1999年11月27日
東京,品川の居酒屋「白木屋」にて
Palmax をもっている人と もっていない人が集まって 語り合いましょう,と,そういう会です.
参加人数はわたくしも含めて 3 人. ちなみに前回の香港ミーティングでは 2 人だったから,1.5 倍増だ! しかも今回のミーティングは初めて Palmax の実機が出品されるのだ! 書いててちょっとさびしいが,そういうことで記念すべき日なのだ!
このミーティングの発起人である山根さんが風邪をこじらせて欠席. 香港在住の山根さんが日本に帰国するのにあわせてこの ミーティングをとりおこなうはずだったのに残念である. お大事に!
出席の 3 名は,みな初対面だが, ウェブ掲示板で知っているので 自己紹介は簡単にすます.
とりあえず,「ナマ中,みっつ!」
「かんぱーい.ごきゅごきゅ.それはそうと,PD-1100 は紫が出ないというのは本当?」
さっそく,この話題で盛り上がる.料理の注文もろくにせず.
「台湾からのメールにそう書いてあった.」
「紫は幻になってしまった.黒を買うしかない.」
「でも台湾のことだから,ある日,しれっと紫を出すこともあるかも.」
「期待しない方がいいと思うな.」
「香港によれば,ドッキングステーションの在庫は紫だけらしい.黒がない.」
「そりゃまた.謎.」
「でも黒い本体を買ってドッキングステーションだけ紫ってのも悔しいじゃないか!」
真剣に購入を考えているひとならではのつっこんだ質問. 回答するほうはなんだか頼りない.
Q. 実際のところ,電池はどのくらいもつの.
A. 計測したことがないのですが,1時間がいいところかな,というところです.
Q. パソコン工房で PD-1100 を扱う予定とかいう話はどうなったの.
A. それはねー,あてにしないほうがいいと思うよー.
仮に扱うとしても 1000 PLUS の在庫が全部はけてからでしょう.
Q. PD-1100 と旧機種の間ではドッキングステーションなど周辺機器の互換性は.
A. イギリスの代理店の
ページによれば,大丈夫だそうです.
唯一互換性がないのがメモリモジュールだとも.
PD-1100 は SDRAM,旧機種は EDORAM という違い.
旧機種は ThinkPad 235 などのメモリを
流用することができましたが,1100 ではだめかもね.
Q. 周辺機器として,まず買うべきはネットワークインタフェースか.
A. そうですね.CD-ROM や FDD よりもネットワークのほうが役にたつでしょう.
Q. 黒の PD-1100 は ThinkPad の黒とは違って,指紋や手脂がめだつときいたが.
A. 今日,病欠した山根さんの話ではそうなんだそうですね.
イギリスの代理店の
ページの写真では
手の跡のようなむらがうっすら見えます.
Q. 紫がだめとすると,銀はいつごろ?
A. 豊島さんが得た情報によれば 3 か月以内にはでない,らしい.
木本の勘では,そーとー,先の話になると思うなあ.
Q. はっきりしないんだ.
A. んむー.Palmax に対しては「期待しない」という姿勢が大事
なんじゃないかと.
(参加者のロック氏.PD-1100 の入手を検討中)
Palmax のほうが少し厚い.奥行きも少し大きい. キートップの大きさは Libretto 30 より Palmax のほうが ずっと大きい.
外装はよく似ている.Palmax の外装は見るからに Libretto を 参考に作られたふしがある.
バッテリは共用できない. わかっていたけど交換して押し付けてみた. 当然,はまらなかった.
(英国の代理店 Amherst のページにもっと鮮明な
写真があります.)
豊島さんの携帯電話は赤外線内蔵のノキア NM207 だ. これが噂のアレか,と,わたくしも実物を見るのははじめて. NM207 は赤外線でノートパソコンとつながるので PC カードも USB も RS232C コネクタさえも 必要としない. モバイルな人たち,特に Palm/WorkPad ユーザ達の 間では絶大な人気を誇る. (Palm/WorkPad 用のモデムや携帯電話インタフェースは非常に高価なのである.)
豊島さんの Libretto 30 と NM 207 を使ってウェブ掲示板に書き込んでみた. 目に見えないけれど,Libretto 30 と NM207 が赤外線でつながっている. 目に見えないけれど,NM207 から電波でインターネットにつながっている. Libretto 30 を操作しつつ,ついつい,画面をつついてしまうわたくし. 「それは Palmax じゃありません.」
(幹事の豊島氏.PD-1100 の人柱を志願.)
夜もふけてサミットは閉幕.共同声明を発表.
「紫の PD-1100 も作ってくれよ!!」
"Bring Purple PD-1100 to the World, PALMAX!"
おつかれさまでございました.
わたくし木本は Palmax の不具合やら苦労話で笑いをとっていました. そのときはうまく話を弾ませることができたと思っていたのですが, 今,思い出すと,わたくしがなにか言うたびにだんだんと お二人の笑顔がこわばっていったような気がします. 気のせいでしょうか.
これにこりずに,次もきてください.
(報告者の木本.紫 PD-1000 のオーナー.PD-1100 への乗り換えを画策.)