐりは、以下の通りでした。
旺角(Mong Kok)電脳中心(ここは前日)
(看板がなくなっていた!ビル1F−3F)
↓
尖沙咀(Tsim Sha Tsui)星光電脳城
(さびれている、スタイラスを買った。FDDのあった所。ビル1F)
↓
銅鑼湾(Cawsway Bay)電脳廣場
(Winライセンス丸見え、ここもFDDあり。ビル10−12F)
↓
灣仔(Wan Chai)298電脳特区
(ロボット買ったところ、ビル1−3F、3Fはアダル卜VCDばかり)
↓
灣仔(Wan Chai)電脳城
(1100が無い!ビル1F)
↓
深水歩(Sham Shui Po、歩は土へん)黄金電脳商城&高登電脳中心
(黄金はVCDばかりのBF&GF、高登はパーツショップ、1F)
香港は1階が0F(GF)、2階が1F、3階が2Fです(英国式)
(山根さん,ありがとうございます.)
途中,何箇所かで 「この店ではある一時期 Palmax があったんですよ.」 と,山根さんから説明をうける. じっとその場所を見つめるわたくし. でも今はそこにはない.
(この店には Palmax の専用 FDD だけが売れ残っていた.)
電脳街では店の入れ替わりがはげしいそうだ. 「うわ,この店一か月もたなかったよ」 とは,山根さんのお言葉.
山根さんによれば, コンピュータソフトウェアの海賊版は一掃されたそうだ. 当局の手入れが厳しいらしい. ビデオソフト,バッグや時計などの 海賊版はあいかわらず横行しているらしい.
わたくしは,マックの店なんて皆無だろうと思っていたが, けっこうある.
Palm や Psion もけっこう,みかけた. 周辺アクセサリも豊富.
US キーボードをそなえた Libretto 110 や CASIO FIVA も けっこうあった. 「US キーボードの FIVA なら 日本に持って帰れば高く売れるぞお.」
AMD の EasyNow! PC もあちこちで売っていた. こんなにかっこいいのに,なぜ秋葉原にない?(その後,2000年1月下旬には秋葉原でもみかけるようになった.)
手のひらサイズのペンタブレットが 手書き文字認識ソフトウェアと バンドルされてよく売れているようだ. 中文キーボードでの中国語入力は, 習得がたいへんだかららしい. なるほど.
トイレはない.
スタイラスとボールペンとシャープペンシルが 一体になったマルチファンクションなペンを発見. この手の商品は気のきいたデザインは少ないのだが, 見つけたのはアルミ剥き出しのサイバーなデザイン.気に入った.
気のきいたデザインで スタイラスにもなるペンといえば, CROSS ブランドの DigitalWriter シリーズ や, ttools 社の executive throttle あたりが有名だが, ここで見つけたのは, MAXBAX とかいう,ききなれないブランド.
値段をたずねる. HK$270 だという. すかさず値切る.200 にならないか. 230 でどうだ.よしそれで手を打とう.
お金を払おうとすると 「赤ボールペンがついて 4 ファンクションなら 250 に してやるが,どうだ.」 などと言い出す.
やられた!まんまとやつらの術中に陥る.
結局 4 ファンクションで 250 を選ぶ.勝ち負けでいうと,負けだ.
ちなみにその 4 ファンクションのやつには 値札がついていて,きっちり 250 と書いてあった.
別の店に同じ商品が陳列されていた. 値札を見ようとすると山根さんがわたくしを つきとばす.「見ちゃ,だめです.」 豊島さんもなにか言っている. 「俺も見なかったことにするよ.」 なんだ.なにがおこったのだ.
(かなりあとで知ったのだが,このスタイラスは ロットリング 社のものとそっくりである.コピー商品だったのかもしれない.)
かたっぱしからまわったが, PD-1100 が売られている店はなかった.
PD-1000 PLUS (旧機種)ならば, 二つの店で,それぞれ黒と紫が売られていた. 「1100 はないの?」とたずねると, 「一か月後」とかいう. こういうのはあてにならない.
一個もないとは,これはいったい?
「香港の Palmax 代理店の人にきいてみましょう.」
というわけで夕食は香港の代理店 SCHOT 社の人と 会食だ!(つづく)
「タクシーに乗るとき,あわててはいけません. タクシーの屋根に頭をぶつけます.」
「タクシーを降りるとき,あわててはいけません. タクシーの屋根に頭をぶつけます.」
(こんな陳列じゃプロダクトキーが盗まれちゃうよ.
ほかの店ではキーをうまく隠していたところもあった.)
(お人形のお店で売っていた,光をあてると暴れるロボット.というより,おもちゃ.)
(上のおもちゃを売っている
お店.)
(「池袋駅貼紙機」なんのことかと思いきや,プリクラ屋であった.)